人間という動物として、生きものに生息地をお返しする「GIVE SPACE」の挑戦【Pop-Up Creative Class #10】

欧州で活躍するゲストをお招きし、さまざまなインスピレーションと学びの機会を提供するPop Up Creative Class。オンライン開催10回目のゲストスピーカーは、ベルリン在住のエコロジカルアーティスト・井口 奈保（いぐち なほ）さんです。

現在、SDGsをはじめサステナビリティの重要性が強く謳われています。しかし、組織でも個人でも、日々実践することの難しさを感じている方は多いのではないでしょうか。地球環境やほかの生きものがよりよい状態になるために、私たちはどのように生き方や暮らし方を変え、実践していけばいいのでしょうか。

井口さんは、人間が他の生きものたちに生息地（スペース）を返していく新たな都市デザインの実践方法論「GIVE SPACE」を提唱しています。今回のPop Up Creative Classでは、生きものに生息地を返していくとはどういうことか、また地球環境や人間自身にどのような影響があるのか、そして「GIVE SPACE」の開発に至った井口さんご自身の経緯、そして持続可能な未来につながる具体的な実践方法についてご紹介いただきます。

GIVE SPACEはリジェネラティブ思考、バイオフィリックデザイン、コミュニケーションプロセスデザイン、エコロジカルアート、明晰性の訓練の5つのスキルから成り立っており、今回のイベントではリジェネラティブ思考、バイオフィリックデザインに少し触れてみるワークもご用意しています。

▼ 井口奈保さんが制作予定のショートエッセイドキュメンタリーフィルム”Journey to lioness”のティーザー映像

プログラムのタイムライン

※ 事前にご用意いただくものがありますので、最後までご確認ください。
※18:55目処にご入室ください。

19:00 - 19:15　Pop Up Creative ClassとLaereの紹介
19:15 - 19:45　井口さんプレゼンテーション（ストーリーテリング、GIVE SPACEの紹介）
19:45 - 19:55　ミニQ&A
19:55 - 20:25　ミニワーク（リジェネラティブ思考、バイオフィリックデザインに触れるアートワーク）
20:25 - 20:40　ワークのリフレクション
20:40 - 20:50　 Q&A
20:50 - 21:00　ラップアップ

※ 内容は一部変更の可能性がございます。

日時、場所

日程：2022年7月28日（木）
時間：19:00〜21:00
開催方法：Zoom ※ リンクは視聴ページからご確認ください。
定員：50名(先着順)
参加費：1,000 円

持ち物：紙（罫線がないものがお勧め）、ペンやマーカー、クレヨンなど色とりどりな筆記用具

▼ お申し込みはこちらから

人間という動物として、生きものに生息地をお返しする「GIVE SPACE」の挑戦【Pop-Up Creative Class #10】

こんな方におすすめです

・サステナビリティやリジェネラティブについて理解したいと思っている方
・持続可能な未来に貢献したいが、何から始めるべきか定かでないと感じている方
・GIVE SPACEという方法論に関心・好奇心を抱いた方
・地球にも、人間にとってもいい状態（ウェルビーイング）とは何か、探求したい方

ゲストスピーカー

● 井口 奈保（いぐち なほ） 氏
エコロジカルアーティスト / GIVE SPACE提唱者

2013年ベルリン移住。働き方、住む土地、時間、お金、アイデンティティ、街との関係性、地球エコシステムとの連環。どういったスタンスでどう意思決定するか？都市生活のさまざまな面を一つ一つ取り上げ実験し、生き方そのものをアート作品にする。近年は南アフリカへ通い、「人間という動物」が地球で果たすべき役割を発見、その実践を「GIVE SPACE」というコンセプトに集約し方法論を構築中。また、「GIVE SPACE」を広く伝えるための物語「Journey to Lioness」を映像やイラストレーションで制作。ベルリン市民とともに進めているご近所づくりプロジェクト「NION」共同創始者。またアーバンネイチャーを守り、増やすために、世界中の都市をまるで国立公園のようにしていこうとするロンドン発のグローバルムーブメント、「ナショナルパークシティ」のベルリン共同創始者。

ナビゲーター

● 花田奈々（はなだ なな）
株式会社Laere コミュニケーション・ディレクター

大学卒業後、IT企業にてメディアプロモーションの提案、進行を担う広告営業に従事。その後、スクール事業を展開するスタートアップで教材開発やコンテンツ制作に携わる。2018年 Laere Academy「クリエイティブファシリテーション&リーダーシップコース」修了。2019年にデンマークの全寮制教育機関・フォルケホイスコーレに留学し、デンマークの生活や文化、教育哲学を学ぶ。留学中にwebメディアにてデンマークの生活に関するコラム、インタビューを寄稿。レアでは学びのデザインやファシリテーション、ビジネス誌『WORKMILL』にて連載「Designing X in new normal age」等の執筆を担当している。

Laereとは？

株式会社レア（Laere）は、「人の想い」から始まるプロジェクトを北欧社会のエッセンスを取り入れながら、引き出し・支援し・実現する、共創型アクションデザインファームです。「様々な人や組織のアクションを誘発するようなパワフルな経験デザイン」を通して、自分の想いを語り、他者に感情移入し対話を繰り返しながら、個人視点を飛び出し、社会全体に想いを寄せる。そんな、社会が少しだけ豊かになるような「小さくても確かなアクション」を手と頭と心を使って継続的にとっていく「Co-Creative Activist」を育成・支援をおこなう。「LEADERSHIP DESIGN」「VISION DESIGN」「PROJECT＆PROCESS DESIGN」「COMMUNITY DESIGN」「PRODUCT ＆SERVICE DESIGN」の5領域を軸に、デンマークをはじめ北欧諸国への視察や、ワークショップの企画運営など、多くの公的機関や企業等組織の次世代リーダー育成支援を行っている。

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人間という動物として、生きものに生息地をお返しする「GIVE SPACE」の挑戦【Pop-Up Creative Class #10】