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1年間のコーチングで実感した、自分の言葉を探していくことの大切さ @horimotoharu

「ヘブンズ・ドアー 今、心の扉は開かれる―――」

人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクター、岸辺露伴のセリフです。

「ヘブンズ・ドアー」とは、岸辺露伴の”スタンド”と呼ばれている特殊能力で、対象を本にして「人生の体験」を読むことができる、とんでもない能力です。さらに、ページに書き込むことで相手の行動・記憶を思い通りに制御することもできる。

相手のこと、自分のことをつまびらかに知ることができる能力は、とても魅力的。ドラマを見ながら羨ましく感じていました。

漫画は見ていないのですが、NHKのドラマ『岸辺露伴は動かない』のファンである堀です。

岸辺露伴のように、本で自分を理解することはできないですが、この1年間はコーチングを受講して、自分をもっともっと知ることに努めてきました。

コーチングを受講して、どんな変化があったのか。感じたことをまとめてみました。

「自分」と向き合う時間の大切さを感じた一年

昨年の6月から、ラブソルの福利厚生のひとつであるコーチングを受講させてもらっています。ストレングス認定コーチであるりょうじさんと、月に一度マンツーマンで実施しています。

りょうじさんのコーチングは、ストレングスファインダー(米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツール、34の資質で自分の強みがわかる)を活用して行うのが特徴です。

自分の強みはなんなのか、それを生かすために何をするべきなのか、苦手なことはなんなのか。

この一年で、自分自身に対する理解が格段に深まったと感じています。

最も良かったことは、過去を振り返ったり、未来について考えたりするという重要な時間を定期的に持てたことです。

世界的なベストセラー『7つの習慣』で述べられているように、「緊急性は低いが重要性が高い物事」に時間を使うことは、成長にとって重要です。これは、本の中で第二領域と呼ばれています。

頭ではわかっているけれど、緊急性も重要性も高い物事に追われていると、自分自身で第二領域の時間をつくりだすことは難しい。たまにそういう時間をつくり出せても、定期的に行っていないため、断片的な内容で効果を実感できない…。

一人では、どうしてもそんな状態をぐるぐるするばかりでした。
それが、どんなに忙しい時でも月に一度、じっくりと自分に向き合う時間を会社に用意してもらえたなんて、なかなかないことだと思います。自分自身の成長に大きな影響を与えてくれました。

言葉がどんどん実態を伴っていく

コーチングセッションでは、毎回自分で用意したテーマに沿って話を進めていきます。

日頃、ぼんやりと考えたり感じていることを言葉にしていく。内側をぐりぐりと深ぼっていく時間。

コーチングが終わって振り返ってみると、こんなことを考えていたのかと、毎回新たな発見があります。それは、自分の言葉が実態を伴って形になっていくような感覚です。

一人ではなく、りょうじさんとのセッションで言葉を見つける作業をしていくことで、自分では掘り進めないであろう方向に進んでいくこともあります。同じ物事でも、新鮮に見つめ直すことができているなと感じています。

前回のセッションでは、「これからの一年間でどんな自分になっていきたいか」というテーマで話をして、「信頼、安心、誠実」を体現するような存在になりたいという結論に至りました。

クライアント様、そしてチームのメンバーからそんな風に思ってもらえるように何をするべきなのか。

言動の一致、スピード感のある対応、ポジティブでいることを心がけるなどいくつかやるべきことが出てきました。

「これらをやっていくために、もっとも小さい行動ステップをつくろう」

りょうじさんからの提案を受けて、決めた小さな行動ステップ。なんと、「貧乏ゆすりを辞める」という目標を立てました。
一人で目標を立てていたら、絶対に出てこなかったであろうものでした。

これまで、それが癖になっていることは感じていましたが、なんらか理由をつけて辞める努力はしてきませんでした。だから、コーチングの場でぽろっと出てきて驚きました。
周りの人にネガティブな印象を与える貧乏ゆすり。きっと、自分自身にもネガティブな影響を与えているはずです。ポジティブでいるために、辞めようと決めました。

日常の中で顔を出す貧乏ゆすり。ふとしたくなった時、している自分に気がついて辞めた時、きっと一日の中で何度もなりたい自分を思い出すことができる。

岸辺露伴のように、本に書き込むことで自分を変えることはできないですが、小さな行動の積み重ねで、より良い自分へと変化していこうと思います。

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