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「nexus構想」WEBサイトの図解制作の裏側を公開します! @HNK_715

ラブソルで、東急株式会社さまの「nexus構想」についてのオフィシャルWEBサイトを制作しました!

東急さまが新しくつくるまちづくりの構想について、ラブソルへオフィシャルWEBサイトの制作依頼が。はじめてお話を聞いたとき、思わず「えっすごっ」と声が出てしまいました。

関東の主要路線のひとつである「東急電鉄」、「東急株式会社」という名前は、岡山に住んでいる私でも何度も聞いたことがあるくらい大きな企業さま。
そんな東急さまのWEBサイト制作に、私も何かのかたちで関われたら…と考えていました。

・nexus構想とは
多摩田園都市エリアにおける生活者起点での新たな郊外まちづくりとして、緑豊かな自然や農といった「田園」と、住む・学ぶ・働く・遊ぶといった職住近接の「都市」が融合した「歩きたくなるまち」を目指すもの。

nexus構想のWEBサイト制作プロジェクトでは、デザイン、キービジュアルの制作をデザイナーのみほさんが担当し、コピーを代表のゆかさんが担当。

そして、nexus構想の図解を私、ほのかが担当しました。

なぜWEBサイトの中に図解を入れることになったのか

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https://nexus-dento.com/

nexus構想に登場する「個人」「社会・環境」「コミュニティ」について、関係性をわかりやすく伝えるための図解。
nexus構想を実現するために、お互いがどんなふうに関係し合っていくのかについてまとめました。

今回の図解表現は、3つの関係の他にも必要な要素が登場するため、少し複雑なものに。
そのため、「誰が見ても同じことを感じられる分かりやすい図解」にするのには、やや時間がかかりました…!

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今日の記事では、私が制作した図解の制作プロセスについてお届けします!

誰が見ても同じことを理解してもらうためには、誰よりも内容を理解しないといけない

まずは、東急さまとのミーティングで、丁寧に情報のすり合わせを行いました。

事前にテキストや資料もいただいておりましたが、それだけではなく口頭でもすり合わせを行うことにより、理解が浅い箇所についてはその場で聞くことができました。
図解をつくる上で、伝える情報については誰よりも理解しておくのは最低条件なのです。

少しでも「ここはどういうことだろう? 」と疑問に思うことは先方と一緒に、また社内でも十分に話し合い、早くに解決していきました。

疑問点を解消したら、次に単語を抽出して関係性を組み立てていきます。
私の場合は付箋に単語を書き、テーブルに貼り付けながら考えました。

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はじめから紙やiPadを使って図解を描いていくのもよいですが、無駄な要素が入ったり、伝える内容がブレたりしないよう、まずは必要最低限な単語だけで伝えられるレベルで組み立てていく

この単語はここにある方がいいか? それとも関係性が薄いからもう少し離れたところに置くのがよいか? 何度もペタペタと貼ったり、剥がしたりしながら考えていきます。
付箋は簡単に貼ったり剥がしたりできるのでおすすめです!

単語だけの関係性がある程度組み立てられたら、紙やiPadに「一枚の図」として、ラフを考えはじめます。
この時は、キーワード、あるいは文章と簡単な矢印で描いていきます。
正直、ラフを描きはじめると、着色やイラスト化へと気持ちが向いてしまうこともありました。しかし、途中で無駄な要素や考えが入ってしまわないよう、そこを考えたい気持ちはぐっとこらえます。

伝えるべき内容がブレてしまわないよう、目の前の工程に集中して向き合うことを意識しました。

人間がもっとも分かりやすいと感じられるのは、シンプルなもの

例えばピクトグラムやアイコン、標識も、複雑ではなくシンプルだからこそ、誰が見ても共通の理解をすることができます。
同時に、制作する上で最も難しいのもまた、シンプルなものなのです。

これは、以前News Picksが主催するNew Schoolで、「ビジュアルシンキング講座」を受講した際に、講師の櫻田潤さんから学んだことです。今回の制作に当たっては、師匠である櫻田さんのことばを常に頭に置き、制作に向き合いました。

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先にも書きましたが、情報を分かりやすく伝えるには、内容について誰よりも理解する必要があります。さらに情報を厳選し、最低限の要素で伝えるには、そこからさらに一段深い理解と表現が必要になるのです。

実際に図を描いていく時間より、頭と手を動かして内容を深く、噛み砕いていく時間の方が遥かにかかる。櫻田さんもおっしゃっていたことですが、今回の制作を通して、身に染みました。


ラフが完成したら、イラスト化・彩色を施し、細かい調整をして完成です。

これからの時代に必要になるからこそ、ラブソルはビジュアル化を続けていきたい

今回、WEBサイトの中で、関係性の複雑な事柄を表現するために図解を制作しました。

以前に比べ、世界は多様化してきました。
例えば、私は現役大学生ですが、日本の、それも地方の大学に行ってもさまざまな国の生徒がいます。
彼らと交流するには、言語だけでは伝わらないことも多くあります。感情や雰囲気は、言語よりイラストやビジュアル表現の方がうまく伝わることも。

今後、私たちはさらに多くの国の人、さまざまな背景を持つ人たちと関わっていくと考えられています。テキストや会話のコミュニケーションだけでは交流しきれない、表現しきれないことを、ラブソルはビジュアルの力も使って表現していきたいと考えていきます。

引き続き企業さまの構想や、ビジョン、時にはサービスをビジュアルで表現するお仕事を続けていきます。


野元 萌乃佳 SNS...Twitter

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<ラブソルへのお仕事依頼はこちらから>


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