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結婚生活のリアル。

夫と私は大学時代に知り合い、浮気だ別れだ再会だ結婚だ、あーだーこーだを経て今に至る。

恋愛結婚が主流の今、大好き、もしくはそこそこ好き、くらいの相手と結婚するだろうけど、どんなに好きな相手と結婚しても、「好き」というキャピキャピした恋愛の割合は徐々に減っていき、家族愛みたいなどっしりとした感情の割合が増えていく。
この時点で、年がら年中ドキドキしていたい人にとっては、結婚生活はつまらなく感じてくる。
でも、その変化を楽しめる人にとっては、結婚生活は面白い。

私の両親はわりとカオスな家庭を築いたので、それを見て育った私には、結婚願望なんつーものはあろうはずもなく。
そんな姿を見せておきながら「早く結婚しなさいよー子ども生みなさいよー」と言う親に、「どの口が言うんじゃw」と思ったものだ。

が、私は結婚した。人生は分からないものだ。
そして気が付けば、夫と私はかなりの年月を一緒に過ごしてきた。息子は17歳。

結婚生活というのは、「コイツ最悪。顔も見たくない」という”嫌い期”と、「この人と結婚して良かった」という”好き期”が交互に訪れるものなのだ。

なので、嫌い期にうっかり浮気などしようものなら、再び”好き期”が訪れた時に最大に後悔することになるので、軽率な行動は控えるべし。
夫婦が上手くいってない時に、異性の友達に相談するのは絶対アカン。
相談しているうちにだんだん…で気がづけばヤっちゃった、なんてべたすぎでしょ。
自分が隙だらけの時は、近くの異性に頼るのではなく、趣味や友達、エンタメ界のイケメンや、世界中に転がっている何か面白いことを見つけて、自分の機嫌を上手に取る。

結婚生活では、このスキルがとても大事なのだ。

絶対に向き合わなければいけない大事なこともあるので、そういう時はガッツリ話し合い、どーでもいいレベルのことは、自分の世界で楽しく解決していくのがコツ。
だって、年がら年中パートナーにぶつけ合ってたら、疲れちゃうもんね。

 結婚は「好き」でするものだけど、「好き」だけだと弱い。好きが薄まった時、尊敬や可愛げ、親友みたいな要素があると、関係性の違いも楽しめていい。
若いうちはセックスで仲直りできても、いずれ飽きるし、しなくなる。だからセックスだけが繋ぎだと、破綻するかも。
大好きな人と結婚した私でも、夫はいわゆるイケオジでも、「なんでコイツと…失敗したわ」と「やっぱりキミと結婚してよかった」が交互に来る。
夫婦何てそんなもん。

パートナーの変化を一緒に楽しむのもオススメ。
父親になった夫を見て「あら、なんかパパっぽくなってきたじゃーん」とか、出世した夫を見て「なんか偉そうだなおぃw」とかね。

あと意外と大事なのが、パートナーそれぞれが自分の世界を持っていること。隠し事ということではなく、パートナーは知ってるけど入ってこない自分の世界、みたいな感じかな。

ちなみに我が家は、先月は夫は反抗期で、面倒くさいマンだったので、適度に距離を保ち、週末も日中は別々の時間を過ごしたりして、ゆる~く過ごした。
そして今月に入り、夫の反抗期は終わり、いつもの生活ペースに戻った(めんどくせーヤツ(笑)
ちなみに私がちょっとイライラしたり、面倒くさい人になる時もあるわけで、そういう時に適度に放っておいてくれるのもありがたい。

夫婦は、一緒に過ごしていくほど、お互いのことが分かってきて、ケンカにならない方法が身に付く。
生活のペース取りも上手くなり、穏やかな時間が増える。
最初の頃はケンカが多かったかな。
子どもができて、生活が大きく変わり、疲れてしまった時もあったし。
当然、離婚の危機もあった。

でも今は、いい意味でお互い力が抜け、相手に背負わせ過ぎず、求め過ぎず、良い時間を過ごせるようになった。

あれこれ考えなきゃいけないのも結婚だけど、考えすぎると出来ないのも結婚。
だって、他人同士で運命を背負いあうなんて、ギャンブルすぎるもんね。

ま、日本には離婚という制度があるから、安心して結婚できるかな(笑)

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