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インターンの 「はじめての取材」に、先輩ライターとして「これだけは気をつけて」と贈った言葉 @saayoo345

おはようございます! メディア事業部のさよです。

先日、 #ラブソルインターン のSHIONが、ラブソルでの初めての取材に挑戦しました!

このラブソルnote内のインタビューコンテンツ #羅針盤のつくりかた の記事制作のため、デザイン事業部のでらみにインタビューです!

もともと、オンラインサロンをきっかけにデザイン修行を始めたSHION。似た経歴を持つ先輩、でらみの話を聞きながら、「デザインを始めたいけど、どうしたらいいんだろう」という人の背中を推したいと、企画を立ててくれました。

社内での取材とはいえ、取材依頼書や想定質問を作りこみ、外部の方にお願いする時と同じ形式で準備を進め、いざ当日。

今日は、取材直前にSHIONに伝えた「取材の時に気をつけたらいいのでは」とお伝えしたことを、書き記しておこうと思います^^

結論からお話しすると、「お相手を不安にさせない」ことに尽きるな、と改めて思った次第です。

1)取材前...記事の目的や所要時間を伝え、取材の全容を改めて共有すること

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アポイントの時に、所要時間は伝え、事前に質問リストはお渡ししています。でも、渡したから必ずしもお相手の頭に入っている、と捉えるのは、ちょっと危険です。

お相手もお忙しいので、目を通したつもりでも「あれ、これなんのための記事で、何を話したらいいんだっけ?」なんてありがちです。せっかくお時間をいただいているのに、ふわっとした時間を過ごすのはもったいないので、改めてここで全容を共有をします。

・掲載される媒体
・なぜこの記事を作るのか
・こんなテーマで、あなたのこんなところを描いていきたいです etc.

一緒に記事を作っていただく目の前の協力者が、答えの方向性を「迷わなくて良いように」。ともに目指すゴールを、明確にしておくことを伝えましたっ。

2)「緊張する…!」 どうしたらいい!?

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多くの取材は、「初めまして」から1時間程度で聞きたい情報を過不足なく聞かなくてはいけません。今回は社内メンバー同士ではありましたが、SHIONもでらみも緊張気味。そりゃそうですよね、緊張します。

この緊張を無視して進むと、なんだか変な空気感になる気がして...。話す側だって、インタビュー慣れしていない場合は、緊張しているはずです。お互い緊張しっぱなしはさすがに疲れてしまうので、思い切って一言聞くようにしています。

「こういう取材は、慣れていますか?」
「話すのは、得意な方ですか?」

緊張すると息を吸うことばかり考えてしまいがちなので、ふーっと息を吐くイメージ。

「慣れてないんです」と返ってきたら、「そんな問い詰めたりしないので(笑)、ざっくばらんに話してください」と伝えれば良いし、「喋るの得意です!」という方なら、「じゃあ早速行っちゃいましょう!」とテンションを上げても良い。

これは、アイスブレイクと言うのでしょうか。取材の温度を決めるって、すごく大切だと思っています。

そして、インタビューする側が緊張している場合。私もすごく緊張しいなのですが、無理して隠しても、話し方や呼吸でだいたいばれます。

取材する側があまりに緊張していると、それはそれでお相手が不安になるので、さっさと白状するようにしています。

「お話聞けるのが楽しみすぎて、ちょっと緊張しています」

緊張してしまうのは仕方がないと思うんです。だって、それだけその仕事を、大切に思っているということだから。

「お会いできて嬉しいです」
「ゆっくりお話を聞かせてください!」

好意的な姿勢を伝えることは、仕事の場であってもきっと悪いことではない。「この人、ちゃんと話を聞いてくれそうだ」と感じてもらえれば、きっとお相手も安心してくれるんじゃないかな、と思っています。

3)「ピンチ! 取材時間が足らないかも…!」

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話が深くなりすぎて、「いかん、まだまだ聞くことがあるのに時間が!」 という状態。

そもそも気をつけなさいって話なんですが、それでも、どうにも盛り上がっちゃう時とか、あるじゃないですか…(小声)

どう頑張っても立て直せない! だめだ!もうちょっと話を聞きたい! という時。

そんなことも起こり得るから、素直に聞くようにしてね、と伝えました。

「夢中でお話を聞いていたらあっという間に時間が経ってしまったのですが、もう少し聞きたいことがありまして… ○分ほど、お時間いただくことは可能ですか?」

なんとなく勢いに乗ってなぁなあに長引かせる、はダメです。絶対。

こちらの都合でお相手のスケジュールを崩すようなことがあっては失礼なので、この場合も素直になって、相談を。

「大丈夫ですよ」と言っていただけたら、お言葉に甘えて少し延長させていただく。「次が控えていて…」と言われたら、「では最後にこの質問をお聞きして、終わりますね」とクロージングに入ります。

タイムキープをしつつ、「うぬ、足らないかも…」と焦り始めた時点で、お伺いしてみるのが良いと思います。何事も、気がついた時点で一つずつ解決していく気持ち。本当に、大事だと思います。

いろんなピンチはあれど、どんな時も「一人で勝手に進めない」

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取材をする人、される人。

この関係になると、どうしても取材をする側がエスコートをして、気持ちよくお話していただき、必要な素材を集めるまで完璧であれと、気負ってしまいがちです。

もちろん、それができることが最善だし目指すべきとは思いますが、そこまでいくにはきっと経験も必要。

重ねてにはなりますが、取材を受けてくれる方は、一緒に記事を作る協力者です。

ピンチに対して、ひとりでテンパってジタバタするのではなく、「こんな風にしようと思いますが、よろしいですか?」と、どんどんコミュニケーションを取っていいものだと思います。

決められた質問を消化していくならロボットでもよくなってしまう。もし認識が違っていたら、正しい方向を探れば良いだけです。

「この記事を良いものにしよう!」と頑張る、覚悟と情熱を誰よりも持つ。これがきっと取材をする人が持つべきプライド。でもそれは、すべてをひとりでなんとかするとは別のお話です。

最大限の敬意を持って、あなたにしかできない取材を

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緊張しているインターンを前に、実践のインタビューの中でつらつらと話をしましたが、一番伝えたかったのは、前日に贈ったこの言葉です。

「等身大のSHIONが聞きたいことを、敬意を持って聞けば絶対大丈夫だから、深呼吸して挑もう!」

インターンだからとか、学生だからとか、そういうことは関係なく。一対一でゆっくり話せる貴重な機会に、格好つけてしまったり、無理してしまうって本当にもったいないです。

上手い下手・正解が多分ないこのお仕事に、全力で向き合う。その姿勢を、感じ取ってもらうこと。

それを何より大切にしてもらえれば、きっとその人らしい取材になるんだろうなと、私は思っています。

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さて、無事取材を終えたSHION。現在は記事制作に進んでおりまして、近日公開予定です!

公開を、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいですっ!がんばれ〜っ🙌

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