投げ掛ける言葉でその子の評価が変わる
子どもへ声を掛ける際、どのような言葉を選んでいますか。
一対一で話す時の言葉選びはもちろん重要ですが、周りに関係性のある人がいる場合には、より一層慎重になった方が良いでしょう。どのような言葉を掛けているかで、その子に対する周囲の評価が変わってくるからです。
例えば、一人で思い出し笑いをしている子がいたとします。その子に対して、みんなの前で「一人で笑っているなんて変だよ」「気持ち悪いよ」と言うとどうなるでしょうか。その子の評価は、変な子で気持ち悪い子、となってしまうかもしれません。
しかし、「いつも笑顔だね」「何か楽しいことを思い出してるのかな」などの言葉を選ぶと、どうでしょうか。同じ姿の子でも、周囲の人たちは、前者よりも圧倒的に好印象をもつことでしょう。
周囲の人たちは、その子に対して、総合的な判断で印象を決定していきます。その子の姿だけでなく、身近な大人の関わり方によっても、印象は変わってくるのです。
そして、周囲の人たちが自分に対して好意的な印象をもっているかどうかは、本人にも十分に伝わります。
声を掛ける側にとっては、もしかすると慣れるまでは難しい作業かもしれません。他者がいるいないに関わらず、小言の一つでも言いたくなることもあるでしょう。
余力がある時で良いので、前向きに変換した言葉を掛けてみてください。数年単位で徐々に思考自体が変わってきます。
本人にとって心穏やかに過ごせる環境は、ある程度は周囲の人たちの関わり方次第で印象を作ることができるのではないかと思います。
少しずつで大丈夫なので、頑張りすぎずに取り組んでみてください。
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