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3ヶ月上達法やってみた:まとめ

3ヶ月上達法を無事終えることが出来ました!
ので、総括していきたいと思います。

改めて、3ヶ月上達法とは何か?

さいとうなおき先生の絵の練習方法です。


自分的スケジュールとアレンジルール

スケジュール
1週間で1巡、全12巡予定(でしたが実際は11巡)
うち、モノクロ7週、カラー4週。
日曜(1.5~2時間程度)に描いて、月~土曜で分析・勉強&練習、また日曜に描くというスケジュールです。

アレンジルール
・報告はTwitterとnoteでする。
Twitterに上げたりして人に見せると、とても客観的になれるタイプです。
見える媒体が変わるから、というのもあるのかもしれません。
あとは完走するための追い込み要素もありました。

・反省、課題の書き出しはアナログ手書きでする。
個人的な感覚なのですが、同じ手で書くにしても、デジタルよりアナログの方が刺激があるので、自分の中で残るのものがあるかと。

良かったところ

・目標を持って練習できた。
100日練習の時の反省で、目標の明確化がありました。
その点では、毎回目標を決めることがタスクとしてあるので、忘れることなく決められます。
また、顔、手、体という優先順位を提示してもらえていたので、悩みはしますが決める時の指標としてとても助かりました。

・一点に絞って練習とあるので、途中で気持ちが他のことにブレない。
私は欲張りなので、すぐあれもこれも!となりやすいです。
一点に絞って!と言われると、「これだけやれ!他は今じゃない!」と歯止めになったのが良かったです。

・お手本や資料を確認する癖がついた。
これで本当にあってるのか?と、下書き前、ペン入れ前に見直すようになったので、後々の直し作業が減りました。
それでも確認を飛ばしてしまうことがまだあるので、描き始める前のチェックリスト作りたいな、と思いました。(資料を見たか、体の動きが不自然じゃないか、など)

アレンジルールで良かったところ

・1週間という締切があるのが良かった。
締め切り効果なのか、限られた時間のなかで答えを見つけなければいけないので、俄然集中力が増しました。
曜日ごとにやることを決めていたので、ルーティン化もしやすかったです。

・noteでスキがもらえた。
Twitterでは3ヶ月上達法をやっているとは言ってなかったので、単純に絵の練習としてあげていました。
客観的に見るための要素もありました。
あとは、やっぱりフォロワーさんからのいいねが多くなってしまうかな、と。
フラットな評価が欲しかったので、noteだけで上達法をやっていることを公表していました。
そういう見知らぬ方からのスキは、いつもとは違う嬉しさのあるものでした。

苦手だったところ

・目標を一点に絞れない。
優先順位がわかっていても、一番気になるところが些末なことだったりしました。
ついつい「これもついでにやるか」なんて、目標が2つになりそうになったりも。

・目標を忘れて違うことしそうになる。
「上達する方法を必ず1つ発見する」という意識がすぐどこかに行ってしまって。
私は紙にメモして貼り出しておかないとダメなのかもしれません。

・目標設定が下手。
どうでも良さそうな小さいことが気になってしまう悪い癖です。

・1週間だと微妙に時間が足りない気がした。
でも時間を伸ばしたところで、あるだけ使うのがオチなので(パーキンソンの法則)こんなものかもしれません。
あと描いてない時も、陰影を観察することくらいはすれば良かったな、と。

反省点・改善点

・自分の問題点がたくさんあるのに、同じ目標を極めたくなる。
同じ目標を続けてもいいのかもしれないけれど、トータルで上手くもなりたい。バランスが難しいです。

・練習するための参考書などを探すのに時間を取られる。
あらかじめ顔、手、体、色塗りの参考書は決めておいたほうが良さそうです。
でもこれも、目的ごとに1冊に絞ったほうが、よく読み込むので良いかもしれません。

・これが正解という答えはないので、自分で合格ラインを設定しなくてはいけない。
お手本があるとはいえ、実際問題、自分の現在レベルでどこまで行けばOKにするかは自分次第です。
そのラインをどう決めるか。
甘すぎても上達はしませんし、難しすぎても挫折します。
このあたりのライン引き基準を持ちたいな、と思いました。

・練習時間をもう少しとる。
手を動かす練習をもう少し(多分平日ならプラス10分でも)とる。

・作業中の行動を記録して、後々の再現性を高くする。
作業中のメモは大事です。
作業の順番だったり、使った合成モード、色をもっとメモしておけば良かった。
自分の記憶力なんか信じてはいけない。
ログの鬼になれ。

・練習後も同じように描けるよう、自分のモノになるまで描き続ける必要がある。(手癖がまだ前のものが残っている)
定着するまで何度も描かないとダメですね。

・練習、本番を描く時のためのチェックリスト作りたい。
良かったところでも描きましたが、自分が見つけた上手く描くコツのチェックリストがあったらいいな、と。
線のメリハリを気をつけたか、輪郭に抜けを作ったか、ベタは思いっきり入れたか、引きで見たときにおかしくないか、などなど。
そんなのが欲しくなりました。

使った参考資料

『スカルプターのための美術解剖学』
骨格から筋肉の付き方、体の比率まで。
とてもお世話になりました。

『プロ絵師の技を完全マスター キャラ塗り上達術決定版』
Kindle unlimitedで利用できます。(2022/06/03現在)

『線と陰』
私には早すぎた参考書でした。
またいつかお世話になれるくらいレベルアップしたいです。
こちらもKindle unlimitedで利用できます。(2022/06/03現在)


ビフォーアフターたち

0巡目
1巡目
2巡目
3巡目
4巡目
5巡目
6巡目
7巡目
画像2
7.5巡目(カラー0巡目)
8巡目
9巡目
10巡目
11巡目
ラスト!

最後の1枚は、今現在の全力です。
まだまだ改善の余地はありますが、お手本にだいぶ近づいてきたかな、と思ってます。(自己肯定感高めの女)

お気に入りは11巡目です。
ブレイクスルーした感がありました。

まとめ

3ヶ月上達法は、お手本を決め、真似して描いて、お手本と比べて、練習目標を1つに絞って練習するの繰り返しです。
単純なPDCAなのですが、シンプルな分迷いなく進められます。

描く人の作業環境によって、多少のルールアレンジは必要かと思います。

その際、「お手本を目指す」、「練習目標を1つにする」、「上達する方法を必ず1つ発見する」を守れば、この上達法の基本は押さえられるのではないかと思います。

「もう一度やるか」と言われたら、「今すぐは無理」て言うくらいには、結構タイトなスケジュールでした。
締め切り効果はすごいあったので、短時間で集中してできたのは良かった。
多分2週間で1巡なら、3ヶ月と言わず続ける余裕があるかもしれない。

個人的にはかけた時間の割には満足のいく成長率でした。
カラーで、自分好みの塗り方をマスターできたのが大きいですね。

私はこの練習に、3ヶ月で合計35時間かけました。
休日2時間、平日大体10分くらいです。
時間に余裕のある人なら、もっと成長できるのでは?なんて思ってしまいまました。

3ヶ月と言わず、1ヶ月だけでも結構効果あるかもしれません。
カラーでなくても、線画だけとか。
もっと対象を絞ると目標設定もしやすいかもしれないです。

参考になれば幸いです。
またやってみたら(3ヶ月上達法に限らず)ご報告したいです。

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