アビスパ福岡、J1開幕してほしくない。

今日からアビスパ福岡も2016年以来5年ぶりのJ1の戦いがはじまる。

私は、開幕してほしくない。

去年の最終戦、川森社長が「もう5年周期は終わりにしましょう」って言っていたけど、どうしてもまた5年周期になって、昇格枠の無駄遣いだとか、また5年周期であるとか、そんなことを言われながら、来年またJ2に帰ってしまうんだろうなとかすごく卑屈になってしまう。

勝てなくて、ボロボロに負け続けて、晴れない顔の長谷部監督を見るのは辛いと思ってしまうし、勝てないことに力量不足だって感じてしまう選手たちがいたらそれこそ辛いことだし、何よりもまたの5年周期だってサポーターの皆さんが諦めてしまう姿を見ることが何よりも嫌だ。

何よりも、2017年から応援を始めた私にとっては、やはりその1年目の終盤の失速によるJ2残留のことがすごく頭の中に残っていて、あの時の悔しさ、J1昇格ではなく、よりJ1復帰という言葉が似合うような、そんなチャンスを逃してしまったこと、その悔しさが今でも思い浮かんでくる。

ただ、あの時の私とは大きく違うこともある。

昨年までは、Jリーグだけでも複数のクラブを応援していて、アビスパ福岡だけを一途に応援している人たちの、本気の悔しさと比べたらやはり私の悔しさは微々たるものなのかとも思った。

けれども、少なくとも今年は、できれば今年からは、Jリーグの中だけでは、少なくとも一途にアビスパ福岡を応援してみよう、そんな気持ちでいる。

だからこそ、私にとっては4年越しの念願だし、本当に喜ばしいJ1昇格という美酒に、いつまでも酔っていたいという気持ちが大きくて、その宴も終わってしまうことが怖い。

でも、そんな気持ちをあまり表に出すことなく、5年ぶりのJ1の雄姿を見るために、満員札止めに埋め尽くそうとしているアビスパ福岡のサポーターの方々は、本当にすごいと思う。どんな姿であっても、受け入れられるような気概があるのかなと私は思ってしまう。

しかも私とは違って、過去に1年で降格してしまった姿も見ていたりしながら、今年こそはと大きな気持ちでスタジアムに向かう人も沢山いると思うと、本当に温かい気持ちになる。

私も、この1年でまた戻ってしまうかもしれない、でも今度こそは5年周期を終わらせられるかもしれない、そんな1年を同じように迎えることとなるのだ。私はサポーターとして初めての経験として。

アビスパ福岡、J1開幕、頑張ってほしい。

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