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Buddies同士の対立、何が起こったのか?②どうやって考えるか

この章はどんな方法でBuddies同士の対立を観察していくかについて説明します。直接的にこの話題には関係ないので、興味がない方は③へ進んでください。

今回は『システム思考』というツールを用いていきますので、これからこの「システム思考」についてお話します。

とはいえ、僕もシステム思考にめちゃくちゃ詳しいわけでは無いので、ざっくりと説明していきます。

システム思考とは?
かなーり端折って説明すると、何か問題が起こった時に、出来事や要素だけを観察するのではなく、その問題が起こった『パターン』や『構造』さらにはその構造に関与する利害関係者の『心理的要因』なども観察していく思考方法になります。
少々わかりにくいかもしれませんが、大切なのはこの次です。
なのでここはスルーでも構いません。詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください↓

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方 
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なんでシステム思考なのか?
さて、数ある物事の考え方がある中で、なぜシステム思考なのか?です。

それはシステム思考が
『みんなが問題だと認識しているのに、それがなぜ解消せずに何度も発生するのか?』という課題に適しているからです。
今回のような『アイドルファン同士の対立』は誰も望んでいません。しかし櫻坂46や欅坂46に関わらず色んなところで何度も発生していると聴きます。

皆んながそうなりたくないはずなのに、なんで?

まさに今、この状況なのです。


どうやってやるのか?
システム思考は主に、
ストーリーの整理⇨課題設定⇨時系列の把握⇨要素間の繋がりの観察⇨効果のある介入策の考案と実施というようなプロセスを踏みます(必ずしもこの順番ではなく、行ったり来たりすることもあります)。
今回もこの手順で進めていきます。

まずストーリーですが、これは①に記載した通りかと思います。

次に『課題設定』です。
この課題は『なぜ◯◯なのにも関わらず、✖️✖️なのか?』という文章で書くことが推奨されています。
なので今回は『なぜ個々人が最高のライブ体験をしたいと思っているにも関わらず、Buddies同士で対立してしまうのか?』としてみました。
今後進めていくうちに変わる可能性はありますが、ひとまずこれで進めます。

続いて『時系列の把握』です。
今回はBuddiesのライブにおけるロイヤリティの変化を変数として時系列を整理しました(下図)。

今回は対立した2つのBuddiesをAとBとします。

まずライブが始まります。AもBも互いにライブで盛り上がり、一体感を増していきます。しかしある契機があり(今回でいえばペンライトの緑待機もしくはメンバーの表情や泣き声などでしょうか)2つのグループは対立しはじめました。AはBの言動(主にペンライト待機)を批判し、Bは自身の行動の正当性を主張していきます。
その結果2者間に大きな溝ができてしまいました。

こんな感じです。
時系列パターングラフとしては、かなり粗末なものですが(笑)

ちなみにこれはライブ中だけでの時系列ではなくライブ後も含まれています。

次に、この時系列的な変化を、ループ図というツールを使って観察していくことにします。それが『要素間の繋がりの観察』、本題になります。

これ以降は、メインの内容になるかと思うので、次章でお話しします。

読んでくださってありがとうございました。

③へ続く https://note.com/lafstyle/n/n99ff99600c7b

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