何をすれば良いかを伝える
何かできていないことが目についた際、そのままできていないことを指摘するということは、ありがちな関わり方です。
例えば、廊下を走っている子がいたとします。「走らないよ」と伝えるのは、よくあるパターンですね。
しかし、伝えられた側は、きちんとその指摘を活かせるのでしょうか。というのは、この世に「〇〇しない」という動作は存在しないからです。
指摘ではなく、してほしいことを伝えてみてください。この場合は「歩くよ」ですね。
「勝手に取らないよ」ではなく「貸して、だよ」、「叩かないよ」ではなく「優しくだよ」「言葉で伝えるよ」といった具合にです。
本人にどのように行動してほしいのかを伝えるようにすると、指示が通りやすい場合があると思います。反発しているのではなく、伝わっていない、どうしたら良いのか分からない、ということが起こっているのかもしれません。
一度で全ての行動が望ましい方向へ変わるといった魔法はありません。地道に根気よく伝え、理解を促し、習慣化を目指していきましょう。
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