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8話 ベーシックインカム・リストラと家族会議

これは、ベーシックインカムが実施された近未来を想像した物語です。

Living with BI 〜ベーシックインカムがある世界〜

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「なくなる仕事」

このマンガでは、「仕事がなくなっていく」という未来をベーシックインカムが実施される背景として描いています。AIやロボットが発達して、人間より遥かに効率よく生産したり、作業、手続きなどを行うようになった世界です。

2021年の現在でもその兆候は現れています。銀行の支店や窓口、各種サービスの案内や苦情係、電話営業、量販店の店員、事務員、チケット係、集金人、仕立て屋、修理工、書店などメディア店舗の店員、測量技術者、データ入力や集計係、映写技師、訪問販売員、クレジット等の与信係、レストランのオーダー係・・・

これからなくなっていく仕事としては、自動運転による運転手の減少、各種代理業、販売員、税務署職員、清掃員、警備員、弁護士などが予想されています。

介護・医療、保育など人によるケアやホスピタリティが必要なもの、組織運営などのマネジメント業、研究開発や芸術文化、プログラミングなど未知の領域に踏み込むクリエイティブな分野は残っていくようです。

仕事がなくなる一方で、労働人口や次の時代の担い手である子供はどんどん減っています。年金の受給者や生活保護者はどんどん増えています。いつ解雇されてもおかしくない非正規雇用者数は2165万人(総務省発表・2018年の調査)今までの社会保障では、まかないきれないのではないかという不安が広がっています。

働くものが働かない・働けないものを支えるという仕組みは限界を迎えつつあるように思います。



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