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「言葉は刃にもなる。」だから、みんなに優しい言葉で伝えたいと思った話@usaayu0604

「言葉は刃にもなる」

スマホでニュースを読んでいると、強い言葉が飛び込んできた。
少し息が詰まるような気持ちになりながらも、読んでみました。

「言葉は刃にもなる」 志村けんさん感染、デマを流されたママの恐怖
 《志村さんのコロナ感染と、クラブ藤崎の自主休業。全くつながりのない二つの情報は、SNSの空間で交錯し、ねじ曲げられていった》

朝日新聞デジタル

ニュースの内容は、「志村けんさんのコロナ感染」と「クラブ藤崎の自主休業」という別々の情報が関連していたかのような内容のニュースが流れ、さらには誹謗中傷へと繋がっていったというもの。

志村けんさんは大好きなコメディアンで、訃報を聞いた時は本当にショックでした。その裏側で、このような誤った情報も流れていたことに、今更ながら驚きました。

誰かへの誹謗中傷や誤った情報は、テレビやSNSの中の話で、自分からは遠いような気がしていました。「言葉は刃にもなる」と聞いても、自分の言葉が誰かを傷つけている、実は誤った情報を流していると考えることは少ないのかもしれません。

最近、仕事で言葉に触れることが多いのですが、私の言葉は誰かにとっての刃になっていないだろうか…? 記事を読んで、振り返るきっかけをもらいました。

私、宇佐見は北海道在住で、フルリモートで弊社ラブソルにジョインしています。
メンバーとのコミュニケーションは、オンラインミーティングやチャットなどのテキストで行っています。

他にもクライアントさまとのやり取り、SNSでの発信、WEBサイトの更新など、言葉で伝えることは日々増えています。


たくさんの言葉に触れ、発信を行うからこそ、この記事の見出しに惹きつけられたのかもしれません。ここで、自分が発する言葉について考えてみようと思います。

拡散したいと思った時だけでも、情報検証行動を取ることが大切

「情報を拡散したい時だけでも情報検証行動をとる」

ラブソルが運営を担当している、批評家の宇野常寛さん主宰の私塾「PLANETS CLUB」では、昨年10月に「PLANETS School 教養講座」を開講しました。
第一回目は「統計学はSNS社会の何を明らかにしたかーーwithフェイクの時代の論点」をテーマにした、国際大学GLOCOM准教授、山口真一さんの講義でした。

このニュースを目にした時に、真っ先に講座で聞いた山口さんの話が思い浮かびました。

世の中はフェイクニュースで溢れている、自分は騙されないと自信がある人ほど実は騙されやすいなど、驚くようなことばかりだったことを今でも覚えています。

例えば、「コロナワクンは接種しないほうがいい」「コンビニのアイスは体に良くない」などと言われたことがあります。
どこで聞いたのかを確認してみると、「Twitterで見た! 」「〇〇さんが言っていた」といった返答が。

世の中には真偽のわからない情報が溢れています。でも、「その情報の出所はどこなんだろう」考える人もいれば、「そうなんだ !」 とそのまま受け取る人。中には、「それはみんなに伝えよう! 」と拡散する人もいると思います。

「フェイクニュース」「デマ」などといった言葉を聞くたびに、山口さんの「情報を拡散したい時だけでも情報検証行動をとる」という言葉が頭をよぎります。

講座後は、情報を受け取った時や誰かに伝える時には、その情報は正しいのだろうか、出所はどこなのかと確認することを意識するようになりました。

最近では、論文に掲載された情報や学術記事などエビデンスのある情報をもとに発信する動きもあるようです。

拡散したいと思った時だけでも、情報検証行動を取ることが大切なんだということがすごく腑に落ちました。

360度誰も傷つかない優しさがあるか?

私は、誹謗中傷のような酷い言葉だけが刃になるわけではないと思っています。
それというのも、今こうして記事を書いている時も思い出す、「360度誰も傷つかない、優しさがあるかな」という弊社代表のゆかさんの言葉があるから。

冒頭に出てきた、「言葉は刃にもなる」という言葉。

この言葉から思い出す、ある出来事があります。

友人と久しぶりに会った時のことです。「そういえばこんなことがあったみたいだよ!」 と他愛もない話をしていました。
ところが、私が話したある出来事について、友人は「知りたくなかったなー」と少し落ち込んだ様子で返答したんです。

ハッとしました。
良かれと思って話したけれど、相手にだって知らない権利もあるし、知らないままの方が良いこともあります。

そんなことも考えずに伝えて、友人の楽しかった思い出を勝手に壊してしまったんだ…、と時間が経つにつれて、申し訳ない気持ちが募っていきました。

決して誹謗中傷ではないけれど、その時は、私の言葉が刃になっていたのだと思います。

楽しい友人とのひと時も、言葉一つで傷つけてしまうことを感じました

志村けんさんの記事は、遠いことのように感じるけれど、案外身近なところでも似たようなことは起きているんだと思います。

私も、まだまだ「360度誰も傷つかない優しさ」が足りていないかもしれない。

けれども、毎日言葉に触れ、情報を発信しているし、これからも続けていきます。
「言葉は刃にもなる」ということを忘れずに、ラブソルのメンバーやクライアントさまとのコミュニケーションを大切にしていきます。

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宇佐見 鮎美▶︎SNS...X(Twitter)

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