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チケットが届かくなりそうになった話 stubhub パート1〜たらい回し〜

2019年11月28日、エメリ最後の試合となったELグループステージのフランクフルト戦のお話。

チケットを購入したのは大手転売サイトのstubhub。(一応言っておきますがこの一連についてstubhubは特に責任はありません。)

購入したのは、試合日の二ヶ月くらい前。実はこの試合、2年前ケルンのアウェイサポーターが荒れていたことが原因で、フランクフルトサポへのアウェイチケットの割り当ては無し。かつ転売を防ぐためレッドメンバーへの販売もなしという前代未聞の措置がなされた試合。

そのせいで、当然レッドメンバーの僕は公式から変えず、チケットを得るには転売サイトを頼るしか無かった。そこで利用したのがstubhubだった。

僕が犯したミスは、ここで購入したチケットが紙媒体で郵送で受け取るという形にしていたことだ。eチケットにしておけば今回のような問題は起きなかった。というのも、今回1番の障壁となったのはズバリ「郵送」についてのことだったからである。

順を追って説明していきます。

10月31日 チケットを購入。チケットの詳細が記された購入確認メールが届く。

11月1日 stubhubから長い注意事項が記されたメールが届く。一応全文載せておくが、要約すると
①受けとってもらうホテルに自分で連絡しとけよ。
②eチケは色々あるから覚えといてな。
③チケットが年パスだったらどうするかは今度言うわ。
④電話やメールはこまめにみとけよ。
⑤ギリギリの時は柔軟に頼むな。
⑥追跡番号ったらそれ確認してな。
⑦連絡なくても受け取ったと勝手に判断することもあるからよろしく。
⑧イタリア・フランスはパスポート持ってけよ。
⑨イタリアで名義変更とかあったら色々持ってけよ。
⑩もし入場できなかったら現地で公式の証明書貰っとけよ。

というもの。

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そしてこの後すぐにホテル名など8つの項目を教えてくれとのメールが届く。

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一応ホテルは取ってあったので、それを記入して返信。この時はまだホテルには連絡していなかったので、すぐにホテルに連絡を試みる。当然英語なので、Google翻訳を駆使しながら中学生並みの英語で、「郵便物届くので預かってもらっていいすか?」と質問。すると回答は「ウチはそういうのやってないんで無理っす。近くに郵便局あるからそこで預かってもらったら?」。というのも、僕が予約していたのは1泊2000円ほどの格安ホステルだったのでいちいちそんなことん対応してらんないということらしい。まあしょうがないか、と考えて郵便局作戦に変更することにした。

その旨をstubhubに伝えると、イギリスで郵便物を扱っているRoyal Mailに連絡はそっちでしといてくれ。ただ実際に発送されるまで追跡できないから待ってて、というメール。

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ちょっと不安だったのでしっかり自分がどういう流れで受け取るのかを再度確認のメール。

結局の流れは、「チケットが実際に発送されたら、お知らせメールが届く。そこに追跡番号が記載されているので、それをもとにRoyal Mailに連絡して、ホステル近くの郵便局にて預かってもらうようお願いする」というもの。

発送されるのは、試合日の3−4日前とギリギリだが流れはしっかり理解したし、郵便局に直接乗り込んで訴えかければ最悪なんとかしてくれるだろうと考えていた。完全に日本の郵便局の常識を当てはめていた。このやりとりが終了したのが11月4日。僕はもうすでに日本を発っていた。


そこから、いろんな国を回って旅を楽しんでいたのでこのチケットのことはほとんど頭になかった。「メールが来たらすぐに郵便局に行けばいいだろ」としか考えていなかった。


11月25日 夜19時ごろ 


試合の3日前、ついに追跡番号が記されたメールが届く。しかし早速問題発生。なんと追跡番号が認識されない事態。しかし、色々調べると送ってすぐのタイミングだと認識されないこともあるようで明日には追跡できるだろと判断。ただ不安だったので、郵便局が閉まる20時まで少しの時間があったので急いで郵便局に向かう。

僕は日本の郵便局的なところをイメージしていた+めっちゃ大きい郵便局だったので、大きいロビーに受付がたくさんあって人もたくさんいて〜をイメージしていた。しかし実際は、カスタマーサービス用の小さい部屋でそこにやる気のなさそうなおっちゃんが1人で受付しているだけだった。

拙い英語で「俺チケット買ったんだけど、ホステルが受け取ってくれないらしいのよ。だからここで預かっといてもらえる?あとで取り行くから」と聞いてみた。するとおっちゃんの反応は「????」という表情であった。

この時初めて「これはやばい」とおもった。ホステルが最初にくれた連絡の雰囲気から、郵便局で荷物の受け取りはよくあることなんだと思い込んでいた。だからさっきの質問をぶつければ「あー、おけおけそのパターンね。じゃあこの書類に色々記入しといて。メールしたら取りに来てよ」とかってなるとおもってた…

おっちゃんは「君の言ってることがよくわからないからとりあえずここ電話して。なんでも教えてくれるはずだからさ。はい次のお客さーんどうぞー」と素っ気ない感じ。コールセンターも24時間空いているわけではなくその日の受付時間は終わりそうだった。フリーWi-fiのみで生活していた僕はインターネットもないし、海外でスマホで電話するのが怖かったので、公衆電話を探した。しかしイギリスは公衆電話がたくさんある。シンボルの1つだし、そういえばすぐそこにもあったから行ってみた。

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しかし、使えない。この観光客用公衆電話はマジで汚い。さらに大体壊れてる。「何のためにあるんだよこんなにいっぱい!一個でいいだろ使えねーんなら!」とイライラしながら次はどうしようかと考えていると、さっきのカスタマーサービスの裏に郵便局的な建物があった。どうやら先程訪れたのはRoyal Mailのカスタマーサービスでこっち郵便局はメールに書いてあったPhoenix Paceだった。ここならいけるかもと希望を持って入ると、ここもまた小さな部屋におっちゃん1人。同様の質問をぶつけると、このおじちゃんは優しい方で同僚に聞いたり、電話で聞いてみてくれた。そして「こいつに聞けばなんでも分かるぜ!」と教えてくれたのはさっきのRoyal mailのカスタマーサービスのおっちゃんだった(笑)さっき行ったのにと思いながらも、こっちのおっちゃんが何か話しつけてくれたのかと期待して再訪問。

しかし、あっちのおっちゃんは「またお前か。わからねえもんはわからねえよ。さっきのところに電話してくれ。」と突き放してくる。

しょうがなくこの日は諦める。試合日まではあと3日。試合当日は昼からスタジアムツアーに申し込んでいた+試合前日はコルニーにいってそのあとU23の試合を観戦しようと考えていたので、実質明日でチケットを手元に入手しなければならない。1日で確保できるだろうか…。そんな不安を抱えながら就寝。

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