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英語発音イントネーションとリズム: シェイクスピアのリズムそれとも俳句のリズム?

英語らしいリズムとは?

シェイクスピアのハムレットに

“To be or not to be.”

という有名な言葉があります。

実はこの言葉には心臓の鼓動のリズムが使われているそうです。

日本語ではドッキン、ドッキン、英語では、”lub dub, lub dub” とか“Ba bump, ba bump”などと言います。

リズムは、♪ ♩ です。弱い強い、短い長いのビートです。

シェイクスピアはこのリズムを使って名作を書きました。

It’s in the lines he writes.
Ba bump, ba bump, ba bump.

リズムにのって大文字のところを少し強めによんでみましょう。

It’s IN the LINES he WRITES.
Ba BUMP, ba BUMP, ba BUMP.


シェイクスピアのお気に入りは弱強五歩格!

英語で、iambic pentameterという韻律は、1拍を1音節として、アクセントの無い音節(弱)とアクセントのある音節(強)が交互に現れるのを5個セットにした韻文の形式です。これがシェイクスピアが最も有名なセリフに使ったお気に入りの韻律だったと言われています。

タタン タタン タタン タタン タタン

If MUsic BE the FOOD of LOVE, play ON.

韻律分析

シェイクスピアの台本の内容は意味をつかむのは難しいですが、実は彼の作品の本質は台詞の音楽性にあります。言葉のリズムと響きを楽しむことができるのです。

英語を正しく発音するにはまず、音節の数を合わせることが大事です。たとえば rhythm (rhy-thm)という単語は二音節です。2つの内どちらの音節にアクセントがあるかでリズムが変わります。辞書で調べれば、アクセントの位置が確認できます。Rhythm の場合、rhy にアクセントがありますので長く強めになります。このように音節の強いところに印を付けていくことを韻律分析と言います。

シェイクスピアを専門にやっている劇団の俳優さんたちは韻律分析をして韻文を読む練習します。そのようにして、シェイクスピアが意図したリズムを使うことによって、強調したいところを効果的に伝えることができるのです。

この弱強五歩格は私たちの体に馴染み深い心臓のリズムを使って、重要なメッセージを引き立てています。弱強5つのセットという長さも、短すぎず長すぎないので、リズムが自然と身につきやすく覚えやすいのではないでしょうか?

「弱強」それとも「強弱」のリズム?

強と弱をひっくり返すと、弱強ではなく「強弱」五歩格となります。「強弱」のリズムは元気の良い子供の歌など nursery songs に使われています。Twinkle Star は強弱四歩格です。(4セット)

タンタ タンタ タンタ タンのリズムです。

TWINkle TWINkle LITtle STAR.
HOW I WONder WHAT you ARE.

UP aBOVE the WORLD so HIGH.
LIKE a DIAmond IN the SKY.

TWINkle TWINkle LITtle STAR.
HOW I WONder WHAT you ARE.

発音のコツは、ビート(拍)の強い音節はしっかりはっきりと母音を発音しましょう。ビートの弱い部分の母音は地味に口を小さくして発音します。息の量も半分以下で十分です。


俳句のリズム

私たち日本人にとって馴染みの深いリズムは、三三七拍子や五七五の俳句ですね。日本語のリズムと英語のリズムを比べると何がわかるでしょうか?

俳句のリズムは、

音節が五つ、七つ、五つで、

タタタタタン
タタタタタタタン
タタタタタンです。

節の最後のタンには半分休止が含まれています。シェイクスピアのお気に入りの「弱強」リズムとは反対に日本語のリズムには「強弱」のリズムになる傾向がありますが、日本語のリズムの強と弱は決まっていません。

英語のリズムと日本語のリズムを比べてみましょう!

タタタタタとタンタタンタタンのリズムを比べてみましょう。

タタ タタ タン、
タタ タタ タタ タン、
タタ タタ タン。

(5音節、7音節、5音節)

タンタ タンタ タンタ タンタ タン、
タンタ タンタ タンタ タンタ タン。

(強弱五歩格 X2)


どちらの方が急いでいるように聞こえますか?私の印象では、俳句のリズムは小股でサササと歩く足音のイメージです。英語のリズムの方は、お馬がパッカパッカと歩いているようなイメージではないですか?

実は、私たちの話す英語は母国語の言語のリズムによって大きく影響されます。多くの日本語話者の英語は早口でリズムが日本調です。これが原因で私たちの英語が非常に伝わりにくいものになるだけではなく、キツくて冷たい印象を与えてしまいます。特に緊張して顔がこわばっていたらなおさらです。

さらに私が気がついたことは、日本語リズムで発音すると息の使い方が変わって、 子音の発音が難しくなります。日本語リズムでの息づかいは英語のはっきりした子音を出すには適していないことがわかります。

英語をより流暢にしゃべりたい方は、英語のリズムに合わせたゆったりとリラックスして話す方法を身につけましょう!特に、英語を話すとすごく疲れる方、どの音節で息を節約できるかを学ぶなら、エネルギーを必要以上に消耗しなくてもよくなりますよ!

俳句ポエムを作って英語リズムに乗りましょう!

最後に、最近作った俳句ポエムを一つご紹介させてください。一つは日本語リズムで、一つは英語のリズムで読んでみます。息づかいの違いが聞こえますか?

Numbers keeps the vibe.
Haiku has the rhythm of
Five and seven, five!


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