見出し画像

コロナ後遺症と闘う

先日、コロナに感染しましたが、しつこい咳に悩まされています。
私の場合、医療機関で処方された咳止めよりも、麦門冬湯が効果があるようで、現在、麦門冬湯を服用しています。

コロナ後遺症の報告は多く、国立国際医療研究センターによる聞き取り調査では、

回復後に何らかの症状があると訴えた人の割合は
半年後では32.3%、1年後は30.5%、1年半後でも25.8%。
症状としては、
全身症状:倦怠感、関節痛、筋肉痛
呼吸器症状:咳、喀痰、息切れ、胸痛
精神・神経症状:記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつ
その他の症状:嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛
が挙げられています。

コロナ後遺症がどうして起こるのか?仮説の段階ですが、新型コロナの『持続感染』が有力とのことです。
感染後も、検査キットで陰性でも、ウイルスは完全に消滅せず、実は、体の中のどこかにウイルスが潜伏し、感染や炎症が続いているというのが持続感染で、このために、後遺症が長く続いているのではないかといわれています
アメリカでは、ウイルスの潜伏場所を探す大規模な後遺症研究プロジェクト「Long COVID Research Initiative」が進められていますが、脳の神経に関連して、例えば、発症して2週間後のヒトの脳でも増殖したウイルスが見つかったり、最長230日目でも、肺以外の体の中でウイルスが増え、持続感染することがあることがわかってきました。また、感染の後、軽症者でも脳の血管に炎症が起きていることがわかりました。

また、新型コロナに感染した人が、1年後にアルツハイマー病を発症するリスクは、感染をしなかった人に比べ、2.03倍高いというデータが出されています。我が家の義母さんも、コロナ罹患後に認知症が悪化しました。

後遺症の原因は、新型コロナウイルスによる炎症(サイトカインストーム)などが考えられています。運動は、この炎症を抑え、脳の恒常性もサポートします。

コロナに罹る前は、毎日、1~2Kmほど走っていたので、息苦しさがなくなり次第、再開しようと思います。

参考:頭痛?認知症?新型コロナ後遺症かも NHK解説委員室

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?