最近のこと。休職を迷っている人へ

ここしばらくnoteを更新できずにいたのは、書きたいネタも無ければ元気もなかったから。
というわけで、今日は退院して2ヶ月ほど経った今について書き残しておこうと思う。

相変わらず休職中の身につき自由な時間は多い。週に一度診察してもらい、薬の調整をしている。
薬の内容は、抗精神病薬二種類と気分安定薬一種類、副作用を抑える薬一種類、胃薬一種類である。（胃薬は副作用止めではなく、たまたま胃が痛くなった時があって、それからずっと出してもらっている）

この間まで睡眠薬ももらっていたが、睡眠薬を飲む前に眠くなってしまうことが多く、睡眠薬を飲むと悪夢がひどいためやめることにした。
のだが、途中で覚醒してしまうので、合う睡眠薬に出会えるまで何種類か試そうと思う。

普段は友達と会ったり出かけたりする日もあるが、薬の副作用か眠気が強い日が多く、最近は寝てばかりいた。（睡眠薬として処方されていない薬にも催眠作用はあったりする）ここ数日はいい感じに日中活動できていて嬉しい。

お出かけ先は図書館や美術館など。図書館では本を（読めないのに）借りている。読みたい本は世界中に山ほどあるからつい借りずにはいられないのだ。

美術館は元々好きでよく展覧会に行っていたため、時間があると行きたくなってしまう。それでオペラ座展の記事を書いたわけですが…

閑話休題。家の中ですることは、相変わらず文字はなかなか読めないので（それでも一時期よりはマシになった。プリント一枚くらいなら読める。小説はよっぽど調子良くないと厳しい）編み物をしたり、お菓子を作ったりしている。

包丁は自分に向けてしまいそうで怖いので、料理はしていない。（リストカットなどではなく、カニバリズム的観点で自分の身を削ぎたくなってしまう）（刃物に対する異様な思い入れと畏れがある）

思いつきで2000ピーズのパズルを買ってしまったので（買ったの自体は休職する前）1ピースずつハマるかハマらないか試してみたりもしている。
作業した日は写真に撮っているので後で何かできたらいいなと思っている（割に撮り方適当）。現在の進捗は外枠と少しだけなのでまだまだかかりそうだ。
今までパズルをしている姿に憧れがあったが、どちらかというとセンスより時間を使う趣味なのだと気がつけただけでも収穫と思っている。

テレビはあまり観られていない。映像をじっと観るというのが少し苦痛で、飽きてしまうからだ（このあたりは副作用もあると思う。それでも調整でマシになってきた）。観なくなって気がついたが、観なくても何も困らなかった。新人俳優に目をつけて応援する趣味ができなくなるくらい。でもメテオ（吉沢亮）が大物になった段階で私の趣味は昇華したと思う。（仮面ライダー俳優同士の共演はアツい）

編み物やお菓子作りは元々の趣味だったけれど、最近はあまり熱を持って取り組めてはいない。抑うつ的な症状で興味を持てずにいるのか、ただ単に飽きてしまったのかは分からない。小さい頃からどちらも好きだったから何となく寂しい気持ちがある。

最近の趣味はもっぱら薬の管理と生活状況の記録である。
薬の管理とは言ったが、そこまで大変なことではなく、飲む時間・曜日ごとに薬を小分けにしてしまっておくだけである。今回のことで通院するようになってから、薬の飲み方が複雑になったので、専用のケースを購入した。もし薬を飲まなくなってもアクセサリーケースとして使えそうだと思ったのも購入の決め手である。

生活状況の記録は、起きた時間、昼寝の時間、食事の時間、寝る時間、外出の有無、その日の気分、気になったことなどを手帳に記録している。気が向いた時だけなのでそんなに大変ではない。それを元に診察の時に先生にお話ししている。
最近は眠気が強い以外に特筆する出来事がなく、何となく居心地が悪い。

これから精神の障害者手帳の申請をするので、そのあたりの手続きについて調べておかないといけないが、なかなか腰が上がらずにいる。税金とか変わるのかしら。

これでも退院当初の立っていても座っていても寝ていても辛い、何もできない苦しい時間に比べたら、ずっとマシになったと思う。あれが続いていたらそれこそ発狂していたと思うので、何とか軌道を戻せて良かったと思う。本当に戻れているかは後からしか分からないけど。

休職するか迷っている人のために言っておくと、健康保険組合などから傷病手当金が出て、全額ではないが給料分として支払われるので、こんなことになる前に休んだ方がいいです。絶対。気がついた時には手遅れだった（入院してた）ので、くれぐれも自分の心身の調子には気を配ってくださいね。

入院の話の記事はこちらです。（今読み返したら怖すぎて泣いちゃった、やっぱりこの時よりは今の方が正気です）

久しぶりにnoteを書きたくなった、いやキーボードを叩きたくなったけれど、書きたいネタがなかったので今のことを何かのために書き残してみました。

※薬の種類を間違えていたため修正しました（2022.12.04）

文責  綿来すずめ