安全にモノを売る方法

もし健康食品を売らなければならないとなったら、どうしますか?
今日は健康食品の販売方法を考えてみます。

健康食品といえどもあくまでも食品、薬ではないため、効果は一定しか望めないだろう。その前提でどのようにどの層に販売すればビジネスとして成り立ちそうか考えてみる。健康食品は老いに対してアプローチするものを想定する。

まずは広告。既存の顧客には無料で1日分ほど試供品を配布する。新規顧客には1ヶ月分を設定価格の半額以下で試せるように広告を打つ。広告は新聞記事や週刊誌、昼間のテレビ番組など歳を重ねて体が気になるようになった方が多く目にする場面を選ぶ。

試供品の効果は、1日分や1ヶ月分では本来感じられるものではない。では何のために試供させるのか。効果を感じても感じなくても試すことが大事で、その中で効果を感じる人が一定数いれば良いのだ。そもそも効果を感じられた人だけをビジネスの顧客として扱えばよいのだ。そういう価格設定にしておく。

となるとやはり大事なのは広告と試供品である。とにかく多くの人に試してもらって効果を感じる人も増やしていく。したがって商品に大切なのは効果があることよりも不利益を生まないような商品であることとわかる。当たり障りのないものを栄養がある便利な商品と見せかけて利益を回収できる値段で販売する。これがこのビジネスモデルのキモである。

これを考えるといかに世の中に健康補助食品や各種サプリメントがあふれているかよくわかる。有効成分が溢れているのではなく、ビジネスモデルが溢れているだけだったのだ。

もちろん健康補助食品類を摂取している人を全否定しているわけではない。文字通りお守りとして摂取している人もいるだろうし、筆者もある健康補助食品をかれこれ20年近く摂取している。

大事なのは有効成分が溢れていて私だけ足りていないのだと思い込みすぎないこと。普段の食事を疎かにしないこと。

そもそも1日に必要な栄養を満たした食事だけでは健康に差し障るのです。その日の体の声を聞きながら必要な栄養を摂取できるような食事を作りましょう。足りない栄養素は自分にしか分かりません。

参照)

その中でサプリメントを活用するというのが賢い使い方だと思います。
今まで私はサプリメントありきで考えてしまっていましたが、入院して病院食を食べて、考え方を変えました。

以上、サプリメント沼にハマっている人がいたら助けたい話でした。


文責  綿来すずめ

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