見出し画像

その距離、約1000キロ! 熊本の企業 総合プラントさまとの出会いは、たったひとつのクリエイティブがつないでくれた

私たちは、東京・恵比寿にあるコンテンツ制作会社、LA BOUSSOLE(ラブソル)です。日々お客さまと向き合って、ものづくりをしたり、WEBサイトやロゴデザイン、動画や記事制作とさまざまなコンテンツをつくっています。

自分たちがつくったクリエイティブを見てくださった方が、印刷してオフィスのデスクに飾ってくれる。
持ち歩いて、会う人会う人に「これをやりたいんだ!」と伝えてくれる。

しかも、お相手は熊本にある企業の方。

東京で働く私たちにとって、もしかしたら、一生出会えなかったかもしれない人たちです。
これまでも、お仕事でデザインをしたり、ライティングをしたりと経験を重ねてきましたが、こんなことがあるなんて!

つくったものが、誰かに届く。
一緒にお仕事したいとご依頼をいただく。

もしかしたら世界のあちこちで日々、起こっているかもしれないことですが、奇跡のように思えるそのつながりにも、「必然性」があるのかもしれません。
では、熊本の総合人材サービス事業会社 総合プラントさまと、私が働く会社 ラブソルとの出会いには、どんな必然があったのか。

一つのプロジェクトをご一緒し終えた今、出会いの場となったTwitterを使ったラジオで、プロジェクトのアートディレクターを担当したラブソルの小野寺が、総合プラントの久保さん、佐藤さんとお話ししました!

本記事は、ラブソルの公式ラジオ「ラブラジ」の内容をもとに再構成しました。アーカイブはこちらからお聴きいただけます。

左:株式会社総合プラント 人材開発事業部広報企画課 課長 久保 豊さん
右:同 主任 佐藤 葵さん

久保豊(くぼ・ゆたか)
株式会社総合プラント人材開発事業部広報企画課課長。会社PRを行う広報および派遣領域の人材募集のチームをまとめている。好奇心旺盛で気になったことはとりあえずやってみる。最近の頭の中はNFTとメタバースとシンギュラリティ。

佐藤葵(さとう・あおい)
株式会社総合プラント人材開発事業部広報企画課主任。会社PRや派遣領域の求人原稿作成・広告出稿、LINEを使った集客を行っている。迷う時間があればとりあえずわくわく感じることをやってみる。「自分の機嫌はじぶんで取る」がモットーです。(笑)

わたしたちの出会いは、Twitter! クリエイティブがつなげてくれたご縁

小野寺:お仕事をご一緒した後、こんな風にクライアントさまとお話しできるなんて、本当に幸せだなと感じています。私たちラブソルと総合プラントさまとの出会いは、なんとTwitterだったんですよね。

久保:そうなんですよ! 業務に生かそうとLINEさんのイベントを試聴していたら、ふと流れてきた「ビジュアルレポート」に釘付けになってしまって

小野寺:それはもう、すごくありがたいことです…。LINEさんが主催されているイベントで、各セッションの内容をテキストとビジュアルを使ってまとめる「ビジュアルレポート」の制作を、数年間に渡って担当させていただいています。そもそも「ビジュアルレポート」というものが新しいものですし、毎回、LINEさんと一緒に試行錯誤しながらつくっていて。それが、熊本の久保さんに届いたんですよね…!

久保:はい、思わず個人的なTwitterアカウントでつぶやいてしまって。

小野寺:Twitterで反応をいただいて、「今度ぜひお問合せさせてください」と仰ってくださって。でも、まさか本当にご依頼が来るとは思っていなくて…。実際にお問合わせがきた時は、社内が沸いたんですよ! ものすごく嬉しかったことを覚えています。

久保:おおーそうだったんですね。僕はもう、ビジュアルレポートを見て感動してしまって。

佐藤:実は私も、そのイベントに参加していたんです。久保ともども、ラブソルさんのビジュアルレポートにすごく感動してしまって。「これはどこの会社が制作しているんだろうね?」と話していたんです。その後の久保のリサーチが凄まじく、翌日にはラブソルさんが制作していると特定していました(笑)

小野寺:すごい(笑)!

佐藤:ダウンロードして出力したビジュアルレポートを、デスクマットの下に大事そうに敷かれていたので、本気だなと思いながら見ていました(笑)私も、何かで関われたらいいなと思っていて。

小野寺:きっと、ビジュアルレポートの制作を依頼したことってないですよね。元々、弊社でつくり出した名称ですし、手法としても、WEBサイトや広告のようにわかりやすいものではないですし。ご依頼いただく時、何かしら「えいや」と踏み切る気持ちがあったのではないかなと想像しているのですが…。どんな思いでお問合わせくださったのですか?

久保:僕はもう、感動してしまっていたから。ダウンロードして出力したものを常に持ち歩いて、社内外問わず「これをやってみたい」と伝えていたんです。

小野寺:うわぁ、嬉しい…。

久保:私たちの方こそ、ラブソルさんでつくってもらうことはできるのかなと思っていたんですよ。LINEさんのような大きな企業さんの案件をされていたので、地方の一企業の我々が、お仕事を受けてもらえるのかな、なんて。

佐藤:私たちみたいな地方の中小企業が、デザインを受けてもらえるのかな? とは思っていましたね。

小野寺:そんなそんな。本当に嬉しかったです。しかも、ご依頼いただいたのが、熊本県の中学校で配布される職業紹介の冊子に掲載されるもので…! これまでも、何年かに渡って発行されてきたものなんですよね。ビジュアルレポートの手法を使うことで、より興味を持ってもらえるんじゃないかということでご依頼いただいて
これまでのものをガラリと変えてしまうのはどうなのかなという不安はあったのですが、お二人がラブソルを信じてお任せしてくださって…。

久保:一つも心配なく、ただ楽しみでした。実際、出来上がったものを見ても、すごくよくて。

小野寺:嬉しいです…、本当にありがとうございます。

今回制作した職業紹介冊子に掲載される総合プラントさまのページ

「信頼」がチームづくりの秘訣、得意を伸ばせる環境を

小野寺:実は私も、前職が人材業界でして。 営業職として、テレアポをしたり、飛び込み営業や求職者の方と面談をしたりしていたんです。

久保・佐藤:えぇ! そうなんですか!

小野寺:そうなんです。だから、お二人もこういうことをしているのかな、と想像をしていました。総合プラントさんは、人材といっても幅広く事業をされているのですよね?

久保:そうですね! 佐藤さん。

佐藤:はい(笑)。人材といっても、本当に幅広いです。人材を軸にはしていますが、そこから派生して教育だったり、請負、アパレル業などもやっています。

小野寺:お二人はその中で、人材開発事業部というところの広報企画課ですよね。実際、どのようなことをされているのですか?

久保:大きく分けて、広報と集客というところがあります。広報は、一般の方や企業さんに向けて、弊社がどのような企業かというのをプレスリリースを使ったり、地元雑誌の記事を構成したりして伝えています。集客に関しては、さまざまな求人媒体を扱って、いかに見てもらって伝えるか。WEBサイトや紙媒体、LINEなども工夫して使っています。新しいものにも飛びついたりしながら…。

小野寺:すごく幅広いですね…! 私が以前勤めていた会社でも、求職者に向けた広告を打つなどはしていたのですが、今はあらゆるサービスがありますよね。チャネルも多すぎるくらいある中、それらを把握して対応していくというのは凄まじいなと感じました

久保:凄まじいです。

佐藤:おっしゃる通りです(笑)。

小野寺:ビジュアルレポートの制作にあたって、お二人の似顔絵も制作させていただきました。私たちは似顔絵を描くとき、オフのお写真も提供いただいたり、性格や趣味などもお聞きして、お人柄も表現できるよう制作しています。

久保:そこまで! すごく考えてつくられているのですね。

小野寺:似顔絵制作の際にお伺いしたメモには、久保さんは「怒らない、優しい、知識が豊富」などと書かれていました。

久保:これは、佐藤さんが書いてくれました。僕は、会社では滅多に怒らないですね。

佐藤:本当に温厚な方で、怒りの感情があるのかなと思うくらい(笑)。

小野寺:それは、自分の中でコントロールしているのですか?

久保:うーん…、顔に出にくいのかもしれないですね。でも、やっぱりチームのみんなを信頼して、伸び伸びとやってもらうことが働く上で一番いいことだと思っています。最終的な成果にもつながるんじゃないかな。

小野寺:確かにそうですよね。私は今、28歳なのですが、チームでプロジェクトを進めたり、制作をする際に同じことを感じます。久保さんがチームをつくったり、率いたりするときに気をつけていることはありますか?

久保:本人の得意な分野を任せ、本人らしく伸び伸びとやってもらうことですかね。もちろん、会社の業務はある程度決まっている中で、個人が成長しながら能力を発揮できるのが理想です。うちは、会社でもみんなよく笑っているので、雰囲気がいいのかな。あとは、判断基準を正しく伝えておくというのは、大切かもしれないです。売上のことや方針などは伝えつつ、そこがきちんと考えられていれば、ある程度自由に提案してもらえたらと思っています。

小野寺:方針さえ共有できていれば、ゴールにたどり着く方法はそれぞれ任せるよ、みたいな。

久保:そうですね。

小野寺:参考になります! 佐藤さんは、「負けず嫌い、行動力はある方だけど、頑固」といただきました。

佐藤:そうですね。他部署の方に頑固だよね、と言われたのですが自覚はなくて(笑)。

小野寺:わかります! 私もよく頑固と言われるのですが、自分ではそう思ったことがあまりなくて。

佐藤:正義感や、自分はこうありたいというのが全面的に出ちゃっているのかもしれません。

小野寺:なるほど…。お二人はなんだかバランスがいいですよね!

久保・佐藤:そうかもしれないですね(笑)。

共通点は、常に新しいものを取り入れ、挑戦する姿勢

佐藤:久保は最近、タッチペンつきの新しいPCになったんです。ラブソルさんのビジュアルレポートに影響されているみたいで、手描きで議事録をとったり

小野寺:ええ、 嬉しい! 久保さんの積極的に挑戦されるところ、本当に素敵です。ちょっと宣伝みたいになってしまうのですが、私たちラブソルは「喫茶ラブソル」というオンラインコミュニティを主催していて、そこで手描きの講座とかもやっているのです。

佐藤:すごい! ちょっと検索してみます。

小野寺:コミュニティを持っているのもラジオをやっているのも、お仕事でつながった方々と、業務が終わったらつながりも終わってしまうというのがなんだか寂しすぎて。

久保:ほうほう。

小野寺:ゆるいつながりでも、つながっていたいなと思っているんです。基本的に、ラブソルのメンバーは、目の前のお客さまを、お客さまである以上に人として尊敬したり、愛おしく思ったりするので…。こうやってお話できるのは、本当に嬉しくて。

佐藤:素敵な考え方ですね。

小野寺:ありがとうございます。いろいろと伺ってきましたが、お二人からラブソルに聞いてみたいことはありますか?

佐藤:あります! 先日、「ラブソルのみなさんが沖縄でお仕事をしていたよ」と久保から聞いたのです。それもTwitterで拝見したそうで(笑)。実は、私も沖縄が大好きで、すごくいいなと思いました。ラブソルのみなさんは、どこにいてもお仕事ができる環境を整えているのですか?

小野寺:そうですね! 実は、東京のオフィスに出社しているメンバーは半分くらいで、残りのメンバーは、基本的にリモートワークです。それも、鹿児島から北海道まで日本全国から。ラブソルを立ち上げたのは柴山と池田という女性二人なのですが、もともと旅行や宝塚が大好きで、フットワークが軽いんです。そのため、コロナ禍のずいぶん前から「どこにいてもお仕事ができるように」という体制を整えてラブソルをつくってきていたんです。

佐藤:うわぁ、すごい。地方でリモートワークをしている仲間は、どのようにして集められたのですか?

小野寺:先ほどの「喫茶ラブソル」というコミュニティからがメインですね!

久保・佐藤:えぇ! コミュニティで?!

小野寺:コミュニティなしでは、今の私たちはつながっていないと言っても過言ではないです。はじめはコミュニティの中で、みんなでデザインやライティングを学んだり、夜な夜なオンラインで雑談したりといったところからスタートしていました。そうすると、もっとやってみたい、これをお仕事としてやってみたいという気持ちが生まれるメンバーもいて。ラブソルでやってみようか、と自然にマッチングしたみたいな感じですね。

佐藤:うわぁ、素敵ですね! 共感できる方と出会えるという点では、コミュニティってすごくいい手段ですよね。

小野寺:そうですね。一緒に働く人を探す上で一番難しいところは、スキルより何より「共感できるかできないか」かなと思っていて。その点、コミュニティメンバーとは、すでに同じ世界観に共感できているので。

佐藤:すごくいい方法ですね。人材や採用に関わる身として、人材に出会う新しい方法として勉強になります!

小野寺:わぁ、嬉しいです。私たちも、総合プラントさんの先進的な取り組みに刺激を受けています! お二人は今後、やっていきたいことや力を入れていきたいことはありますか?

久保:常に新しいことを追いかけて、他社がやっていないことをどんどんやっていきたいです。それこそ、ラブソルさんとビジュアルレポートを制作することも新しいチャレンジでした。技術的に発展していることなどに興味があるので、Web3とかも取り入れて、メタバース空間を使った就職相談会や、職業訓練みたいな。

小野寺:楽しそうですね!  佐藤さんはいかがですか?

佐藤:私はLINE領域を担当しているので、引き続きLINEに注力して、さらに大きく広げていきたいと思っています。

小野寺:私たちも新しいものには興味があるので、またお二人と何かできたら嬉しいです!

佐藤:ありがとうございます。喫茶ラブソルも覗いてみます!

…………………………………………

佐藤さんが興味を持ってくださったオンラインコミュニティ「喫茶ラブソル」では、毎月メンバーの皆さまと一緒にさまざまな企画をしています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
聞き手・バナーデザイン:小野寺 美穂
執筆:野元 萌乃佳
編集:柴山 由香

ビジュアルレポート制作
似顔絵制作:あさの あゆこ
アートディレクター:小野寺 美穂

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?