5月16日
午前は、昨夜からの強風。
買いかえるべきか迷っているベッドの、ひとまず布団を干したいのだけど。
朝食に出来合いのミニホットケーキを食べて、夜はアボカドや肉を用意してるものの、休日は1日1.5食くらいになりがちだ。
京都の親友の誕生日で、LINEでお祝いメッセージや色々やりとりした。夏に会えるかもしれない。
もう読み終えてしまいそうな『センスの哲学』の、続きを読む。青ラインを引きすぎてページの殆どが青い。蛍光ペンの水色と、時々青ボールペンで細く引いたりもしている。
8章「反復とアンチセンス」に、重みを感じる。
意味から離れて、表現された事物をリズムで捉える。表紙のラウシェンバーグの絵について読み味わった経験が効いているさなか、そこに戦争的なリズムを見るという別の様態が重なる。軽快に複雑に味あわれたリズムが、そのリズムのままで陰を帯びる。生やよろこびに、うねりが生じる。小説のように迎えるラストには、しっかりと像を結ぶ説得力がある。
今日の読書は、この2文に印象付けられていると思う。
「芸術の深く、プライベートな本質」
「典型性とは、そこで人が匿名になるものです」
そして、はじまりを感じるラストの次にはすぐ、ワークノートが付録として綴じられている。
読み手にとって大切なのはここ、と隣で肩に手を当てて言ってくれているようなふるまい。
やっぱり、勉強の哲学の続編だ。
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