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話し言葉と書き言葉

ケータイのフォルダを開くと、たまたま誤作動で撮れた動画が収められていた。
時間にして、およそ4分弱。どうやらどこかボタンを間違えてビデオが起動してしまったらしい。

撮っている間まるで気付いていなかったので、そのビデオの中にはわたしと友人の会話の一部が残っていた。
なんだか本当に他愛のない話なのだけれど、あらためて聞いてみると面白い。
自分の普段の会話ってなかなか客観的に聞く機会はないけれど、こういうひょんな機会を得て聞いてみると、割合に支離滅裂なことを言っているなということがわかる。

書き言葉と話し言葉は違う。
例えば電車の中で、例えばカフェの中で、他の人々の話に耳を傾けてみると、文章として成り立っていなかったり、会話が噛み合っていなかったりということが往々にしてある。話し言葉を寸分違わず文字起こしをするとしたら、かなり読み苦しい文章になってしまうだろう。

逆に、素敵だなと思う言葉を話す人は、話している言葉をそのまま文字に起こしたとしても文章として綺麗なものが成立するような話をする人のような気がする。

なかなか難しいけれど、自分の口から発せられる言葉はいつ文字に起こしても大丈夫なような綺麗なものでありたいし、そんな言葉を話せるように丁寧に一語一語文章を書いていきたい。

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