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見つめる先は「世界一働きやすい会社」#ラブソルご飯 に込められた想いを聞いてみた #羅針盤のつくりかた

ロンドンに留学中のラブソルインターン、SHIONです! 

2020年11月にラブソルにジョインし、早くも6ヶ月目。
実は私、ジョインした当初からずっと気になっていることがありました。
それは、 #ラブソルご飯 という文化。

ラブソルでは、出社メンバーが揃ってオフィスで手作りご飯を食べる文化があるのですが、「上司部下関係なく、みんなで一緒に食べるの!?」と、私にとっては衝撃でした。

というわけで、今回は代表の由香さんにラブソルご飯をはじめた経緯や、アップデートされ続けるラブソルの文化、今後のビジョンについてお聞きしました! 

この記事は、インターンが代表に突撃インタビューシリーズ第二弾です。
<第一弾記事はこちらから>


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柴山由香(しばやま・ゆか)
新卒で、ファーストフードチェーン本部に入社。以降、転職を何度か経験している。ブライダル業界のベンチャー企業でウェディングプランナーや新卒採用を担当、カフェチェーン本部では、店長や新業態開発を担当。その後、飲料メーカーにて品質保証・顧客対応や、IT企業の営業を経験し、2014年合同会社LA BOUSSOLEを設立。担当領域はマーケティング。
プライベートでは、この春高校に入学した長男と夫と暮らしている。

心と身体を守るための、福利厚生

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ーラブソルの社風になっているラブソルご飯は、一体いつ始まったんですか?

元々はラブソルメンバー向けのものではなくて、どちらかといえばお客様への「おもてなし」だったかと思います。クライアントさんや、ラブソルとつながりのある方がオフィスにいらっしゃった時に、手作りのご飯を振る舞ったことから始まりました。

ーそうなんですか!? インターンをする前からずっとその様子を見ていたので、てっきり社風だと思っていました...! ではそこから、どのように今の形になっていったのですか?

コロナ禍の2020年4月頃かな…。世の中の動きが制限されていた時、お昼を食べられる場所も限られていたから、段々と社内で一緒にご飯を食べるようになりました。

ラブソルって、基本的にはリモートでも成り立つものが多いけれど、そもそもはノベルティ制作の会社じゃない? 

ノベルティを制作する中で、質感を手で確かめたり、完成品の検品や梱包をしなくてはならなかったり、出社しないとできない作業も意外と多いんです。だから、完全リモートにはできなかったんですよね。

ただ、一緒に食事を作って食べるようになったことで、メンバーの健康面をケアできるのは大きなメリットだなと思いはじめて。

そもそも、一人暮らしの子は食事が疎かになってしまいがちだし、もし病気になってしまったら、家族とか頼れる人が周りに少ない。そういうリスクも、会社として回避できないかなと思い始めた。

週1でもみんなで楽しく食事ができて、なおかつ手作りの優しいご飯によって免疫を高められたらいいなって。やがて、週1の定例MTGの時は出社メンバーでランチを食べるという、今の形になっていったんですよね。

ーなるほど。元々福利厚生であったというより、自然とはじまったものなんですね!  でも、いざお昼を会社で、それも手作りご飯を作るとなると、担当を決めるなど、色々と大変そうなイメージがあるのですが...どうしていたんですか?

最初は、お客様に振る舞っていた時と同じように、共同代表の実加が作っていました。そのうち段々と、経営企画担当のゆきえちゃんが手伝ってくれるようになったの。気づいたら、いつの間にかゆきえちゃんがラブソルご飯の人に(笑)

ーラブソル内では、マカナイストという変わった愛称で親しまれていますよね!(笑)献立はどうしているんですか?

基本的には旬の食材を使ったものや、誰かが旅に行けばそのお土産を使った料理など、ゆきえちゃんが考えてくれています。

あとは、クライアントさんに関するレシピは、登場回数が多いですね。ラブソルでは代々木上原のフレンチレストラン sioをはじめ、飲食店を多数経営するsio株式会社さんのオウンドメディア運営を請けています。

そのsioさんがコロナ禍で、おうち時間に料理をする人が増えたことをきっかけに、プロの味を家庭で再現できる #おうちでsio というレシピコンテンツを発信しはじめました。

それを見たゆきえちゃんが、少しでも応援になるならと、ラブソルご飯に自主的に取り入れてくれるようになった。

ラブソルにとっても「つながり」のある「意味のあるもの」を、みんなで一緒に食べることで共通の意識が芽生えるようで、素敵だなと思った。

食がブランディングに繋がっていった

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ー共通の意識。他にも、良い変化はありましたか?

一番の変化は、コミュニケーションがとりやすくなったこと。ラブソルってこういうスタンスの会社なんだよって、メンバーに伝えやすくなりましたね。ラブソルが仕事をする上で大切にしたいことは、クライアントさんに本気で伴走すること。

実際に仕事をする時以外も、クライアントさんを想う姿勢というか。ご飯を食べる時もクライアントさんの話題は自然と出るし、共通言語が増えたような気がする。

ーなるほど! では、ラブソルご飯は経営戦略とブランディング、どちらに近いものなのでしょうか?

どちらかというとブランディングが近いかな。私が目指しているのは、ラブソルを世界一働きやすい会社にすることなんです。

ーそういった意図的なものは、ご飯以外にもあるのでしょうか?

会社を作った当初から「ライフステージが変わっても女性が働きやすい会社を作りたい」とは、ずっと思っています。

私は昔から働くのが好きだけど、出産をしたり、妻や母になることを経験し、ライフステージの変化によって女性が感じやすい不安は一通り感じてきた。

産休や育休中に社会に置いていかれる感覚や、上司から「女の子はそんなにがんばらなくてもいいよ」と声をかけられたこと...。様々な経験をして、だからこそ働く女性を応援できるような会社を作っていきたいなと思うようになりました。

その一環として、この春から加入する健康保険組合を変えて、各種手当てなどの制度が手厚くなり、保険料も安くなった。

ただ、今の女性だけの会社では逆に多様性に欠けてしまうから、今後は男性も積極的に採用していきたいかな。

アップデートされ続ける文化とビジョン

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ーラブソルでは、メンバーが毎日社内Slackにモーニングノートと呼ばれるものを書く文化がありますが、こちらは一体どんな意図があるのでしょうか?

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これは元々、朝起きてすぐ自分の頭の中にあるものをすべてノートに書き出す、「モーニングページ」というものから着想したもの。 

本来はもっとプライベートなものなんだけど、ビジネス用にアレンジしたというか。というのも、ラブソルメンバーは働き方が多様で、出社が多い人もいれば、ほとんどリモートの人もいます。各自バラバラな場所にいてもチームとして働くために、お互いの状況を把握するのに役立てているかな。

社内全体で見られるようになっているので、自分だけでなく、相手のタスクも確認できるのがメリットですね。 

お願いしていたことがその人のリストになければリマインドもかけられるし、立て込んでいるなと理解できれば、不急の依頼はしないで済む。小さなもやもやを減らせるんだよね。

「この人、ずっとこの案件止まっているな」と気がつけば、「助けは必要?」と声をかけられるし、とにかくウィンウィンな文化です。

ー社内の流れとメンバー一人ひとりの動きが綺麗に見えますよね。学生としても、課題が立て込んでいる時にその旨を書いておくと、みなさんがフォローしてくださるので助かります。それでは最後に、由香さんがラブソルで目指しているビジョンについて教えてください。

時代とともにチームがよいとか、個がよいとか、価値観は変わっていきますが、私、働くってもっと自由でいいなと思っているんです。

その中で、ラブソルには入れ物のような役割をしてほしい。今は私と実加(池田実加)が共同代表という形だけど、ゆくゆくは誰かに引き継いでいくこともあるかもしれない。

時代やその時のメンバーに合わせて、働き方も柔軟に変化していける組織だといいな。一人でやるよりは、チームであれば例えば誰かが病気になったり、何かあった時でも支え合える。

目指す先は「みんなが自由に選択できる会社」、それが、私が思う世界一働きやすい会社です。

それは、「人」がいないと実現できません。2人で始めたラブソルは、まだまだ発展途上。色々な形を模索しながら、最終的にみんなにとって心地のよい、働きやすい会社になればと思っています。

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取材・執筆:伊庭 詩音
編集:柴山 由香柴田 佐世子
撮影:池田 実加
バナー制作:小野寺 美穂

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