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『Hej! Laere vol.14』 :レアより新年のご挨拶- 2022年のスタートは「対話」から -(2022年1月配信)

本ニュースレターは、1月20日に配信しています。

新年の目標を共有し、目に見えるカタチにする「レア対話会」


営業開始日の翌日、1月7日にレアメンバーでオフィスにて対面し、対話会を開催しました。対話会では「2022年の目標」をテーマに、個々人で曼荼羅チャートを作成。それぞれの目標とアクションをチームで共有しました。曼荼羅チャートとは、達成すべき目標とそれを達成する手段を具体的に書き出し、整理するためのツールです。先日MVPを獲得した大谷翔平選手が高校時代に作成した曼荼羅チャートは大変精巧だと話題にもなりました。

曼荼羅チャートには仕事、プライベート両方の目標を書き込み、お互いがさらに発展するためのフィードバックを送り合いました。レアで働くうえでは、個人の強みや全体性を尊重することで事業と個人の成長に貢献したいと考えており、日頃から仕事とプライベートを越えてお互いの近況や想いを伝えあうことを大切にしています。

また対話会の締めくくりとして、お正月行事の書き初めを実施しました。曼荼羅チャートで掲げた目標をもとに、それぞれの想いや願いを丁寧に文字を落としていきます。メンバーからは「書き初めは中学生ぶり!」との声もあがり、懐かしい行事に胸を踊らせながら、自分や他者の想いに向き合う有意義な時間となりました。新年の願いを忘れないように、最後にはオフィスの壁に一人ひとりが書いた書き初めを貼りました。なんだか、懐かしき学校の教室のような風景です。

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読者の皆さまは、今年どのような目標を立てましたか? 新年に立てた目標は目に届くところに飾ったり、家族や友人と語り合ったりしながら、ときどき新年の目標を見返してみてはいかがでしょうか。きっと一年を通して、フレッシュな気持ちを思い起こせるはずです。

Voice from Finland

アアルト大学に留学している吉田真理子さんがフィンランドから最新北欧トピックをお届けする連載コーナーです。

アアルト大学院の授業の特徴
Moi(こんにちは)!
皆さま、初めまして。フィンランドのアアルト大学に留学している吉田真理子です。

アアルト大学ではNordic Visual Studies and Art Education(NoVA) という修士プログラムで勉強をしています。アートや感性の要素をどうやって企業研修に取り入れ、チームビルディングにつなげていくかを研究しています。

Voice from Finlandでは「共創」「ウェルビーイング」をテーマにフィンランドでの学びや体験をお届けしたいと思います。

2021年の夏から少しずつ授業が対面で行われていくようになり、現在は授業の半々くらいが対面です。オンラインと比べて対面の方がクラスメイトとも友情を深く築けるなと実感している日々です。

今回は私が勉強しているアアルト大学の授業の大きな特徴をご紹介したいと思います。アアルト大学だけではなく、フィンランドの教育方針に共通することでもあるかもしれません。

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サマースクールのグループ発表の様子

豊富なグループワーク、共創の機会
授業は知識の詰め込みではなく、課題について深く考えること、クラスメイトとディスカッションすること、グループワークにとても時間をかけているなと思います。面白い視点や議論を活性化させる質問はとても喜ばれます。

様々なバックグラウンドを持ったクラスメイトとグループワークをすることは、思考の柔軟性のトレーニングになります。最初はお互いの考え方の擦り合わせから入り、議論を重ねるごとにそのグループの思いが出来上がって、一つのものを共創していくという流れがあります。教授もそういった流れをうまく誘導するように授業を組んでいます。

先生と生徒の距離感が近い
フィンランドでは大学院を出ていないと先生になれず、とても人気で尊敬されている職業です。まず教授も生徒と一緒に学ぶ、という姿勢を感じます。

教授は生徒の疑問に思っていることや、やりたいことにヒントを与える役割に徹しています。たとえ私が初歩的な質問をしたとしても、それに対して教授はいやな顔一つすることなく丁寧に答えてくれます。ありがたい・・・!

フィンランドは立場など気にせず皆が意見を言い合える環境が整っています。代表的な例として、先生の名前を苗字ではなく名前で呼ぶことも距離がとても近いことを感じます。

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NoVAのメンバーで修士論文の授業の様子、左奥が教授

生徒と教授のウェルビーイングを大切に
大学院には多様な学生がいるので、状況に応じて柔軟に対応してくれます。子どものお迎えがあるお母さんは早く授業を退席でき、仕事をしながら大学に通っている人は、授業を受けられない時は、事前に教授に言えば授業の録画をしてくれ、動画をもらえます。いろんな形で生徒に合わせてくれるので、無理をすることなく、授業について行けなくなることも少ないです。それは生徒のウェルビーイングを配慮していることなんだと感じます。また授業の進行は生徒に聞きながら進め、必要であれば修正をするという教授もいます。人数が少ないからこそ個人に合わせた丁寧な教育ができるのかもしれません。

これからも引き続き、フィンランドの大学院での学びや発見をお届けしていきます!
フィンランド留学にご興味ある方は私個人のnoteもご覧いただけたら嬉しいです。

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アート学部のキャンパスVäre、クリスマスマーケット

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『Hej ! Laere』は、毎月届く、株式会社Laere(レア)からのお便りです。レアの最新情報やレアで話題になっている北欧トピックについて、皆様にこっそりお届けしていきます。”Hej(ヘイ)”はデンマーク語の「こんにちは」で、”Hej Hej(ハイハイ)”とふたつ重ねると「バイバイ」という意味になります。

またお会いしましょう!Hej Hej 👋

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