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腸内環境を調べよう

ご無沙汰してしまいました。修士論文の執筆で切羽詰まっておりましたが、やっと、指導教授に提出しました。指導教授からコメントを頂いた後、修正し、明後日が提出期限です。

私の修士論文のテーマは、「職業性ストレス」と腸内環境なのですが、腸内環境を調べるのに、最も正確なのは、便を採取して、腸内にいる菌を調べるのが一番。以前息子のをお願いしたら乳酸菌がメチャ少ないことが発覚。
しかし、便を使用するキットは、恐ろしくお金がかかる~
一時期よりだいぶ価格は下がってきたものの、それでも2万円近いんじゃないかな?

そこでオススメなのが

「腸活チェック」(ヘルスケアシステムズ)

腸活チェック|ヘルスケアシステムズの腸内環境検査 (karadano-monosashi.jp)

尿で、腸内腐敗物質、インドールの代謝物インドキシル硫酸濃度を調べる検査です。同じようなのが他社からも出ていますが、こちらが元祖だと思います。

インドールはたんぱく質が代謝されるときに、大腸菌やウェルシュ菌など
加齢に伴って増えてくる悪玉菌からつくられる物質です。
よって、この尿検査で腸内環境がわかるわけです。

この尿検査で測定するインドキシル硫酸は、腎不全の進行に関わっていることがわかっていますし、インドールも口臭、体臭の原因となったり、血管や内臓に悪影響を及ぼし、増えすぎると体内の炎症を引き起こします。インドキシル硫酸と並行して体内で増えるアンモニアは、認知症と関連があるのではないかと言われています。

お値段は、3,100円(税込み)(Amazon価格)

タダでチェックしたい場合には、やはり便の状態でみるしかありません

こちらは、ブリストールスケールといい、便の性状や硬さを7段階で分類する、国政的にも使用されている指標です。
消化管の通過時間の評価にもつながります。
数字が小さいほど便が含む水分が少なく硬くなり、数字が大きいほど便は水っぽくなります。便秘のときの便は、タイプ1から2の水分の乏しい便に該当し、下痢のときの便は、水分が多くなり、タイプ6から7に該当します。
慢性便秘症の診断基準にも使用されています。
コロコロ硬い便は、消化管の通過時間が長いです。

その他、ニオイや色にも要注意!!
便の臭いは、前述の腸内腐敗物質からきているニオイです。
色も、黒っぽいほど脂肪を取りすぎていたりしますし、赤っぽいと出血が疑われますので、受診が必要になります。

私は、こちらの検査キットと、日本語版便秘評価尺度(CAS)というアンケートを使用して、腸内環境としてデータを評価しました。

卒業まで、あと4ヶ月。

同級生と一緒に卒業すべく、頑張るぞ~!!

参考)眞部 紀明,春間 賢:慢性便秘症診療ガイドライン2017,日本内科学会雑誌,109巻2号;254-259,2020


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