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Jリーグサポーターが考える、タイドラマ視聴環境の問題について。

初めまして!アビスパ福岡サポーターで、サガン鳥栖所属のGK朴一圭選手が最推しのらっちと申します!投稿許可願います!

サッカー好きの皆様、楽しいサッカー観戦ライフを送っていますか?
タイドラマ好きの皆様、タイ俳優の推し活は順調でしょうか?

サポーター歴でいえば恐らくまだまだ新米な私が、タイ沼歴としてもまだまだ新米な中で、この問題について考えていきたいと思います。

諸悪の根源。ジオブロックとは。

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タイ沼民の皆様、もう見かけすぎて文字列を見ることすら嫌気がさしているジオブロックという言葉、私も同じく嫌いです。このジオブロックによって、雑誌やムック本は購入するものの、ドラマ自体からは沼に入ったつもりがすぐ抜け出してしまったのが私でもあります。
しかしながら海外サッカーに興味がないJリーグサポーターの方でしたら、あまり馴染みがない話題になるかとも思います、ACL遠征等で海外に行ったことのある方々を除いて。

ジオブロックとは、私なりの理解で簡単に説明するならば、ネット上のサービスに関して、特定の国からの接続をブロックすることを、ジオブロックと言われます。もしかしたら海外旅行や出張、ACL海外遠征中にスマホでサッカーを見ようとして、DAZNを開いたらこの国では利用できませんとの文字に絶望された方もそれなりにいらっしゃるかもしれません。

さて、そんなジオブロック、私はJリーグ観戦でも、タイドラマ視聴でも、悲しい思いをしています。Jリーグに関しては昨年二月にひと月ほどタイ滞在していた時に、タイドラマに関しては、5月ごろに多くのタイ作品が日本のコンテンツ企業に購入されたことによるブロックで、それぞれ悲しまされることとなりました。
Jリーグ好きの皆様、あと1年ほどは海外渡航が難しい状況は続くとは思いますが、それが明けた暁には、海外渡航先でのJリーグ視聴で悲しい思いをしないように、お気を付けください。

リアルタイムで話題にできない悲しさと、視聴環境の足並みがそろわない不便さについて。

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Jリーグサポーターの皆様で、2016年末からのDAZN騒動を覚えてらっしゃる方も多いと思います。今までほぼ包括して放映をしてくださったスカパーに変わり、リーグ戦に関してはDAZNが中継放映を担当することになった事件、今となっては、特に下位カテゴリのサポーターの皆様に関しては特に、DAZNになってより安価なこともあり視聴しやすくなったのではないでしょうか。
しかしながら、ルヴァン杯に関しては引き続きスカパーが放映、ACLに関しては日テレ系列が主に放映している状況で、スカパーを利用していた方々にとっては、視聴環境が煩雑になったというかたもいらっしゃると思います。

さて、この記事を読んでくださったタイドラマのことを詳しく知らない方へ、同じく詳しくない私が説明したいと思います。

まず、現状の日本での正規のタイドラマ視聴環境について、日本で権利を取得されていない作品に関しては、YouTubeでの視聴することが主となります。このような作品に関しては、日本語字幕が作成されていない場合もあり、現地権利会社が作成した英字幕で楽しまれる方も多くなっております。しかしながら、基本的にはこのような作品は全世界公開と同時に日本でも視聴することができ、世界の話題に乗り遅れることもありません。

次が問題となっている日本で権利取得されてしまった作品についてです。これらの作品に関して問題となっていることをお話ししたします。
まずが権利保有会社によって提供する配信サービスがそれぞれ違うため、場合によっては同じシリーズの作品でも視聴するために使うサービスが異なってしまうことも起こります。次に現地権利会社による全世界公開時に、日本での権利保有会社や放映サービスが不明なまま、日本での視聴ができないことが起きています。最後に、日本国内での公開が遅れてしまうため、世界的な話題に乗り遅れ、ネタバレされてしまうという問題です。

これらが、視聴環境に関する問題です。

あれもこれも契約して見て、それって面倒じゃない?

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さて、まずJリーグサポーターに関して思います、DAZNがリーグ戦の映像関連の権利を取得してから、カップ戦を現地で見ることはあっても、スカパーで契約して家のテレビやネット環境で見ていないという人は多いのではないでしょうか。また、スカパーの視聴料が高額であるため、DAZNになってからテレビやネットでの視聴環境を整備したという方も多いのではないでしょうか、私はDAZNになってからネットでも視聴環境を整えました。

さて、タイドラマの現状の話です。この前の章で視聴環境の足並みがそろっていないことはお話ししましたが、結構これが深刻な問題でもあります。
基本的には多くの国のサッカーリーグが、リーグとして放映権を包括契約しているため、その国の試合を見るという際に一つのサービスと契約すればリーグ内の試合で有れば簡単に視聴できるという環境ですよね。
しかしながら現状の日本でのタイドラマ視聴環境は、日本での公開においてネットサービスが最速公開である場合と、CS放送が最速である場合、またその後の放映状況のがバラバラであるので、いつ、どのような形で、どこで放映されるか、その作品ごとに探さなければなりません。それ故に、多くのファンがネットの接続回線をVPN接続で日本ではない国に設定して、YouTubeで視聴するという状況となっています。

Jリーグで有れば、新しいファンを増やそうとファン自身が思った際に、現地に連れて行って楽しさを体感してもらうということができます。また、現地には多くのサポーターもいて、沢山のサポーターの方と触れ合うことでもクラブへの親近感や愛情が深まることもあるでしょう。
けれども、タイドラマやその俳優のファンは、ファンを増やそうと活動するうえで、沢山のファン仲間がいるという状況を示すことも難しいですし、作品によっては視聴方法すら複雑で簡単に視聴できるものも少なかったり合うるので、ファンをさらに増やして交流するという点では弱くなってしまうのかなと思います。

タイドラマに関する、私の願い。

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先日、GMM Grammy制作の「千夜物語」が日本での版権保有状況や放映情報が上がらないまま、第一話全世界配信時にYouTubeに関して日本ではジオブロックされ視聴できなく、ファンが抗議や非難の声を沢山上げるという事態がありました。
しかしながら、私自身も口汚いことをネット上でもつぶやいたりしてしまい、反省している面もありますし、また無料で見れないということだけにフォーカスするような、そんな人もいて、少しもやもやすることもありました。

そんな中で、おそらく一部のタイ作品ファンの方々もお世話になっているCS放送局WOWOWで、スペインサッカーリーグの試合がテレビ向けには中継できるものの、ネット同時配信に関して放送できなくなるという事態がありました。これに関して、同じネット上での競合配信サービスが存在するため、権利都合上でネット配信を止められたという見解がありました。
同じことだとは一概には言えませんが、日本での様々な権利都合上や、権利元との都合上で、日本での同時配信ができない作品もあることが可能性としては考えさせられました。

しかしながら、現状の日本で人気になるタイのBL作品に関しては、GMM Grammy社が制作する作品が主だと思います。また現在では、GMM Grammy社と日本のテレビ朝日グループも提携している状況ですので、GMMとテレ朝グループ、そして各GMM作品の日本放映版権を持つ企業間で、統一された配信サービスの提供がなされないかと、そう思うことはあります。
YouTubeで簡単に視聴できて、更に日本人の有志のファンによって日本語字幕が制作されて、ファンが中心となって盛り上げてきた日本でのタイドラマファンダムは変わっていまったかもしれませんが、しかしながら現状製作元が同じ作品ですら、視聴環境が足並みそろわないという状況は、ファンとしては非常に不便な状況であると思いますし、ジオブロックされる環境をすり抜けて視聴するファンを増やして、各権利保有企業も利益をみすみす逃してしまうという状況にもつながるとも思います。

私は、まだあまりたくさんの作品を見てはいませんが、タイの文化やタイのポップスが好きな人間として、タイのドラマ作品もゆっくりと楽しんでいきたいと思っています。
だからこそ、DAZNでJリーグのサポーターが本当に気軽にサッカー中継にアクセスできるようになったのと同じように、タイドラマもファンが作品に気軽にアクセスできて、製作元にも版権保有元にもしっかりと利益となれるような、そんな視聴環境に変わってくれることを願っています。

そして、その暁として、私が大好きなタイの様々な文化が、日本でも楽しめるようになったら、とても嬉しく感じます。

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