約300名を集めた大同窓会 『デザ課フィナーレ - みんな、あつまれ、シャンシャンシャン -』 のおはなし
2023年3月18日(土)に東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程(通称デザ課)の大同窓会がYOKOHAMA COAST garage+(横浜)で開催されました。
名付けて『デザ課フィナーレ - みんな、あつまれ、シャンシャンシャン -』。
参加者は約300名、2005年の卒業生から2023年3月で卒業する学生までなんと18学年が集まる会となりました。
デザ課の卒業生であるわたしはそんな大同窓会の企画サイドにいたのですが、イベント開催までの話をまとめます。思い返すと話の発端から開催まで1年ちょいかけたビッグプロジェクト。同窓会でここまでの学年を集めるなんて前代未聞?
これは私の備忘録でもあり、記録を遡って時系列を整理して綴った、長くて熱量のあるおはなしです。
ことの経緯
2022年春、東海大学教養学部に音楽学課程・美術学課程・デザイン学課程を統合させた新・芸術学科が誕生しました。今までは3課程あったものが1つに、つまり現在の在校生を最後に「デザ課」という枠組みがなくなってしまいます。
そんな最中、「卒業して10年になるので、先生を呼んで自分の学年の同窓会をやりたい」とある学年の卒業生から話が上がったそうで、せっかくやるならデザ課がなくなってしまうこの機会にお世話になった教職員の方・直近の卒業生が一同に会す場をつくろうと、わたしのゼミの先生であり恩師の池村明生先生が発起人となり『デザ課の大同窓会=デザ課フィナーレ』の企画が立ち上がりました。(数十人規模の話がまさかの300人規模になるなんて誰も夢にも思わなかったでしょう笑)
デザ課がなくなること・大同窓会をやろうかと思うと、先生から話を聞いたのは大学の卒業制作展をふらりと見に行った帰りに焼き鳥屋でサシ飲みしたとき。2022年1月だったような気がします。
この時は「へー、おもしろそう」と軽く聞いていただけですが、アイデアベースの話が徐々に進化し、会場どうしようか、どんな人たちを巻き込もうか、何を作ろうか、当日のコンテンツはどうしようか、、、
途中から気の知れた仲間も入って段々と具体性が増していき、最終的には18学年を巻き込み、300名規模の大同窓会の開催に発展していったのでした。
(先生が私に相談に乗ってくれたのは、以前みんなで企画した池村先生のサプライズ還暦会が大きく影響しているかもしれません)
大きな流れはこんな感じ
会場探し
会場が決まらないと呼ぶ人数も決まらないと会場を当たりはじめたのは22年6月中旬。
日程は大学行事とかぶらない23年3月18(土)・19(日)・21(祝)のどこかで、当初は150名規模の会場を探していました。
日程については同窓会の翌日は休日が良い!と、18日(土)に決定。
会場探しは都内か横浜にエリアを絞り、教職員も交えた同窓会といえば
ホテルの宴会場だろうと堅い頭であたっていました。
あるとき先生と横浜で呑もうと待ち合わせしたときに「ちょっと気になる会場をさっき覗いてきたんだけど、見に行かない?」と先生。
「え… アポなしで会場覗けるの?w」と驚きを受けつつ、聞くととてもカジュアルで良い感じの会場とのこと。
先生に案内されて閑散とした会場(多分営業時間外)に潜入。
それが、横浜駅東口のアソビルにある「YOKOHAMA COAST garage+」でした。
https://gp.yokohama-coast.com/
新木場にあったクラブageHa(実はわたしアゲハに1度だけ行ったことがある)の運営会社が運営しているだけあり、お堅い感じのないパーティーライクな雰囲気が魅力の会場。ちょっと薄暗い感じもGood!駅チカというロケーションもばっちり。
その後、正式にロケハンを行い(初ロケハン日は9/8)、3/18にYOKOHAMA COAST garage+を貸切利用させてもらうことが決定しました。
会場が決まったことで、人数の規模感も決まりました。
さあ、ここでどんなことをしようか?
基本テーマは”シャンシャンシャン”。
8月に東海大学地域連携センター(わたしの前職)のメンバー、トコラボシスターズ(デザ課出身の世代の異なる5名の女子🐍🐤🐵🐰🦈)を集めたLINEグループが作られ 、まずは先生と先輩のへびさんとわたしの3人でイベントの方針を整理する場が設けられました。
”デザ課フィナーレ・パーティー” を開催するにあたり教職員の方々はもちろん、幅広い世代の卒業生に声かけして世代を超えた交流の場にもなるといいよねとか、誰がキーパーソンになるかなとか色んな話をしました。
帰りに会場も見た気がします。(あやふや)
そして、池村先生が企画テーマを固めました。
この方針整理の場に先生が持参したものがありました。それはA4ペラの学年毎に分類された、デザ課の卒業生の名前がずらりと並んだ先生お手製の一覧名簿。
その名簿には黄色でハイライトされた方がちらほら。
…その方たちこそが、先生が任命した各学年の幹事候補でした。
学生の個性をよく知っている先生だからこそできる人選でした。
学年毎の幹事、大集合!
たくさんの人を巻き込むには?
=学年毎に幹事を立て、幹事経由で参加者集め・情報を発信していく体制を整えました。
9/14、幹事を集めたLINEグループが発足。
この時は私は海外出張でパリにいたのですが(おしゃれ笑)、ホテルのWifiに繋げたらLINEの通知が超・ものすごくて何事かと思うほど。
まずは先生が連絡の取れる幹事をLINEに追加して、さらにその人が別の人を追加して…
あっという間に幹事・関係者が集まり最終的には50名で構成されるグループとなりました。
そして、顔合わせも兼ねた開催趣旨・概要説明等を行う場として10/2に幹事・関係者を集めたキックオフMTGがオンラインで開催されました。
なつかしい顔ぶれはもちろん、お互いはじめましての方(後者の方が圧倒数)もおりましたが、デザ課独特の雰囲気、なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになったことを覚えています。
オンラインでも雰囲気って伝わるんだなあ。
先生より開催趣旨・開催日程の説明、体制案(企画、制作、会計、当日運営、幹事責任者・学年幹事等)が発表され、各幹事には次回MTGまでに学年別の参加希望者数を確認してもらうことになりました。
色んなタスクがあるにせよ、「今回の取り組みを堅苦しく考えずに、遊び心あふれる内容にしていきますので皆さんも楽しんで参加してください。無理をしないようにお願いします。」という先生のコメントの通り、みんなで楽しくコミットする会をめざしました。
そして、翌月に開催されたMTGで参加者希望数を集計した結果、200名を超える参加希望があることがわかり、大同窓会の開催は確実なものとなりました。(最終的には約300名が参加となった!)
幹事の力、すさまじい!
この日を皮切りにさまざまなことが動いていったのです。
集まる人数に限りがある世代もありましたが、その理由は卒業時にスマホ・LINEがなく、同級生と連絡が取れないといったものでした。今となれば当たり前になりましたが、スマホの普及って画期的ですね…
で、当日は何する?
当日に200人を集めるのは良いけれど、会場で何をして盛り上げようか?ステージは贅沢にも2つあります。
会場視察も兼ねて幹事・関係者数名でブレストの場を設けました。
特技を持っている人に登壇しもらい、バンド演奏やらDJライブをするといった余興案も出ましたが、シャンシャンにふさわしいデザ課のみんなが主役的なプログラムがいいよねと、メインステージ用の4つのコンテンツが上がりました。
メインステージは、卒業生も教職員も登壇して会場を盛り上げる場に。
サブステージはメインステージがオンステージのときはライブ映像を投影し、それ以外は「思い出シアター」としてデザ課にまつわる写真をスライドショーで再生することに決定!
後日、池村先生が各ステージプログラムに見合った登壇者をアサインしてくださり(本人への交渉なしで進めるところがさすが笑)、それをもとにステージ構成案と台本を作成しました。
構成・台本はまずはタタキを私が作り、先生とチェックバックし合いながら完成させました。
このあたり本業の経験が生きるところです…
実は一番重要な参加費の集金。
参加費はイベント実費(会場費+制作物等)を想定参加人数で割った金額を算出。過不足ない収支計画を立てました。
集金については各自指定口座に振り込むスタイルでしたが、会計の女神K絵先輩がそつなくこなしてくださり語るほどのことがない!池村先生の還暦会でもその会計能力に大変助けられた・・・
K絵先輩には本番日の受付の責任者も担ってくださり、スムーズな運営を実現いただきました。まさに女神。
参加費振込の案内を参加者に出すにあたり、「イベントの全体骨子を理解している幹事の熱量」と「幹事からの案内のみでイベントへの参加表明をしている参加者の熱量」とでは温度差があるのでは?という懸念があり、このタイミングで発起人の池村先生による『イベント参加者に向けた挨拶動画』を作成し、参加者にURLを共有しました。
大学の校舎(1号館)をバックグラウンドに先生がこの会の開催趣旨を語りかけるエモーショナルなVTRなのですが(BGMはユーミンの『卒業写真』)、開催概要にはじまったかと思えば最終的に参加費振込のお願いをする構成だったため「宗教VTRっぽい」という声をいただき笑いました。
デザ課の本領発揮する制作物
さて、だんだんと本番が近づいてくるわけですが、制作物・会場の演出にも手を抜きません。
ここからがデザ課の本領発揮です!
イベントキービジュアル
清水麻美子先生による、懐かしの出席カード(後述)を活かしたデザイン!出席カードは「参加者名札」にも活用されます。
プログラムスライド
ステージコンテンツといえばステージに投影するスライドがマスト!全4つのプログラムを彩るビジュアルは清水先生がデザインしてくださいました。
ステージスライドってギラギラしたものが多いイメージですが、こういうグラフィカルな表現、素敵だなあ。
参加者名札
全18学年が集うわけですが、10年ぶりくらいに会う人もおり「あなた誰?」となることもあるだろう、名札あったほうが良いよねという話に。せっかくなら当時を思い出すようなアイテムにしたいなと思いついたのが『出席カード』を用いた参加者名札。
これ、授業を受けたという証として授業の最初に配られ、授業終了時に先生に提出するカードです。(今はきっとないだろう)
不正がないように色んな色が存在していましたが、全色コレクションして不正出席を可能にする猛者もいた。
そんな出席カードを使った参加者名札がこちら!
この名札は先生の指示のもと🦈さんが作ってくれました。
学年毎にひとつの箱に丁寧に配され、自分の名札を取ったら名前を消していくスタイルを取っていたので、一目で誰が来てないのかチェックを行うこともできる優れたアイテムでした!参加者には記念にお持ち帰りいただきました。
記念冊子
集まった後も参加者同士のつながりができると良いよね、ということで参加者情報をまとめた冊子を制作。
好きな画像1枚(顔写真や画像など、なんでもOK)
在籍当時の名前
その人を表すハッシュタグ
SNSのID
以上の各人の情報を掲載したステキな冊子です。
こちらも参加者がお帰りいただくときにお渡しした記念品。
制作にあたっては冊子デザインチームを立ち上げ、参加者情報収集〜ページネーション〜入稿データ作成〜納品まで行いました。
これがなかなか波瀾万丈だったので詳細は後ほど。。
当日パンフレット
会場MAPと参加者名簿が載った当日の配布物。
へびさんがちゃちゃっと作ってくれました。さすがです。。
フォトスポット
これは制作物というより、奇跡的に出てきたアイテム。
イベント直前に池村先生から「大学の準備室を掃除してたら、昭和60年度の卒業生がつくった2M以上の幅の大きな大漁旗が出てきました。これを会場のどこかに飾れないか」との連絡が。
こんな歴史的なものがこのタイミングで出てくるなんて偶然とは思えない。笑
会場さんに聞いたら電気レールから吊るしてOKとのことで、背の高い先輩たちが取り付けてくれました。
ただの飾り付けのつもりが、当日はフォトスポットに転じ大人気でした。
鯛も喜んでいることでしょう…
凄腕カメラマン
会場の記録撮影はトコラボシスターズの🐤さんにお願いし、当日の設営〜本番〜撤去まで記録撮影していただきました。
🐤さんは結婚式場のカメラマンをしていたプロ!
とってもイキイキとしたシーンを撮っていただき、写真を見返すだけで当時のことを思い出せます。この記事にもたくさん記録写真を使わせてもらってます。
映像制作の神による映像演出
映像といえば我らが小泉先輩。池村先生の還暦会においても素晴らしい映像を作ってくださり、絶大な信頼を寄せております。
事前にこんな映像がほしい、ということは軽くお伝えしておりましたが、ほぼお任せでOP、ED、各プログラムのアタックVTRの制作をお願いしました。
なんと本番の朝まで制作してくださり、イベントに欠かせない華をプラスしていただきました。どんな映像になったかは後述!
思い出シアター
会場に2つあるステージのうちの一方、サブステージでは事前に参加者に提供してもらったデザ課にまつわる写真・動画をスライドショー再生する『思い出シアター』と名付けたコンテンツを用意しました。
参加者に素材提供のお願いをしたところなんと計320のデータが集まりました!
なお、サブステージでは基本は思い出シアターを上映していましたが、メインステージでプログラムが行われているときはステージ映像が投影されるような環境を作っておりました。
サブステージ関連の映像機材のセッティング、思い出シアター⇄メインステージ投影のスイッチングはフリートの古里さんにお願いしました。本業でお世話になっているZoom配信のプロフェッショナルの方です。
メインステージの映像は、ステージ前の照明バトンに定点カメラを設置いただき、サブステージにその様子を写しておりました。
また、古里さんにはフリーに動いていただき、談笑の様子等、会場の全体のムービー撮影をお願いしました。
波瀾万丈!鬼の入稿データ作成
制作物の中でも特に難航したのが記念冊子。参加者の情報収集から入稿に至るまで色んなドラマがありました。
情報の回収にはGoogleフォームを使用し、学年別にフォームを作成しました。テキストの他に画像も回収しなければならなかったわけですが、この画像回収をどうするか頭を悩ませた、、、
回収率を上げるためにも回答者には最小限のストレスにしたいところ。スマホで提出できて、なおかつ回収後の画像と回答者が紐付けができる方法を模索しました。
(スマホで画像をアップロードしてもらうことは容易ですが、その画像が誰が上げたのかわかるようにするのが今回の肝。)
担当のM屋くんと夜間MTG。Googleフォームには画像投稿機能もあるのですが、アップロードにはgoogleアカウントが必要で、ユニバーサルではない。googleDriveやらOneDriveやら何やらあらゆる方法を検討した結果、Dropboxの画像アップロード機能が優れていることが判明!
スマホでアップできるし、画像をアップロードする際に画像名を付け加える(=アップロード者の名前を入れてもらえる)ことができるのである!
この、”スマホで画像をアップロードをしても誰が上げたかがわかる”仕組みづくりができたおかげで、情報回収後もスムーズに制作をすることができました。Dropboxおすすめです。
1/15(日)に情報提出の締め切りを設けていましたが、1/6時点で回答数が32名という絶望的な提出状況で一時は制作がなくなるのではないかと思いましたが(笑)、各幹事からの催促も助け、最終的にはほぼ全員に提出いただきました(デザ課特有の締切ギリまで粘るやつ?)。制作チームも驚きの回収率でした。提出率を学年毎に比較提示すると提出率がアップしてかなり効果的です◎
あとは集まった280名分の情報を鬼の流し込み作業を行ったわけですが、M屋くんと分担してほぼ無の境地でひたすらデザインフォーマットへのコピペ作業にあたりました。
そして、予定通りに入稿!
…のハズが入稿直前に大きな事件が!!!
プリントパックでの入稿を考えていたのですが、紙不足により128p以上の冊子は受け付けられないとの連絡が....(既に132p超えの大作になっていた)
これが3月に入ってからの判明事項だったので非常に焦った。本番日は2週間後。
業界最安値のプリントパックと同等の価格帯の制作会社は存在せず、大慌てで予算を調整し、ページ数・予算に見合う最安の入稿先を探し出しました。
さらにいうとプリントパックの入稿フォーマット「A5見開き」に準じて入稿データを作成していたのですが、新たな入稿先では見開きの状態ではなく片面ずつのPDFにしなければならないという試練まで襲い掛かかる始末。
最後の最後まで制作チームと一致団結して入稿データをFIXさせ、事なきを得ました!しかし本当にドキドキの制作劇でした。
今は当時ほどではないかもですが、制作ディレクションされてる方、これから先何があるかわからないので制作が決定している目先の印刷物関係は紙を確保した方が良いですぞ!
…と、さまざまな制作物があったのですが、お気づきだろうか… ほぼ全て内製しています(サブステージのスイッチング・ムービー撮影のみ外注)。
もちろんそこには協力体制が欠かせないのですが、まさにみんなで作り上げたイベントなのです。
ついに迎えた当日
準備8割・本番2割とはよく言ったものですが、長い熟成期間を経てついに2023年3月18日を迎えました。待ちに待った本番日!
そんな私は朝からソワソワする訳でもなく、ステージコンテンツで一緒に話を進めていた先輩方と全体の集合時間より少し早めに集合しておいしいクレープをごちそうになっていました(笑)。意外に緊張しない体質です。
さて… 糖分を摂取して気合いMAX!13時、会場入り。
イベントスタートは14時ですが幹事及び関係者は1時間早く集まり、開場に向けて準備にあたりました。
なお、参加者に案内している開催時間は14:00(受付開始13:30)〜19:00。入退場自由とし、参加しやすい形にしていました。
実は関係者はこのタイミングが初めての対面での顔合わせ。(ここまでずっとオンラインでのやりとり。それでここまで来れるってすごいなあ。)まずはオリエンテーションも兼ねた顔合わせ会を設けました。
もちろん皆さんぶっつけ本番なところもあるので間違っても大丈夫!それも含めて楽しみましょう!!というスタンスが今回のイベントです。
顔合わせが終わり、大きく、受付担当・会場設営担当・ステージ担当に分かれ各々の担当者が音頭を取って準備にあたりました。1時間という限られたセッティング時間の中でしたが、会場の熱量が徐々に上がっていくのが分かります!
※わたしはステージ担当でしたので、ここからはステージ寄りのお話しとなります。
会場からはフロア担当さん、バーカウンタースタッフの他、ステージ付きのオペレーターが2名ついて下さいました。
リハーサルではオペさんと一緒に、事前に共有していた進行台本(人の動きやスライド表示のタイミングが記されたもの)をベースにハショリながら人の出ハケの確認、場面転換や照明、VTR、スライド出しのタイミングをここで擦り合わせました。
本番中、密なやりとりが必要なメンバーとはトランシーバーでやりとりしました。ADとして協力してくださった先輩方がおり、ステージ進行はかなり心強い状態でありました。(同窓会でもシーバーつけるとは光栄です…笑)
なんだかんだで、リハ時間は30分程度しかなかったのですが、オープン前になんとか終わり、ホッと一安心!
まもなくスタートの14時。受付自体は13:30からスタートし、開場までは参加者には別のエリアで待機していただいていました。
シーバーでメインステージエリアに来場者を集めてほしい旨を発報し、客入れ開始!
直前までステージにベタ付きだったので受付の様子が分からなかったのですが開けてみてびっくり。一瞬にして会場が賑わいました。
ほんとにみんな来てくれたんだ!
■ Stage1 welcome FINALE
いよいよプログラムの開幕です!
OP VTR
プログラムの幕開けは、OP VTR!
OPはa-haのTake On MeのPVのパロディをベースとした、開催趣旨と思い出の写真が凝縮されたムービーです。
Take On MeのPVといえば、コミックと現実世界のコラボレーションが秀逸ですが、PVに沿ってうまいこと先生方の顔をスケッチしたり、写真をコミック風にエディットしていて、小泉先輩のクリエイティブの凄みを感じる一本。
この動画を事前に見せてもらったときに大爆笑しました。。
OP終わりでMC登場!
イベントの趣旨説明をはじめ、プログラム説明、名札や記念冊子等に触れていただきました。
『乾杯の音頭は我らが誇る、その昔、先生方にお世話をかけたこの3名です。 …』
MCの繋ぎで、乾杯挨拶へ!
乾杯挨拶〜写真撮影
わたしが用意した台本初稿に池村先生が書き加えた「お世話をかけた」にツボりました、3名による乾杯挨拶。
乾杯後、3名にはトークで盛り上げてもらいました。
そして、ステージからカメラを向けて記念撮影!パシャリ。
少し間を置いて、次のプログラムへ。
■ Stage2 ボクらの時代 -あのときのあれは?-
Stage2はデザ課の先生方にサプライズでステージにご登壇いただき、 ゆかりのある卒業生数名が囲み対談をしていただくプログラム。
プログラムは全部で2回・各20分。さて、どんな対談が繰り広げられるのでしょうか?
Part1 「あのとき、先生は何を伝えたかったのですか?」
最初の対談チームは卒業生2名と富田先生、清水先生の計4名。
先生をお呼びする前に、その先生はどんな先生なのか・どんなストーリーがあるのか簡単に紹介していただき、参加者のわくわく感を醸成していただきました。
※お呼びする先生には事前に話をしておらず、完全にサプライズです。
『では、ご登壇いただく先生をお呼びください!』のMCの掛け声で、先生呼び出し。
『せーの、大曲先生ー!』
ステージに上がっていただいたのは大曲龍太郎先生。
大曲先生はビジュアルデザイン、グラフィックデザインを中心に、43年間もデザイン学課程の授業を担当。東海大学のロゴマークである「Tウェーブ」も大曲先生のデザイン実績です。
対談内容は各グループにお任せしていたのですが、このグループでは次から次へと質問を投げかける「大曲先生への50の質問」、先生からありがたいお言葉をいただく「大曲先生のお言葉」を中心に構成されていました。
これは余談ですが、このグループでは対談内容のブレストにmiroを使っており、おおお… これが今のクリエイティブの共有の仕方なのかと… 大変勉強になりました。
Part2「なぜ、あんな真剣に怒れたのですか?」
次は卒業生3名による対談プログラム。
(既にタイトルからこれから呼ばれる先生の想像がつきます)
先生にまつわるストーリーを対談チームにお話しいただいた後に呼ばれたのは
『戸谷先生ー!』
戸谷毅史先生は、大曲先生と同様に東海大の芸術学科産業芸術課程(デザ課の前身)の卒業生。インダストリアルデザインやプロダクトデザインを専門に、30年以上もの長きに渡り、専任の教員としてデザ課の学生を指導してくれた名物先生。
一方で、怒るといえば戸谷先生。わたしも怒られた記憶があります。笑
ただし、それは教え子への愛!(だと思う!)
プロダクトデザインコースを受講していた元学生による、「怒られグラフ」とその「怒られ実績」をベースにした対談進行。
怒られ経験のある他の方にも登壇いただき、大いに盛り上がりました。
教え子と先生の久しぶりの再会&トークが繰り広げられたStage2。あたたかな雰囲気に包まれながら、終了!
■ Stage3 ご挨拶いただけますか?
このステージでは、懐かしい顔ぶれの卒業生や、教職員の方々にご登壇いただき近況やデザ課の思い出話を語っていただきました。全4パート、各10分のプログラムです。
Part1 「まとめるのは大変でしたか?」
まずは、今回イベントの各学年の幹事4名にご登壇いただき、幹事の苦労話や裏話をお話しいただきました。
Part2 「おひさしぶりです、お世話になりました。」
続いて教職員の方にご登壇いただき、デザ課の思い出話や最近のことについて語っていただきました。
Part3 「せっかくだからPRタイム!!」
こちらは挙手でステージに上がっていただき好きなこと喋れるフリーステージ。自分の活動を紹介する方や、経営している飲食店をアピールされる方が登場しました。
私もすかさず挙手して登壇!超重要な情報、飲み放題があと10分で終了しますアナウンス。笑
そして、フリートの古里さんに(半ば強引に)ご登壇いただき、レーサーとしての活動をお話しいただきました。Zoom配信のプロフェッショナルでありつつ、レーシングドライバーというなかなか面白い方です。↓
https://tattered-pond-3fe.notion.site/571aba5c993c48629607a2c0392edd92
Part4 「これからはどうなるの?」
最後に、これからの芸術学科を引き継ぐ先生方にご登壇いただきました。
これからの芸術学科がどのような形で引き継がれていくのか、お話しいただきました。
決して無くなるのではなく、新しく生まれ変わる「芸術学科」!今後が楽しみです。
■ Stage FINAL みんな、あつまれ、シャンシャンシャン!
間延びしないかなと若干心配していた5時間ですが、実際はあっという間!閉会まで残り30分となりました。いよいよクライマックスです。
締めくくり挨拶
発起人の池村先生より締めくくりのご挨拶をいただきました。
この会を企画したきっかけや、ことの経緯について、今後の芸術学科について締めくくりにふさわしいお話しをいただきました。なんだかしんみり。
そして、池村先生のフリでED VTRがー
ED VTR
ユーミンの『やさしさに包まれたなら』をバックに流しながら、テンポ良く各学年の思い出写真と参加者名がエンドロールとして流れるエモーショナルな動画(やはりユーミンは最強)。
そして、小泉先輩にまたしてやられたのですが、最後の方は今日撮ったばかりの準備風景の映像が使用されていました。そして、締めくくりは会場での集合写真。なんと会場で映像編集していただいておりました。やられたあ。。
サプライズ
ED VTRが終わり、『ではここで…』とMC再登場。サプライズを用意するのがイベントの醍醐味!
お世話になった方々にお花をお渡しするサプライズタイムです。
MCの呼びかけで教職員の方々にステージにご登壇いただき、現役のデザ課の学生(当時4年生)より感謝の気持ちを込めて花束が先生方に手渡されました。
サプライズEX
そしてこれで終わるかと思いきや、なんと私が呼び出されてしまいました。。。
ありがたいお言葉とともに、恩師からお花を手渡され感無量でございました。泣いた。
最後にみんなで記念撮影。
シャンシャンシャン!
これにて、イベント閉幕です。
シャンシャンの後
イベントの後、充実感あふれる余韻がしばらく続いておりました。ほんとうに長い間!
方々から、とても素敵な会だった、参加してよかったという声を聞き、ほっとしました。
参加表明をしていたけれど、都合がつかず欠席となってしまった方には後日記念冊子の郵送を行い、フォローアップ。支払い関係も終わり、最後に幹事に向けて池村先生より収支報告が行われました。
ほぼトントンで精算が完了し、プロジェクトは無事に収まりました。祝!
2022年1月から1年以上かけて実現したこのイベント、みんなの協力がなければ実現しないものでした。お互いを補いながら進めることができる素晴らしいプロジェクト体制で取り組むことができ、デザ課のクリエイティブ力と底力を実感した日々でした。
改めてカウントすると、幹事MTGはキックオフもあわせると全5回。全てオンラインで実施し、この最低限のMTG回数で実現したこともすごいこと。。
今回も楽しいイベントに関わることができて光栄でした。
池村先生のプロデュース力にはいつも頭が上がりません!
わたしはデザ課を卒業しつつも、デザインの仕事をしているかというとそうでもなく。とはいえ、デザ課(もとい大学)で学んだことは人生において非常に大きな影響を及ぼしている気がします。
少なくとも、現職のイベント制作会社という道がなければこのイベントのディレクションなんてできなかったとしみじみ思います。
デザ課での日々に感謝を込めて、この記録を終えます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?