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【薬剤師】鷹子店の新入社員#3

2023年4月に入社した新入社員を追っていくこの企画。
入社して約1年が経過したタイミングで、
改めてはぎはらさんにインタビューしました!

OTCの対応もバッチリ

レデイ薬局鷹子店
薬剤師 はぎはらさん
出身校:京都薬科大学 薬学部

▼入社直後・入社半年後の記事はコチラ


半年前よりできるようになったこと

薬局業務が一通りできるようになったので、
一部の在宅患者さんの服薬管理を任せてもらえるようになりました。

私の所属する鷹子店では、
在宅医療も積極的に取り組んでおり、
現在も施設や個人宅の依頼が増えつつあります。
普通の調剤とは違って、
患者さんを四六時中管理する必要があるのが
大変なところではありますが、
医師・ケアマネージャー・訪問看護師等との連携で
患者さんの安全を支えることは、在宅ならではのやりがいだと思います。

▶在宅医療とは
外来や入院ではなく、患者さんの自宅や施設で治療を行う医療のこと。
「通院や入院が難しい」という場合や「自宅で最期を迎えたい」という
患者さんや家族の要望により、在宅医療を希望する人が増えています。

在宅医療について、
どのように関わり始めるのか気になるという
薬学生も多いですよね。
私の場合はまず、
先輩薬剤師に同行して施設在宅へ伺い、
その後引き継いで担当を持っています。
施設の看護師さんやスタッフさんに
患者さんが薬をしっかり飲めているか、
下痢や便秘などの症状が無いか聞き取り、
聞き取った情報を医師に提供したり、
薬の変更を提案したりしています。

薬局を飛び出して仕事をするのが「在宅医療支援」

現在仕事で頑張っていること

現在は認定薬剤師の取得申請を終え、
調査研究活動」に向けての準備を進めていることを頑張っています。

調査研究活動は薬剤師2年目に行われる研修の内容で、
普段の業務で疑問に思うことや
服薬指導において、患者さん自身が服用している薬への理解度を高められるためにはどうすればよいかといった
様々なテーマに対する研究を、少数グループで集まって行います。
実は「新入社員を追え!」で同じく取材を受けている
宇和インター店のおかださんと同じグループです。

日々の業務と並行しながら行うため、
両立することは大変ではありますが、
今までよく分かっていなかったことを
明らかにしていくのはやりがいがありますね

乳鉢で薬の粉砕中

仕事で嬉しかったこと

仕事で嬉しかったことは、
最近患者さんに、自分の名前と顔を覚えてもらった事です。

以前服薬フォローアップを行い、
その後も定期的に来局をされている患者さんに対して、
かかりつけ業務といった形でその患者さんの投薬を自分が行っていると、
ある時顔を合わせたときに
「いつもお世話になります。」と声をかけていただき、
以前はあまり話してもらえなかった
健康に関する悩みを打ち明けて貰えるようになりました。

薬剤師業務が対物から対人へとシフトする中で、
特定の患者さんと定期的な対話を行うことは重要であると実感しました。

仕事で大変だったこと

患者さんからのお申し出への対応です。
私が最近対応したケースでは
患者さんの望むメーカーの薬が出荷調整をされているため、
用意できなかったというものです。
これはいくら薬局が頑張ってもどうしようもないことですが、
しっかりとご希望に添えなかったことに対する謝罪と
ご用意できなかった事情を事細かにお話し、納得いただきました。

薬局には常日頃、様々な方が来局されており、
患者さん一人ひとりが異なる考えや価値観を持ち合わせているので、
我々がいかに患者さんにとって最善であると判断してとった行動でも、
その方にとっては最善ではない場合があります。
この判断をしながら対応することは、難しいですね。

しかし、患者さんに真摯に対応することこそが、
今後の信頼関係構築に繋がると信じて日々行動しています。

入社する前とのギャップはあった?

入社前後のギャップとして感じているのは、
イレギュラーなことが思っている以上に多いということです。

入社前に訪れた店舗見学では、
1日の内のほんの一部分しか見ておらず、
あとは採用担当の方からの説明だけになってしまうので、
残りの部分は想像することしかできません。

いざ配属となった時に、
次から次へと流れてくる門前のクリニックの処方に対応しながら、
患者さんからの問い合わせ、在宅の臨時処方、
広域処方のFAXが流れてくる等々・・・
現場では毎日のようにイレギュラーが起こると実感しました。

しかし、そのおかげで
冷静さを身に付けることができたので、
今では良い経験になったと思います。

薬歴を書くペースも早くなりました!

愛媛で暮らしてみて

私は大阪出身なのですが、
1年間愛媛で暮らして、本当にごはんが美味しいと思いました!
そして物が安い。特に地元の野菜とか安いですね。
公共交通機関が少なく、車社会であることに驚きはしましたが
(ペーパードライバーなので・・・)
いろんなものがまとまっている印象なので
住み心地はいいですよ。

また、パン屋さんが多いので
美味しそうなところを見つけてはパンを買っています。
最近はhimariさんによく行っています。

余談:愛媛県は人口10万人当たりのパン屋の数が全国1位✨

愛媛県企画統計課による

夢や目標

現在の目標は、
薬局にとって無くてはならない、中核を担えるような存在になることです。

今はまだ1年目が終わり、
一通りの薬局業務と在宅患者さんの一部を担っているだけ。
おそらく自分は、まだ見習いのような存在であると評価しています。
しかし、これからは在宅件数も増え、
さらに業務の幅が増えて任されることも多くなると思うので、
「自分がやらなきゃ誰がやる!」という気持ちを持って
邁進していきたいと思います。

学生生活のアドバイス

社会人をやってみて改めて思うのは、
お金がたくさんもらえますが、
その分お金を使うことも多いので、
貯蓄がすごく大事であることをしみじみ感じます。
学生の頃はアルバイトや親からの支援など、
自分ではどうにもならない部分を補ってもらえる保証があり、
何とかなることもあると思います。
しかし社会人は、自分の身の回りのすべてが自己責任であり、
特に金銭面は現在の生活や将来的なことを考えると
お金はいくらあっても足りないくらいなので、
定期的な貯金を今からでもしておくと良いと思いますよ。

また、就活で企業訪問をする際は
目的意識を持って参加することをおすすめします。
自分の目的に合った店舗があるかどうか、
そこで働いている人たちの雰囲気はどうか、
店舗のスケールでの差はどうか、とかですね。
私は在宅がやりたいと思って、それを採用担当の方に伝えていました。
忙しい毎日ですが、充実感がありますよ。



在宅に関わることができるようになり、
さらにレベルアップしている様子のはぎはらさん。
学生さんに向けては切実なアドバイスをしてくれました。

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