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小学生でも漕げるカヌーが私にはできない?! 大自然の中で「恥ずかしさ」と対峙した日@kobamegu0623
5月のゴールデンウィーク明け。北は北海道から南は岡山までいる弊社メンバーが、奄美大島に集合しました。
私は、東京からの参加組。ノベルティ・オリジナルグッズ制作事業でプランナーをしている小林です。
奄美大島を訪れた理由は、クライアントである一棟貸しのヴィラ”tumugu”さんの Webサイトをリニューアルするためでした。
Webサイトのリニューアルは、東京からでもできることではあります。
そうではなく、「奄美大島に来るひとの気持ちを理解することから始める」「まず自分たちが奄美大島を体験してみる」これこそがラブソル流なのかもしれません。
そして、こんな私たちを呼んでくださる。クライアントさまの想いあってこその訪問でした。
奄美大島での体験の一つとして、ヴィラtumuguのオーナー西さんのご紹介で、”マングローブカヌー”を体験することになりました。
日本で2番目に広いマングローブ原生林を持つ、奄美大島ならではのアクティビティです。
私にとっては、人生初めてのカヌー体験。
奄美の海と空を味わいながら自然に触れる素敵な時間になりつつも、幼少期の自分までを思い出させるような出来事もあり、大きな気付きのあった体験になりました!
「恥ずかしい」気持ちを丁寧に扱うと、幼少期の自分が見えてきた
マングローブカヌーは、ガイドさんが付いてマングローブの原生林を巡りつつ、色々な説明をしてくれるツアー形式のものでした。
実際にカヌーを漕ぎ始める前、陸でオールを手にレクチャーを受けました。こうすると右に曲がり、こうすると左へ。止まり方、バックの仕方などを教わります。
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そして、いよいよ本番です。
1人ずつ、カヌーに乗りこみます。
さて、順番がやってきて川に放たれた私。
頭の中には、先に乗り込んだメンバーに続いて滑らかに川を進む自分の姿がイメージされていました。
え? 進行方向にすすまない! カヌーが回る。
思い通りに行かない!!
…そして、その状態なのは私だけ!!
ややパニックになりながら途方に暮れている私をすかさずフォローしてくれたのは、ガイドさん。「広くて漕ぎやすい位置まで、引っ張りますね! 」と爽やかに声をかけてくださいました。
なんて気持ちが良い対応なんだろうと感動し、救われたような気持ちなりつつも、同時に、なぜか胸がつかえたような息苦しさを覚えました。
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ガイドさんのカヌーと私の乗っているカヌーをロープで繋いで、引っ張ってくれている。
すごくありがたい。親切にしてくださっているのに、なんだろうこの感情は。
これは、「恥ずかしい」か…?
グッと自分の気持ちにフォーカスしたとき、パッと幼少期の映像が浮かんできました。
3歳くらいの私が、2つ上の姉と近所の友だち数人でゲームをしています。
その中で、私はギャーギャー泣き喚いています。
このとき、どんなゲームをしていたのかは覚えていません。ただ、ゲームに負けそうになったことが嫌で癇癪を起こしていたことだけは、ハッキリと覚えています。
このときの感情を読み解いてみると、自分が人と比べて劣っていることに対して腹が立ったり、悲しかったり、悔しかったりしていたのだと思います。
ある程度の年齢になってからは分別もつき、泣き喚くことはもうありませんが、その思考の癖のようなものが、ふと蘇ってしまうことがあるんだなぁと、恐怖を感じました。
気付かないうちに、自分と誰かを比較してしまうという思考。
その思考が発動したとき、昔は「泣き喚く」という行為につながっていましたが、大人になった今は「隠れたい、消えたい」という気持ちになっている。
カヌー体験に話を戻します。
一人だけ、ガイドさんに繋がれてカヌーを引っ張ってもらっている状況。
みんな出来ているのに、私だけできない。恥ずかしい、穴があったら入りたい。でも、マングローブの原生林の中で、逃げも隠れもできない状況です。
これが、胸がつかえたような息苦しさの原因だったんですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1716847209000-eOlxSSSz7C.jpg?width=800)
通常の仕事の中で、自分のできなさを感じた時や指摘された時に、「自虐的にならないでいいんだよ」「めぐさんはもしかしたら、指摘を受け入れられていないかもしれない」と言われることがありました。
オフィスでのリアルのやり取りや、テキストメッセージだったら、「それ、わかっていて…」「今やろうと思ってました」などと誤魔化すこともできてしまう。
恥ずかしさから来る私のそのような反応は、周囲からしたら、逃げやプライドの高さに見えてしまっていたのかもしれない。
逃げられない大自然の中で、初めての体験から感じたことを丁寧に読み取ってみたら、幼少期の自分と今の自分がリンクしました。
誰も置いて行かない。相手を思いやる気持ちを忘れずに
ツアー中、少しメンバーと距離が空いたとき、ふと「このままみんなに追いつけなかったらどうしよう」と、ちょっとだけ不安になりました。
その不安は、ガイドさんの気遣いや一緒に参加したメンバーの声がけのおかげで、一瞬で解決されましたが。
この時は、自分も誰かを置いてけぼりにしてしまう瞬間がないかを考えていました。
弊社ではオフィスに出社している人と、リモートで働いている人がいます。
リモートで働いてるメンバーとのやり取りは日常茶飯事。やり取りの最中に、相手を置いてけぼりにさせてしまう瞬間があったかもしれないと感じました。
例えば、北海道で働いてくれているリモートメンバーのうさあゆさんとのやりとりでも、そういうことをしてしまっていることがあります。
うさあゆさんがある作業をしてくれて、そのチェック依頼の連絡が私に飛んできます。
その時、たまたま私がグッズの梱包作業をしている時間だったらどうでしょうか?
オフィスにいるメンバーは、私が梱包作業中でデスクを離れていることを知っていますが、リモートメンバーにはわからないですよね。
連日ノベルティやオリジナルグッズが工場から届いては検品し、お客さまのもとへ発送しています✨
— こばやしめぐみ (@kobamegu0623) March 19, 2024
大きい重たい荷物も、それが複数個あっても、嫌な顔ひとつせずに運んでくれる宅配業者さん🚛
いつも本当に感謝です🙏😊#ノベルティカフェ pic.twitter.com/QPixI8NHVz
代表のゆかさんからは「うさあゆちゃんにはめぐさんの状況が見えないから、返事がないと不安になるよ。一言、何をしているか言ってあげてね」とよく言われます。
カヌーと日常生活では状況が違いますが、この「置いてけぼり」の感覚は、心がジリジリするような寂しい気持ちなんだな、と反省しました。
大切なメンバーに、そういう気持ちにさせないようにしないと! カヌー体験は、こんなことにも気が付かせてくれました。
知らない土地に行くと、普段何気なく行っていることを見直すきっかけになります。
そして、メンバーと四六時中一緒に行動することで、相手のことをもっと知れた気がしました。
最後に、合宿先として宿泊させていただき、マングローブカヌー体験を提案してくださった、奄美大島の一棟貸しのヴィラ”tumugu”のオーナー西夫妻、マングローブカヌーのガイドをしてくださったLALALAND AMAMIの朝野さん。
そして奄美大島に連れてきてくれたゆかさん、みかさん。一緒に合宿に行ってくれたメンバーに感謝です! 貴重な体験をありがとうございました!
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小林 恵美▶︎SNS...X
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