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5話 ベーシックインカム・循環とお金と技術的失業

Living with BI 〜ベーシックインカムがある世界〜

これは、ベーシックインカムが実施された近未来を想像した物語です。

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ベーシックインカムが導入された世界をマンガで描こうと思ったのは、今回の3つのキーワードについて考えたことがきっかけです。

人が生きるために必要十分なものは何かといえば快適な環境につきます。赤ちゃんがお金を気にしていないように、すべてが満たされていれば、そもそもお金は必要ないものです。

じゃあ、お金ってなんだろうと考えると、暮らしの中では「生活のために色々な物と交換できる便利なもの」ということになります。ここでは少しだけ膨らんだ経済が起こしている経済との乖離の部分にスポットを当てています。実際はもっと複雑なので、乱暴な表現ではあると思うのですが・・・。

技術的失業については、今でも見かけるのはスマホの普及に伴い、銀行ATM、書店、CDショップ、レンタルビデオなどが減っていることで実感されている方も多いことでしょう。このマンガでは言葉としてはまだ使っていませんが人工知能などが人間の能力を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」の到来を軸に考えています。これは今までの技術的失業の中でも大規模なものになり、多くのホワイトカラーが職を失うと言われています。公務員はリストラがない職業と言われますがそれさえも危うくなるほどのものになる可能性はあります。大学を出たホワイトカラー層が職を失うのですから、学力がなく単純労働をしてきたキャリアのない層も失職の危機を迎えるでしょう。

お金も物もあるのに、仕事がない世界。べーシックインカムが実施される世界として、そんな世界をイメージしています。そこで人々はどう生きれば幸せなのか?それがこの一連のマンガの大きな柱になっています。


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