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第1章「やる力、やらない力、望む力」 | スタンフォードの自分を変える教室 (毎週日曜日更新)

スタンフォードの自分を変える教室、という本をご存知だろうか。
有名な本なので、読んだことがある人が多いかもしれない。
家の本棚にあったのだが、さらっと読んでおざなりにしていたので改めて読み返してみる。

これは「意志力」に関する実際の講義を収めたもので、10章に渡って構成されている。一つの章が一つの講座を扱っているので、1章に書いていることを1週間かけて実行し、翌週は次の週に書いていることを実践、という寸法だ。

なので、今日は第1章「やる力、やらない力、望む力」をまとめて、1週間かけて実行していこうと思う。


第1章「やる力、やらない力、望む力」

遡ること10万年前、私たちの先祖が生きていく上で重要なことはほんの僅かでシンプルで、以下のようなものに集約されていた。

①食料の発見 ②繁殖 ③凶暴な動物との遭遇を避ける

しかし時代が進むにつれ、社会は複雑性を増し「意志力」と呼ばれる自分をコントロールする力が必要になった。自分の欲求にただ従うだけでなく、自制心が求められるようになったのだ。

意志力をコントロールしているのは、脳の「前頭前皮質」という部分で、この働きにより、本来ソファでゴロゴロしている方が楽なのに、起き上がってエクササイズを始めたり仕事に出かけることが可能になる。

前頭前皮質は主に三つの領域に分かれており、
それぞれが「やる」「やらない」「望む」の働きを受け持っている。

前頭前皮質の上部左側の領域は「やる力」を司る。
そのおかげで、退屈な仕事や難しい仕事でも、ちゃんと着手して、やり続けることができる。

反対の右側は「やらない力」をつかさどっており、衝動や欲求を感じてもすぐに流されないようにする。
そのおかげで運転中に携帯のメールを見たくなっても我慢して、わき見運転をせずにいられる。

これら2つの領域は、ともにわたしたちの行動をコントロールしている。

3つめの領域は、前頭前皮質の中央の少し下のほうに位置しており、目標や欲求を記録する場所です。これによって、わたしたちの「望むこと」が決まる。
この部分の細胞が即座に反応すればするほど、行動を起こしたり、誘惑をはねのけたりするモチベーションが上がる。
前頭前皮質のこの領域は、わたしたちが本当に望むことを忘れず、たとえ脳の残りの領域が「食べちゃえ!飲んじゃえ!買っちゃえ!」と叫んだとしても、目的を忘れたりしない。

このように、わたしたちの脳内にはいくつもの自分、「もう一人の自分」が存在している。

第一のルール「汝を知れ」

▼ 選択した瞬間を振り返る

現代社会では情報量が多く、ただでさえ気が散るもので溢れている。
「人は気が散っている時ほど誘惑に負けやすい」という研究結果が出ているように、考え事で頭がいっぱいだと、つい買わなくてもいいものも買ってしまったりすることがある。(わたしにも覚えがある。)

自己コントロールを強化するには、まず自己認識力を高める必要がある。
1日分でもいいので、その日に行った選択を振り返ってみる。
「自分がいつ目標を達成するための選択、あるいは妨げてしまう選択をしたのか」を分析してみる。


▼ 5分で脳の力を最大限に引き出す

脳もトレーニングすると鍛えることができる。瞑想をすると前頭前皮質への血流が増え、速く働くことができるようになる。
瞑想のやり方は以下の通り。

① 動かずにじっと座る
② 呼吸に意識を集中する
③ 呼吸をしている時の感覚を掴み、気が散り始めたら意識する

瞑想を繰り返すことで、目標から遠ざかっている自分を目標に引き出すことができるようになる。

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まずは1週間、選択した瞬間の振り返りと瞑想(こっちはしっかりできるか分からないけれど)を試してみます!



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