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みんなでご飯を食べると、健康になる?!~修士論文結果より~

雪が降って寒い1週間でしたが、私、大学院の口頭試問にパスしました。しかし、卒業は、修士論文を修正するのが条件なので、また修正作業に取り組んでいます。月末に研究発表会があるので、そちらの準備と並行して進めなければなりません。でも、なんとか卒業できる見通しがついたので、ほっとしています。

私の修士論文のテーマは、職業性ストレスと腸内環境なのですが、職業性ストレスは、ストレスチェックで使用されている「職業性ストレス簡易調査票56項目」というアンケートを改良した80項目版を使用しました。腸内環境の指標には、尿中インドキシル硫酸濃度を使用しました。こちらは、腸内環境検査として、いくつかのメーカーで販売されています。この尿中インドキシル硫酸濃度と関連があったのが、職業性ストレスでの設問の中の「家庭に満足していますか?」という部分(家庭満足度)だったのです。

研究対象の集団は、夕食を食べる時間が、ほぼ全員、8時過ぎ。
夕食時間が遅いほど、家庭満足度が低く、食事バランスもあまり良くない傾向にありました。

家族一緒に食事を摂取すると、栄養バランスが整い、腸内環境が良くなる?!

考察、結論に導くため、論文をいろいろあたってみましたが、手っ取り早く先行研究がわかるHPがありました。

それは、農林水産省のHP!!

共食の研究のほとんどが、小中学生など、子供を対象とする研究なのですが、成人を対象とした研究もありました。

大阪府での20歳以上935名を対象とした研究では、朝夕の共食回数の合計が週10回以上の20~30代の女性では、週10回未満の人と較べて、ストレスなしと回答した人が多いことがわかりました。

農林水産省HPより

また、中学生や高齢者を対象にした研究では、多様な食品を食べていることが報告されています。

農林水産省HPより

家庭内での共食は、その日の出来事を話し合ったりする家族とのコミュニケーションの場です。ただ単に,「食事を食べる」という行為だけでなく、料理や食材についての関心も高くなり、楽しくおいしく食べることができます.「こころ豊かな生活」へと繋がります。心身の健康を高める可能性があるのではないでしょうか?

ひとり暮らしの方は、共食の研究では、家族限定ではなく、友人、同僚なども含まれております。どなたかとご一緒にご飯を食べると、健康になるかも~(コロナもいよいよ5類ですね)

参考)
大学院修士論文
農林水産省HP:共食をするとどんないいことがあるの?


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