見出し画像

「自分でやった方が早い」幻想から抜け出すために @yuka_lab12

「任せる」ことって、得意ですか?

どちらかといえば、得意かな。でも、自信ないな…。
社会人歴20年を超えてもこんな感じです、ラブソル代表のゆかです。

こちらは、米ギャラップ社が開発した人の強みを34の資質に分けて、診断を受けると順番をつけてくれる「ストレングスファインダー」についてのつぶやきです。

認定ストレングスコーチのりょうじさんが、資質の一つ「アレンジ」について語ってくれています。

私は6番目の資質として持っている「アレンジ」は一般的な解説では、組み合わせ上手・同時並行が得意な資質とされています。

さらに、私の34の強みすべてを把握しているりょうじさんは、私のことをこんな風に表現していました。

ゆかさんは、いつの間にかまわりの人を巻き込んでいくので、近くにいると、気がついたら"アレ、なんか自分がやることになってる"なんてことも(笑)

やっぱり、只者じゃない(笑)見抜かれている感じがたまりません…!

なるほど、自分では上手に任せているとは思えていないけれど、上手に仕事を渡すことはできているみたいです。

りょうじさんは、私が最も信頼するストレングスコーチのお一人です。
ストレングスファインダーを受けたものの、いまいち活用法がわからないと困っている方がいたら、いつもりょうじさんの読み解きを受けることをおすすめしています。

お申し込みはぜひ、こちらの「弊社制作」のオフィシャルサイトから!(PR)

「自分でやった方が早い病」に侵される前に

上位に持つさまざまな資質との組み合わせにより、いろんなかたちで発揮される人の「才能」の絶妙さ。
私にはその違いが美しく感じられて、とてもとても愛おしいです。

こんな風に思うのも、一人ひとりの個性や違いに目を向ける「個別化」という資質を持っているからかもしれません。

冒頭で、「任せる」ことは得意ですか? と、問いました。

それもこれも、最近社内でHOTワードになりつつあるから。
まだまだ小さな組織ですが、それでもじわじわとチームを形成しつつあるラブソル。
これまでのように、ある分野に長けた人が徹底的に手を動かし結果を出していくスタイルから脱却しつつあります

とはいえ、「仕事を任せるのが苦手」という人は一定数いると思います。
私のビジネスパートナー、ラブソルではノベルティ事業を担当しているみかは、まさにこれが苦手なのだそう。

そのため、今こちらを読んでいるそうです。おお、まさにな本!

解説文が身につまされるので、抜粋しておきます…。

「まわりの人への任せ方がわからない」「いい仕事があがってこないから任せたくない」「教える時間がないから自分でやる」―。
これが「自分でやった方が早い」という病。
病が悪化すると、待っているのは“孤独な成功者”姿。
「お金はあるが、つねに忙しくて、まわりに人がいない」「仕事の成功を一緒に喜ぶ仲間がいない」。
それは本当に「幸せ」なのか?

待っている未来の姿が、切なすぎますよね。
ラブソルも、もちろんこうはなりたくない。望んでくださるお客さまのためにも、小さくまとまっている場合でもない!

人に仕事を任せたいと思っていながらも、実際にはできていない理由。ほとんど次の2つに集約されるのではないでしょうか。

・ 任せられる人材が(育って)いない
自分でやってしまうほうが早い

うんうん。わかるよ。
でもこれを理由に、自分でやり続けていたらループしていくよね。でも、やっちゃうんだ…。

ここで必要なのは、「仕事を手放す勇気」と「任せるスキル」だと私は考えています。

ちなみに、私が「仕事を手放す勇気」を持つことができたのは、出産を経験したからです。
産後、職場に復帰してから「仕事で自分の代わりはいても、母親の代わりはいない」ことをつくづくと実感させられました。

環境の変化でも、本を読むでもいい。
勇気を出して正しい方向に導くことができたら、いいことしか起きない「任せる」ということをするための勇気、とにかく手に入れましょう…!

「任せる」ためのスキルを身につける!

どちらかというと、身につけやすいのが「任せるスキル」です。これはもうスキルだから、テクニックがあります!

人に仕事を任せるときのポイントは、大きく3つあると思っています。

一つは、「期限」を設けること。
「期限」が明確になることで、仕事に優先順位をつけたり、逆算してすべきことを考えたり、任された側は自分自身でやりかたを工夫することができます。

二つ目は、仕事の目的と、求められている完成度を伝えることです。
何を求められているかが分からないと、任された方は不安になります。
例えば、資料作成を依頼する場合は、誰がどんな目的で使う資料なのか、一番知りたいポイントは何か、あらかじめ伝えることで、認識のズレやり直しいったムダを防ぐことにつながります。

三つ目は、適度に進捗を確認すること
「わからない点や困ったことがあれば、気軽に相談してね」と、ポジティブな雰囲気で伝えるなどして、安心してもらうことが大事です。
話しかけにくい存在になってしまうと、この進捗確認が大変になってしまうんですよね。仮に方向性にずれが生じた場合も、進捗が共有されていれば早めに軌道修正することができます。大事!

また、お仕事とはいえ前向きに取り組めた方がもちろんスピードも出るし、結果にもつながりやすいですよね。
任せた相手のモチベーションを無駄に下げないためにも、その人が何にやりがいを見出すタイプなのかを知っておきたいと思っています。

普段のコミュニケーションのなかでそれを観察しておくのですが、それが得意なタイプも苦手なタイプの人もいますよね。

苦手な方への解決策としては、相手の仕事を「見える化」する方法が有効です。

ラブソルでは、具体的に担当している業務とかかった時間をお互いに把握することを大切にしています
そのために、毎朝Slackに「モーニングノート」というものを全員で書いています。

毎日毎日「モーニングノート」見ていると、メンバーがどの作業でつまずいているのか、どこに苦手意識をもっているのかが見えてきます。

私は、過去の経験から「自分でやった方が早い」は幻想だと思っています。

人は自分の能力は高く見積り、人の能力は低く見積もるもの。
たとえ今は私の方が早いとしても、時間の経過とともに変わるかもしれない。
単純に、一人でやるよりチームでやった方が早いことの方が多い。

理由はいくらでも思い付きます。

それでも時々、「こんなんじゃ任せられない!」なんて思ってしまうこともあります。
本当に私って、なんて傲慢なんだろう。ヤダヤダ。

みんなで、早く、遠くへ行く。
忘れたくないんです。間違いなく、これが私の夢だから。

***

柴山 由香▶︎SNS...Twitter / note

<ラブソルへのお仕事依頼についてはこちら>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?