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プロサッカー選手を目指す理由

俺はプロサッカー選手になりたい。

サッカーが好きだから。

趣味として、その延長でプロサッカー選手になりたい。

かつての俺

「22歳からはじめたサッカーで、プロを目指す」

かつて俺は、壮大なストーリーを描こうとしていた。

「俺の挑戦で、みんなに勇気、希望や元気を与える。絶対に諦めない」

壮大なストーリーを描くことで、人から応援されようとしていた。

目立とうとした。

カッコつけようとした。

人からチヤホヤされようとした。

人から好かれようとした。嫌われないようにした。

殻をつくって、本当の自分を隠そうとした。

自己肯定感が低いから、殻で覆って、他人から認められようとした。

プロサッカー選手になることで、自分を認めてもらえる。自分に自信が持てるようになる、と思っていた。

本当は、周り・他人なんかどうでも良かった。

サッカーが楽しいから、俺がやりたいからやっていた。

サッカーをもっとやりたいし、ただ単にワクワクするからプロを目指していた。

趣味で、娯楽で、「俺はプロを目指す」と言った。

でも、

「あいつはサッカーを舐めている」
「いい年こいて、何やってんだ」


そんな声が聞こえて、俺は怯えた。

人から嫌われるのが怖かった。

自分に自信がなかったから。

だから、壮大なストーリーを作り上げ、誰からも攻撃されないようにした。

殻を作って、逃げた。

その結果、本来の「プロを目指す理由」を忘れてしまい、人から好かれるため、嫌われないためにプロを目指すようになった。

今の俺

プロサッカー選手になんかならなくても、自分に自信が持てるようになった。

人間関係で満たされたから。

人にさらけ出せるようになったから。

人を100%信頼できるようになったから。

自己肯定感が高いから。

自分に自信が持てるようになったから。

100%信頼できる人が周囲にいるから、別の人から嫌われることが怖くなくなった。

人と100%信頼し合える関係。それが俺にとっての、本当の幸せ。

怪我でサッカーができない間に、これに気づけて良かった。

プロサッカー選手になんかならなくても、俺を認めてくれる、愛してくれる人はいた。

だから、壮大なストーリーなんて必要ない。

自分をさらけ出せば良い。

サッカーは、俺の趣味だ。娯楽だ。

サッカーが大好きだ。

趣味で、娯楽で、俺はプロサッカー選手を目指す。

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