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何事も違うアクセントがあってこそ

食べることが好きな人たちってね。
平和率が高いの。
何でだろうと考えてたらね、人間の三大欲求満たしてるからだ!に繋がるけど自分で腹も心も満たすことができる人が多い気がするんですよね。

花より団子だから余計ないざこざに巻き込まれにくいしあんまり他所に興味ないのかも。
最近読んでめっちゃ読み応えがあった『暇と退屈の倫理学』という文庫本中でとても心を代弁してくれた引用があったので残しておきます。好きで日常をアップデートってこれのことじゃん。
賢者を目指して。

だからもろもろの物を利用してそれをできるかぎり楽しむことは賢者にふさわしい。たしかに、味の良い食物および飲料を程よくとることによって、さらにまた、芳香、緑なす植物の快い美、装飾、音楽、運動競技、演劇、そのほか他人を害することなしに各人の利用しうるこの種の事柄によって、自らを爽快にし元気づけることは賢者にふさわしいのである。

スピノザ『エチカ』より

もう私の記事をたくさん読んでる人は耳にタコかもしれませんが、私は

食べることが大好き

平和アピしてるみたいな嫌なやつになっちゃったか。寛大な心でお許しあれ♡
それはさておき、友人からも腹ペコフレンドや食通のご紹介を頂き、埋まる埋まるgoogle map、増える増える行きたいリスト📍胃袋お金時間が足りない。

私は基本的には街ブラ街中華大好き、ラーメンの100名店も隙あらば開拓、美味しそうなパン屋を見つければ明日のパンをついつい買ってしまいそうな日常の欲求に弱いタイプ。言い換えると日常での幸福度が身近にあるので楽しみやすいタイプともいえる。えっへん。

美味しいもの好きにもいろんなタイプがいて、系統の違う人たちとそれぞれ思う「おいしい」を食べに行くのもとても楽しみ。

そんな中、飯友が「うちの同期の食への本気度凄いよ」と紹介してくれた人がそれはまぁ「食通」という言葉はこういう人のためにあるんだろうなぁという凄い人。一度だけ夢を見させてもらって、この世界は違うなぁ、住むことができない(金銭と食レベル的に)って思っちゃったけどその人のおすすめは間違いありません。

その人が華金はお決まりのバーがあって、友達に「2人でいつものとこで飲んでるんだけど合流しない?」と誘ってもらってたまたま行ける距離だったので飛び入り参加してきちゃった。

季節のフルーツカクテル:すもも

エルダーフラワーの使い方の正解を知った夏夜
「すももはね、皮の方とか含めて全部使っちゃうと酸っぱすぎるんだよね。エルダーフラワーのリキュールを少し入れてあげると香りがすごく良くなるの。入れすぎはだめだよ。」
香りと味が違う要素で、飲む前と飲んだ後の想定してる味が違っていてとても美味しいし楽しめました。香りがすごい好き〜!トンカ豆って言われてバニラみたいな?って答えられたの嬉しかった〜!勉強の成果でてるぜ!?

「フルーツは離水しやすいし余分な水分で味がぼやけちゃうから僕のこだわりは銀のシェイカーは使わずにタッパー(みたいな)で氷いっこ。氷をぶつけあって微細な氷の粒を作らせない。全体が冷やされたらOK」

などなど他にもたくさん仰っていてものすごく勉強になりました。この知識役立つ時はくるのだろうか…そして私は何者になりたいのだろうか…

友達はさつまいものカクテル。上にコーヒーをふんわり香り付けで。一口もらったけど甘くて濃厚!コーヒーがすごく良い味出してる!
別のお店で以前コーヒー×泡盛のお酒を飲みそれもものすごく溶け合って美味しかったことを思い出しました。調和してたし、きれいに溶け合ってた感動の一杯。おいし〜しあわせ〜。 

味って究極突き詰めると分子レベルになってきちゃう気がするんだよなぁ。林檎って薔薇の香りと近いよね。バラ科じゃん。みたいな。これは『赤い月の香り』からの引用です。笑 
読んだ本のセリフと日常がリンクしてくれるとそれもちょっと嬉しい。

紅はるかだけだと甘すぎちゃう。重たいし。バナナとかもそうだけど甘すぎるものには苦いとか違うアクセントを入れてあげることが大事だよって言っててあーそうだよなって。

これって食だけでなくて色でもそうで。
(変換しょくしょくでこれもなんだか嬉しかった)


絵のとっても上手なおばあちゃんも
「絵を描く時にはね反対色を入れてあげた方が本物に近づくんだよ。」

とひまわりの絵を描いていた時に、黄色茶色赤緑!など思い描く色だけでなく水色やピンクなどを塗りこんでいてほえ〜って見ながら聞いたら教えてくれたことがよみがえりました。
人間の肌とかもピンクとかだけじゃなくてグレーとか一見使われてなさそうな色使ってる人の絵が本物で凄いなぁと感心した記憶も。
 
人間関係もそうだなぁと思っていて。
似たような思考や色を持った人たちならではの心地よさはあるんだけどね。それがずっとはつまらないよなぁって。全然違う人間と話しているときにこそ刺激を感じたりあらたなきっかけになるなと思いました。そういう意味ではカラフルな人生周りのおかげで送らせてもらってると思う。ありがたや。

アクセントって言葉は、音楽で強弱をつけるのに大事な役割を。メリハリって大事ですよね。
少なくとも私は平々凡々ってより、大変でも山あり谷ありの方がなんか生きてる!って感じがします。アクセントのある人生を送っていきたいと思う。
できれば素敵なメロディーラインを奏でていたいな

一杯飲んだだけであれもこれも考えさせられちゃう。それが良いバーの証なのかもね?
バーのおつまみのことを「チャーム」と呼ぶのでなんだか幸せな魔法をかけられたような素敵なひと時でした。

幸せな魔法の一部 
お漬物があるのも蜂蜜漬けのカカオニブも含め
全て最高! 

それでは読んでくれたあなたにも素敵なひとときが訪れますように🍹


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