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私がモンゴルに行くようになったきっかけと、ラブソルの仕事の相関関係 @mikaikeda6

おはようございます。ラブソルのノベルティ担当、池田です。ここ数日の冷え込みにはちょっと参ります。例年10月ってこんなに寒かったでしたっけ?季節の移ろいを感じて、センチメンタルな気分になるということはないのですが、ひたすら着るものに困っています。

昨晩、大好きなフレンチビストロPetite maison de Harryに行ってきました。

私が参加しているオンラインサロンのプロジェクトお疲れ様会が開かれ、ゆかが参加するというウワサを聞きつけ、それならアリー好きの人と横で食べてやろうと押しかけました。お店が好きすぎて、隙あらば行こうと虎視眈々とタイミングを見計らっています。

こちら、お店オープンの際に、ラブソルで取材した記事です。

前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、夕食をしての帰り道、オンラインサロン仲間の一人と「モンゴル旅行」について話しました。
その彼女は今年の夏にモンゴルに旅行したんだそうです。
かくいう私、2000年頃から10年くらいの間、毎年のようにモンゴルを訪れていて、その頃勤めていた会社の人には「モンゴル女」として認知されていました。

今回、noteに何を書こうかな〜と思っているときに、モンゴルのことでも書いてみようかと思いました。
過去の旅行の話も良いのですが、程よい写真もないし(昔すぎて、現像した写真とネガなんですよね…不便…)なぜモンゴルに行くことになったか、から書き始めてみます。

時は高校生1年の頃に遡ります。
超自由で制服もない県立高校で、楽しい日々を送っていた私。地理の授業は先生が色々な国の話をしてくれて大好きでした。
ある日、先生が「日本ともっとも離れた生活をしている国がどこだかわかる?」といってモンゴルの話をしてくれたんです。

青々とした大草原。馬の背に跨った遊牧民が山羊や羊を追い、夜はゲルで眠る。日本では核家族化が進み、近所づきあいも希薄になっている時代に、大家族が1つのゲルで眠り、知らない人のゲルを突然訪問しても笑顔で迎えてお茶を振る舞う。
遠い国のそんな風景が頭に浮かんで、すごく憧れました。

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それは、特別講義でもなんでもなく、授業の中のほんの一コマ。多分、クラスメイトの誰も覚えていないでしょう。
でも、私の脳裏にはしっかり焼き付いて離れず、大学生になったら絶対に行こうと思っていました。
(その頃の私、大学生は海外旅行をするものだという謎の先入観があったんですよね。椎名誠とか深夜特急とか読み漁って憧れてましたからねぇ。しみじみ。)

1年浪人して大学に入り、ちょこちょこ旅行に行くようになりますが、なかなかモンゴルに行く機会はなく、それでも心のどこかにいつも憧れを抱いていました。
ついに初モンゴルに行ったのは大学4年の夏休み。就活も終わってのんびりモードの頃です。
友人を無理やり誘って、ツアーに参加しました。(後にも先にもあそこまでしっかり予定が組まれたツアーに参加したのはあの時だけです)
それは中国の内モンゴルを巡るツアーだったのですが、参加者のほとんどが若者で、ものすごく楽しい旅でした。

私がモンゴルに憧れた最大のポイントは「大草原で馬に乗ること」でした。
小さい頃から、理由は不明ですが馬が大好きで、乗馬に憧れていました。モンゴルではそれが気軽に体験でき、しかも広い草原で乗ることができます。
内モンゴルのツアーでも体験が組み込まれており、初の外乗りで異常に楽しかったのを覚えています。

ツアーの限られて時間で馬に乗り足りなかった私は、翌年、そのツアーで知り合った少し年上のお姉さんと、モンゴル国に乗馬トレッキングに行くことになります。
1週間くらいかけて、テント泊をしながらずっと馬で移動し、カラコルム(かつてのモンゴル帝国の首都)を目指しました。

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ある程度自由に馬に乗れるようになってご満悦の私。
それから立て続けにモンゴルに行くようになりました。

その体験記はちょっと置いておいて、最初に戻ります。

高校の授業です。
過去のことをすっきりさっぱり忘れて流して生きているタイプなのに、あの授業の一言でここまでハマったのはとても珍しいことです。

なんでかな? と考えてみたのですが、先生が「今の日常と最も離れている」というニュアンスのことを言ったのがポイントだったのではないかと思います。
もちろん、馬に乗りたかったという憧れが、モンゴル熱を後押ししたのはあります。
でも、それだけではないような気がします。

私は、ひねくれ者かつ非常に飽きっぽい人間で、決められたことをやったり、同じことをずっとやるのが苦手です。
このnoteでも何度か書いたのですが、箱に詰められたお弁当が嫌いとか、勝手に出てくるお通しが嫌いとか、まあ鬱陶しい奴です。
そんな私に、地理の先生は響く言葉を言ってくれたんだなと思うのです。

憧れの大学生になって、モンゴル以外にも海外に色々と出かけました。その後の会社員時代も、無理やり休みをとってはどこかに出かけたし、最近ではラブソルでも社員旅行と称して飛び回っています。

その中で、モンゴルが殊更に日本とかけ離れていることはありませんでした。どの国も、どこかが必ず違って、どこかは被っているところがあったり、様々でした。

その多様性が、どの旅でも私を楽しませてくれたし、次の旅への意欲を掻き立ててくれています

実は、ラブソルの仕事も、びっくりするくらい多様性があります。
つい最近、さよが書いたnoteでもよくわかります。

多様性があるからワクワクするし、続けられる。
多様性を受け入れるから、仕事を選ばないし、広げられる。

そうやってラブソルは5年間やってきました。
毎日、想定外の問い合わせに笑ったり頭を悩ませたりの繰り返しです。

モンゴルに行くようになったきっかけを思い出すうちに、色々と繋がって、趣味や感性って変わらないし、それに従ってなるように動いているんだなぁと思ったのでした。

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【今日の一枚】
モンゴルの写真で唯一スマホに入っているのが、最後に行った2011年のもの。スマホを持ち始めたんですよね。iPhone3GS。
ちょうど今くらいの時期に行ったのですが、あちらは氷点下になる日もある季節。
乾燥しているので、晴れていればまだそんなに寒くはないのですが、この写真を撮った日は雪が降ってきました。
知り合いがウランバートル近郊でリゾートホテルをはじめたばかりの頃に泊まりに行きました。これはスタッフのゲルでしょうか。雪とゲルもまた風情があります。

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LA BOUSSOLE
代表 池田 実加
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