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開発秘話06:メインキャラの生き様を考える。

前回、登場キャラクターの背景を考えるという話をはじめました。

シナリオに直接書かれる部分ではありません。
まさに「アプリの中に入らなかった話」です。

当アプリのヒロイン「シンデレラ」に関して言えば
亡くなった実の母親と父親
を考えてみようと思います。

実の母親に関して言えば、原作のシンデレラでもほとんど登場しません。

つまり、好きに設定し放題です。

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意地悪な義理の母と姉たちが、
父親の死後もドレスを新調したことを考えると
シンデレラ家(父親)はそれなりに裕福だったと考えられます。
というか、そういう設定にします。

シンデレラがいきなりお城に参戦して王子様とダンスを踊れたことを考えると、母親は相当教養のある人だったと思います。

シンデレラに子供の頃からダンスや音楽(リズムのとりかた)の教育を与えていたと考えられます。
となれば、きっと字の読み書きも教えていたことでしょう。

生活水準は高いと思います。

そこからの転落ですから、
義理の母と姉に殺意くらい抱いてもいいような…
そういうストーリーも作れそうですね。

今回は殺意を抱かなかった世界観を選択したので
そんな程度では怒らない心の優しい娘。という思考・性格になります。


さて、生活水準の高かったはずのシンデレラが
両親の死後、召使のような扱いを受けますが

お嬢様育ちがいきなり、炊事・掃除・洗濯ができるものでしょうか?

やるしかないからやるだけ。かもしれませんが…

私は、これらも子供の頃から実の母親に躾けられていた。と考えます。

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ちょっとネタバレ含みます

当アプリのシンデレラは実は●●だ。
というのがアプリの一番最後で明らかになります。

その事実に実の母親は気づいていたはずです。

そして、娘の「今後」をひどく憂えたでしょう。

なので、自分の生死を問わずシンデレラが一人で生きていけるように
・お城に嫁ぐならダンスも教養も必要
・つつましい暮らしをするなら生きるための知恵が必要
と考えたのではないでしょうか。

・本から得られる知識は沢山与える(毎晩の読み聞かせ)
・身の回りのことを自分でさせる(メイドにやらせない)
・人を恨まないように育てる(心優しい娘に育てる)
と、様々なことを吸収させたと考えました。(という設定にしました)

裕福でも貧乏でもどうとでも生きられるようにしたのではないでしょうか。

この世界の理(設定)として
●●は「疎まれ、秘密にされがちなので文献はほぼ存在しない」というセリフがあります。

そんな貴重な資料も入手し、シンデレラに読み聞かせていたのです。

結果、アプリの中で姿こそ見せないものの、
実の母親はシンデレラのセリフの中で、何度も色鮮やかに語られます。

アプリ情報

アプリ名:アンデッド・シンデレラ
リリース:2018年4月19日
15本目のアプリ
iOSはここからダウンロード
Androidはここからダウンロード

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