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札幌再発見(2022.6.4-6)②

このバーが当たりだった。
その後行った大浴場も街中のホテルのわりに広々としていて当たりだったし、翌朝の朝食もメニューが多くて当たりだった、総じて当たりのホテルだった。
めずらしくまたリピートしたいと思う宿に出会った。

バーは金曜の夜なれどまばらな人入り。
裕福そうな3人客がなんとなく裕福そうな話をしている。カウンターの逆側端っこに着席。

ふとバックバーを見ると、厚岸蒸溜所の二十四節気シリーズの現在までのボトルが網羅されている。北海道のバーともなると流石、揃えているのか、優先的に回ってくるのか。
ウイスキーフェスで現行のものは全てテイスティング済みで、その中でも一番好みだった「芒種」をオーダーした。暦的にも、ちょうどこの2日後くらいが芒種だった。
もったいないかもしれないがハイボールにしてみる。テイスティングした時、これをシュワシュワで飲んでみたいなと思ったのだった。

バーテンダーさんの「このシリーズ、ご存じでしたか」というところから会話が始まり、ウイスキートークに花が咲く。落ち着いていて、知識が豊富ながらに客を見下さない良いバーテンダーさんだ。
この方いいな、と思った時によくやりがちな「バーテンダーさんがハイボールに推すウイスキーでハイボール」を2杯目に据え、ほろ酔いで満足してバーを出た。2杯目がなんのハイボールだったのか、残念ながら覚えていない…。

と思ったら写真に残っていた。ターキーのライ!

翌々日、仕事の後に行ったのが中島公園。とてもよかった。
ちょうどいい規模感で、歩いて楽しく、美しい….。広すぎる公園というのは時に疲れてしまうので、お散歩の終着が感じ取れるようなサイズの公園は善である。

至る所でこの花がたくさん咲いていてきれいだった
キングサリだろうか?

この日はさらに豊平公園と月寒公園にも行きさながら公園ツアーである。
福岡でのプランが良かったので札幌でも地下鉄1日券を購入しぶらぶらしていた。
前日に仕事でもらったノンアルワイン缶を飲みながら、暑くも寒くも乾燥もじめじめもしていない最適快適な気候の中を元気に歩く。

北海道の植生や野鳥は普段見かけるそれと少し違っていて、歩いているだけでもいつもよりもさらに楽しい。札幌、住みたいな~と切に思った。
今後十日町での冬を乗り切って、雪国耐性がついたなら、北海道暮らしも夢ではないかもしれない。

ベリーみたいな赤い松ぼっくりがとてもかわいい。
なぜ?何?

そんなことを考えながらバスに揺られて最後に、ずっと行ってみたかったモエレ沼公園。
1日で4ヶ所公園に行く人はなかなかいないんじゃないだろうか、、公園ラバーたる所以である。

今までの3つの公園と違い、人工的なことが見せ場の公園であった。何があるんだろうとわくわくしながら歩く感じは悪くなかった。
ここが最寄りの公園の人もいるわけで、ここでずっと遊んでいたらどんな感覚になるのだろうと想像してみる。これはこれでアリだなあと思わせてくれる、振り切った公園だった。

小学校高学年の男女が一緒に遊んでいて
なんだかドキドキした
それにしても眺めがすこぶる良い
人の小ささが、登山の時のそれ。

ものすごくタイムマネジメントがうまく行って、予定していたよりも2便早い飛行機に乗る。
機内では早くも次の出張(来週!)とそれに準ずる旅行のことを考え、気持ちはまた南へ・・・

おわり。

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