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さて今日はクリスマスイブですね。窓から見える東京の景色はあいにく快晴です、ホワイトクリスマスじゃないですね。今年のクリスマスはお家で過ごす方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

北欧のクリスマス、ヨーロッパのクリスマス

北欧というかここもヨーロッパですので、恋人たちというよりは家族で過ごすことを大事にしています。フィンランドはお墓まいりに行く方もいらっしゃるそうですよ。先日オンラインでデンマークと繋いでイベント開催したましたが、デンマークではクリスマスは特に家族と過ごす特別Hyggeヒュッゲな時間だそうです。

この時期にはデンマークとスウェーデンの2カ国の北欧にしか行ってことがないのですが、街中クリスマスイルミネーションで美しく輝いていました。

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写真はデンマークのロイヤルカフェ中庭にあったクリスマスデコレーション、サンタ洗濯中?!

そう言えば大昔留学していたイギリスでも家族で過ごす大切な時間だとハウスシェアしていたイギリス人が教えてくれました。(遠回しにアキコは帰る家がないのかと言われたわ。)

この時期必ず思い出す言葉

それはスウェーデン、ストックホルムでのこと。日がすっかり落ちて真っ暗な中、雪も降りだし日本人の私にとってはもうホテルに帰りたいバッドコンディションwそんなことはお構いもなくストックホルムを張り切って案内する友人トミー。
トミーが大きな建物の前で足を止めました。集合住宅らしき4階建てのシンプルな建物。
「ここは生活支援が必要な人たちが住むアパートなんだよ。税金で賄われています。」
外観はスウェーデンらしいシンプル様子でしたが各窓から見える明かりはスウェーデンクリスマス特有の星型のライトが照らし出されアドベントキャンドルもちほら、各窓クリスマスデコレーションが施されとても華やかな印象でした。トミーの説明がなかったらここが生活保護支援が必要な方々の住まいだなんて全く気づいていませんでした。

私は彼との会話の中で

「日本だと何らかの保護支援のアパートはこんなにもクリスマスデコレーションをしないと言うか・・・すると周りが色々言うのでなるべく質素に見えるように窓辺は飾らないんじゃないかなあ・・・飾れないと言うか・・・」

「どうして??クリスマスは誰でも平等に楽しむ権利があるでしょ。彼らこそ頑張っているんだからクリスマスを楽しい時間にしなくてはいけないと思うよ、どうしてクリスマスデコレーション楽しんだらいけないの??」

私これを聞いた時、なんてスウェーデンは成熟社会なんだろう…と福祉大国北欧の思想に心苦しくなったことを覚えています。
当たり前のことを言っているだけなのに。すごいと感じる。

裏返すと、シンプルに当たり前のことを言えない今の日本の生きにくさを表しているのではないでしょうか。

平等って何だろうね。憲法十三条日本もあったよね…今年はなお一層…

この時期、煌びやかなクリスマスイルミネーションを見るたびにあのストックホルムのアパートを思い出して、鼻の奥がツンとする。

今年もよく頑張ったまた来年!

でもこれは悲観じゃなくて、よし日本まだまだ改善の余地あり!と決意新たに来年も北欧押しで行こうと誓う日なのだ。まずは私のできることから、暮らしと住空間から相変わらず色々お伝えして生きます。私は北欧に住んではいないけれどだからこそ、日本人ならではの気づきもたくさんあると思っています!

我が家でも今日は家族でクリスマスディナーをいただきます。コロナ禍のおかげ?!で夫も早い時間から家族水入らずで過ごせそう。私が準備できるかどうか最大の心配。ケーキは注文してあるもんねw

メリークリスマス、素敵なクリスマスになりますように。

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