まずは欲張らずに取り組んでみる

発達を促したい時、ついつい焦ってしまい、少しできるとあれもこれもとどんどん取り組ませたくなることがあるのではないでしょうか。例えば「ここまでやってみよう」と提案してすぐに達成した場合、「じゃあもう少し、ここまでやってみようか」と促すことはありがちです。

しかし、その前に一度立ち止まってみてほしいと思います。目に見える発達と同様に、本人の内面にある様々な気持ちやモチベーションも、まだ形成段階なのです。

先ほどの話は、信頼関係がすでに築かれていれば、一度や二度なら成り立つかもしれません。しかし常用すれば、そのうちに話が違うと感じ、嫌気がさして、最初の「ここまでやってみよう」という提案自体の受け入れを拒否するようになってくるでしょう。約束を守るように普段から言ってくるはずの相手が、約束を守っていないのではないかと感じるはずです。

やる気を引き出すには、相手から信頼を獲得している必要があります。信頼関係とは、築くまでに時間が掛かるものです。まずは信頼関係を構築するつもりで欲張らずに、約束を守りながら、少しずつ進めていくことをオススメします。

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