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1979年生、AB型。

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    自作詩をあげたり、いろいろな詩を吟味する部屋です。

最近の記事

4月24日

朝と夜、まだ肌寒い。 午後から出かける予定があると思っただけで、腰を据えて何かに取り組むのに集中できなくなってしまうところがある。これは、集中しだすと時間を忘れてしまう、あるいはマイペースすぎることに起因する。それで、真剣の手前の真剣になろうとする。そして、それにもなりきれずにそわそわしてしまうのだ。1時間取り組むと決めてアラームをしても、何だかうまくいかないのだ。アラームがなったタイミングが、すごく好調なタイミングだったらどうしよう、と怯えているのかもしれない。もう少しラフ

    • 4月23日

      谷川俊太郎特集のポップデザインを迷っていて、画面上でこねくりまわすのは嫌という気が今回はしていたので、何となく浮かぶのを待っていた。 それでふっと浮かびそうなところで画面の前に座ってみたら、ものの10分くらいでシンプルなゴフスタイン風が仕上がった。谷川さんは、ゴフスタインの絵本もいくつか翻訳している。色は展覧会のチラシの色。 そういえばこないだTさんと、デザインとタイトルどうしようかなぁと、選書した本の準備を手伝ってもらいながらぼやいていて、その時にTさんがゴフスタインの絵本

      • 4月22日

        いけのはたもーて。はなやによって。 めめさまめーて。 げじげじにあおて。 まつのやまのぼって… こけひとつぽん。 もひとつ、ぽん。 5月の乳児向けプログラムを準備をしてた。 このわらべうたはあまり本にのっていない。 わらべうたには、かおやからだを散歩するふれあいのうたがよくあるが、このうたはより遠くへ冒険している。 季節的にもいい。耳朶をつまんでおとす「こけひとつぽん」の音が秀逸で、今回はじめてえらんでみた。 ほかには、あしあしあひるなど。 てんてんてん、という絵本には大き

        • 4月21日

          荷解きの疲れが溜まって、なかなか起き上がれなかった。 仕事では、次の特集のポップデザインと本の準備。装丁本を参考にして、本のカバー側を開いて展開したイメージにした。表紙にシリーズ名、背表紙にタイトルとマーク、裏表紙に類を記す。 レトロなミントグリーンの淵、背はざらつきのあるピンク色、シリーズタイトルは黒い泡に白抜きで文字を打つ。黒の泡に白抜きは、好きな詩人の1ページの詩がそのようなデザインにしていたのを真似た。 帰りも、ざんざん雨が降っていた。 昨日口元に浮き出た出来物が、

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          4月20日

          早朝から、父の引越し荷受け作業。 ロゴ入りの青いビニールが玄関から扉、その両脇の壁を搬入口として貼り付けられた。床には青いマットのブロックが数枚、その上に毛布、白い薄布が敷かれた。作業する人もロゴ入りの青い作業服と帽子を装着している。引越しグッズのにわかファンになってしまいそうだ。 転勤族だった子供の頃、その同じ業者のダンボールはいつも、いくつかは開封されないまま押入れに押し込まれていた。家は時々引っ越すものなのだと、当たり前に思っていたところがある。もうすぐ自分の家も引越し

          4月19日

          午前中は、プライベートな事務仕事を済ましてくる。 歩きながら、 「ことばともの」という特集テーマは、私が担当している類だけでは本を集めにくい。〜本が本になるまで〜と括ってみてはどうか と思いついた。 午後、サニーの産直野菜売場に小さめの筍をみつけた。 この間大きな筍を食べたばかりだったけど、旬のものだから手をのばした。筍ご飯と、すっきりと煮たのはつまみになるかもしれない。芦屋から越してくる父は夕飯を食べてから到着する予定だと言っていたけど、はっきりしていないから作っておいた

          4月18日

          もとの文も読みたいと思って、〝THE SENSE OF WONDER〟を借りた。英文、訳文、イラストと写真を配して、甥のための海賊版も作りたいことだし。借りた洋書は、大型。森田さん版との中間くらいのサイズイメージで、構成してみたい。 仕事中ずっと書類に4月17日と書いていて、途中で気づいた。ひと月が早すぎる。 仕事が終わるとすぐ、「アボカドが食べたい」と思った。アボカドと、ミニトマト、スプラウト、葉物をレモンで和えたサラダを、連日食べてる。

          4月17日

          蒸し暑い一日。 新着本に『りすとかえるのあめのたび』という絵本があって前から気になっていたので、なかの絵を眺めてみた。 水彩画だけど、水墨画のような雰囲気がある。少しくすんだ色、淡いところはあかるいひかりをあらわしている感じ。旅支度や衣服など、ところどころ具体物が繊細に描かれ、たいへんおしゃれな絵本だ。 ぽたん ぽつん ぽてん ! と、音やストーリーもたのしくなってくる。   夜、青葉市子「0」を聴いていたら、突然ブザーが激しくなった。熊本以来の緊急速報。身をかたくして待ち構

          4月16日

          一日、母の家の片付けをしていた。ようやく家具を移動する段に入った。多めに休みをもらってよかった。6月には引越しできるかもしれない。 毎月の選書特集棚を数か所考えていて、言葉と物、それから夢、どちらかを先にしたいなと思い立った。大きい棚では谷川俊太郎をするので、それに合わせるならどちらだろう。 フーコーの『言葉と物』は、学生時代の講読では他の著者と比べてそこまでおもしろいと思えなかった。今読むならちがうかもしれない。フィロショピーでは、知の考古学を読むようだ。言葉と物というワー

          4月15日

          深夜から続く暴風。起きても、朝食を食べても、吹きやむようすはない。こうして外の音が聴こえるのは、うれしいことだ。でも、実家へ移動するのはもう少し風がましになってからにしようと思う。 それで予定変更で、起きてすぐ、ソファで『センス・オブ・ワンダー』訳の「そのつづき」を読みはじめた。自宅のソファは、窓を背にして置かれている。横にはウンベラータという観葉植物を据え置いていて、座ると大きな葉に包まれるような恰好になる。光は後ろから背を漏れるようにしてさすので、目にも優しい気がする。

          4月14日

          館内の空調の音がなく、一日静かだった。聞けば、前日ふと音が消えてそれっきりだという。 静寂がうるさいという見方もあるけど、空調がないと終業後のようにストレスレスだ。 昼に、蓬のロールパンを食べた。パンが好きだねと言われた。 夕飯の買い物に、プチトマトとスプラウトとアボカド。カットして、瓶入りのかぼす汁と和えてフルーティなサラダに。鳥もも肉のかたまりは皮をカリッと焼いてカットして、かぶとじっくり火を通す。最後にカボス汁をなじませる。かぶは、午後、蓬のロールパンを買ったナチュラ

          4月13日

          休日。 届いたばかりの『センス・オブ・ワンダー』訳部分を目で追いながら、気づけば音読して体にいれようとしていた。 投げつけられるあぶくのかたまり、波打ち際のエレメンタルなものたち。幽霊ガニをさがす冒頭は、映像詩のように思い描けた。声で読んだそばから、絵が縁どられる。砂色のカニがすばやく動いて、消えるともなく消える。そういえば、森田さんの文章やしゃべりではそういうことが起こるのだった。 小さなロジャーは「幼いなりに受け入れている」という一文も印象的だった。幼いものが受け入れるも

          自作詩を読む② 子供

          自作詩を振り返り、吟味してみたい。 今日は、「こども」をテーマとした詩から。 教室で出題の時に、「こども」は何を象徴しているか?という問いもあった。谷川俊太郎さんの場合、「こどもは宇宙だ」と。 「こども」というと、森田真生さんが「子どもと惑星」というテーマでお話しされていたことが印象深い。そして、子供といえばまずもって私にとって甥のことだ。自分の幼い時のことももちろん思うけれど、幼い時の自分は、自分で自分をどのくらい「子供」と思っていたかはっきりしない。けれど、甥はさいしょ

          自作詩を読む② 子供

          4月12日

          貝塚線に乗りそびれて空港線にのると、生き埋めになりそうなくらいすでに人が乗っていた。都心に近づくまで、さらにひとが乗ってくる。乗車を諦める人まで出て来た。この時期の、朝の空港線は避けたほうがよさそうだ・・。 もともと嘔気のある日だったので乗換駅で少し息継ぎをして、遅刻する時間帯の列車に乗り換えた。JRはスカスカだった。 午後から会議。 その前に寄贈についての痛烈なルール変更の通知があった。 会議で話題にのぼる可能性もあったので、現場にいるメンバーのみ聞き取りをして、会議に臨

          4月11日

          数ヶ月ぶりの痛みを感じて、ひどく不安になった。 初動のこの感じはどうなるかわからない。そんな感触、記憶、予知力がからだに備わって(刻まれて)しまっている。 大人になるまでは、薬をほとんど飲んだことがなかった。今ではエルペインだけは、それなしで生きるのがむずかしい。もっているだけで安心できる。 AさんがHPのアップ作業をしたがっていたので、付き添ってアドバイスしてあげた。横から操作を指示するとき、微妙に腕と指と頭、それから視線が過去の自分の作業を追おうとする。彷徨う手と目が、

          4月10日

          千代ちゃんを追悼して、ゆらゆら帝国を聴いていた。 大学の頃に何回も聴いたCDや、その後のPVもかっこよくなっていった制作をあらためて見る。歌詞が最高だし、歌と演奏がうまい。だんなさんもおもしろがって、聴く。初期のCDは家で何回もかけたから、母も時々口ずさんだ。「久しぶりに、あれかけないの?」とにこにこ聞かれたこともあった。 千代ちゃんのベースラインを聴きながら、母のことを思う。母は千代ちゃんを知らない。