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コミュニティづくりの初期に大切にしたいこと @yuka_lab12

梅雨、真っ盛り。
年々、局所的に豪雨が降り被害が出る回数が増えていて、天候の変化を感じています。ふと、新海誠監督の『天気の子』の世界を思いました。

これ以上の被害が、どうか出ませんように。
代表の由香です。

最近になって、ずいぶんとリアルにお会いして行われる取材やミーティングも増えてきました。
昨日の打ち合わせも、ここのところはずっとオンラインでしていたもので、久しぶりのリアル開催。

「ファッション誌をオンラインサロンにしてみたら? 」
というチャレンジを一緒にしている、雑誌Domani編集部の皆様とでした。

めちゃめちゃソーシャルディスタンスをとったミーティング!

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オンラインコミュニティとは言っても、結局リアルが大事!?

4月よりスタートしたDomaniオンラインサロンは、新型コロナウイルスの影響をしっかり受けて、リリースを出すことも、大きくPRすることもなくひっそりとしたスタートとなりました。
Domaniの世界観を愛する人たちで、たまたま存在を見つけてくれた方々と小さく、濃く。
しかしこれは、良質なコミュニティをグロースさせていくためには必要なことでもありました。

その辺りについて、前回このラブソル公式noteを担当した際に書きました。


コミュニティをはじめるときに、私が大切だと感じている二つのこと。

世界観を共有するメンバーで小さく始めること
提供するコンテンツを作り込まず、あくまでメンバーと一緒に作ること

新型コロナウイルスの影響は、コミュニティのスタートに当たって「一度もリアルで会う機会を持たない」という状況を作り出しました。
これまでいくつものオンラインコミュニティを立ち上げてきましたが(※)、「オンライン」コミュニティとは言っても、流石にどのコミュニティも立ち上げ期にオフラインでコミュニケーションを取る機会は設けていました。

(※)
立ち上げに関わってきたコミュニティ…、振り返ってみたらたくさんありました!
名前が変わったり、プラットフォームが変わったりしているけれど、なくなったコミュニティはありません。
どれも着実に歩みを進めていて、今も関わっているところも、運営をバトンタッチしたところもすべて、愛おしい!

・櫻田潤のビジュアルシンキング・ラボ
・ゆ〜すけ♡愛香のご機嫌サロン▶️ご機嫌女子サロン
・かんころ編集部
・美琴の魅力開花サロン
・喫茶ラブソル
・Domaniオンラインサロン
・Anri's Beauty Camp
・tocco's YOGA〜エイジレス研究所〜

これまでたくさんのコミュニティに関わってきたけれど、すべてをオンラインでスタートさせ、そのまま数ヶ月オンラインのみで活動をするというのは初めての経験です。

設計段階でも、「ファッション誌のコミュニティ」ということで、実際の誌面づくりの現場にメンバーが関わっていけるようなものを考えていました。
オンラインコミュニティとは言っても、人と人とのつながりを作っていくのに、全員とは無理にしてもリアルに会うことは欠かせない、と思っていたんです。
対面できたメンバー同士はコメントのやり取りもしやすくなり、より深い交流を重ね、じわじわと横に広げていく。そんなイメージでした。

それが物理的に実現不可能となり、現在もその状況は続いている。
そうなると、コミュニティは深まっていかないのか?
数ヶ月を経て私が感じたのは、オンラインだけでも人は確実につながっていける、ということでした。

オンラインだったからこそ、壁は生まれなかった

そのためにも大事だったと感じるのが、上述のコミュニティをはじめるときに大切なこと、二つです。
小さくはじめることと、コンテンツはみんなで作ること。
開設当初からこの通り丁寧に進めてきたことで、Domaniサロンのメンバーはリアルの知り合い同士を除くと、一度も会ったことがない人たちばかりですが、良い感じに「ゆるいつながり」が形成されつつあります。

顔と名前がなんとなく一致できる人数で、当初提供予定だったコンテンツが中々形にできない中、みんなで案を出してオンラインでできることを模索していく。
おかげで、メンバーがどこに住んでいるのか、子どもがいるのかいないのか、自己紹介で何度も聞いてはいるけれど、活動の中ではまったく影響がない状態になりました。

これ、リアルだと結構な障壁になりかねないのですが。
地方住みだったり、子どもが小さかったりすると、リアルで行われる集まりに参加するのは難しい場合が多いですから。
完全にオンラインだったことで、働く女性やワーキングママがターゲットのファッション誌のコミュニティなのに、この問題はまったくと言っていいほど起きませんでした。

コミュニティのはじまりの時だからこそ大切にしたいこと

そんな立ち上げ期において、大切にしてきたことが二つあります。

一つ目は、メンバーの声を直接、何度でも聞くことです。
リアルではもちろん集まれませんから、直接とは言ってもオンラインのミーティングツールを使って、です。

初期からいきなりスレッドにコメントをガンガン書き込むことができる猛者ももちろんいてくださいますが、多くの方は様子を伺っているのがほとんど。
知らない人ばかりの場にいきなり出ていくのは、それは恐ろしいものと感じる人も多いです。

コロナ禍において一気に広まったオンライン会議のおかげで、こちらも中々ハードルが高そうではあったオンラインイベントにも、かなり気軽に参加する状況が整ったところはありました。

ZOOMを使ったいわゆる新歓イベントを、忙しいであろう女性たちが参加しやすいように平日夜と週末午前中と、月二回開催。これは、一回あたりの参加人数を分散させるのにも役立ちました。
コミュニティ運営側の説明を延々とするのが目的ではなく、参加者に声を出してもらうための機会です。そのためには、適正な人数を設計する必要があります。

じっくり自己紹介をして、オンラインとはいえお互いのことを知っていく。
このコミュニティにどんな期待を抱いてきたのか、どんなことをしてみたいか。一人ひとり、話を聞いていきます。
雑誌Domaniの編集長、副編集長、ライターさんはもちろん、発行人と呼ばれる方も参加して、直接耳を傾けてもらいました。

これって、企業さんとコミュニティを作る時には、とても大切だと思うんです。
「良い感じに運営しておいて」と、ある程度権限以上をしてもらうことも重要なポイントなのですが、それと同じくらい!
自分たちの世界観に惹かれて集まってきてくれた人たちの声に耳を傾けることで、コミュニティの方向性を大きく考えるのに役立ちますし、何よりモチベーションになります。
Domaniサロンはファッション誌のコミュニティですから、真ん中にある雑誌が良いものであり続けることは必要不可欠!

実際に、自分たちが作り出している雑誌を好きだと言ってくれる人たちとの交流は、編集部の方々にとってとても幸せなものになりました。
読者にとっても、作り手の方々の顔を知り、声を聞き、考えに触れることは新鮮で楽しいものです。
この交流が刺激になって、良い企画が生まれ本誌が活性化する。コミュニティもそれを受けて盛り上がる。そんな流れを初期に作ることをイメージしていました。

そして二つ目は、コンテンツの独自性を大切にすることです。

コミュニティの世界観を守るために、上記イベントも「新歓」とは謳わず、これから立ち上げるコミュニティであることを共有するため「meet up party」としました。

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せっかく真ん中にファッション誌がどーんとあるコミュニティなのだから、そこは徹底的に「Domaniらしさ」に拘って。
デザインも、コンテンツも、独自性の高いものをであることを意識しています。


立ち上げの時には、特に大事にした方がいいと感じています。
オンラインのコミュニティは、今や世に溢れかえっているから。
その中から、この場をどう選んでもらうのか。
せっかく来てもらっても、期待と違ってがっかりさせてしまったら、企業としても参加した方としてももったいない。

世界観を愛する人たちに集まってもらうためにも、ミスマッチをなくすためにも、このコミュニティである意味の持つコンテンツにこだわる!
ここは気を抜けないポイントです。

長くなりましたが、コミュニティのスタートから初期の頃に大切にしたいことについて書きました。
まだまだ変化と進化を続けているDomaniオンラインサロン、もしご興味のある方は、ぜひのぞいてみてください。



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