見出し画像

「とりあえずやってみるの意識で実践」POLエンジニアチームのユニークな取り組みとは

こんにちは、POL採用担当です。

POLのエンジニア組織では、チームワークを活性化し、生産性を上げるためにさまざまなイベントや取り組みを行っています。

今回は、そんなユニークなイベント企画を担当することが多い金丸さんにインタビュー。POL独自の取り組みや、イベントにおける課題、目指す組織像を語っていただきました。

金丸が入社した当時の集合写真。最下列右から2番目が金丸。


POL創業当初からインターンとしてジョイン

ーーまずは、金丸さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

2018年1月、POLにエンジニアインターンとして入りました。それまではTECHCAMPというプログラミングスクールでRuby on Railsを教えていたのですが、受講生に教えるだけでは実務経験が積めません。またRuby on Railsは便利な反面、裏にあるしくみがよく分からなくて。もっとほかの言語にも触れたいと考え、Javaができるインターン先を探していました。そこでたまたまWantedlyで見つけたのがPOLだったのです。

2019年3月には、大学院生のまま正社員に。週4日はPOLにいて、ほかは研究室にいるようなハードな毎日を送っていました。2021年9月に大学院課程を修了。本格的にPOLにジョインしました。

ーー業務内容を教えてください

基本的にはエンジニアとしてプロダクトの開発をしているのですが、一時期はPdMを担当したり、新規事業の立ち上げで研究者さんのヒアリングをしていた時期もありました。現在は、キャリア事業のLabBaseの開発がメインです。ほかにもエンジニア広報やエンジニア採用を兼務しています。イベントについては、エンジニア採用を活発にしていく目的もあって、メインで担当していました。


イベントのきっかけはメンバー内から上がる課題

ーー金丸さんはさまざまなイベントを企画されています。なぜ、イベントを開催しようと考えたのでしょうか?

私が入社当時は、2年目でインターン生が多く、非常にカオスな状態でした。それから少しずつ会社の体制も整ってきましたが昨今のコロナの影響もあってフルリモートに切り替わりました。顔を合わせる機会が減って、ほかのチームのメンバーとのコミュニケーションに課題が生まれていました。

今後、採用活動を活発化し、会社の規模を拡大していくためにも、コミュニケーションを活性化させることは必須です。また、イベントを行うことは、それ自体が会社の魅力として発信できます。特に社外の参加者も募るイベントをすれば、社内の刺激になるだけでなく、その魅力を感じたメンバーの入社にもつながるかもしれません。社外にPOLらしさを発信するためにも、積極的なイベント開催をすることにしました。

ー具体的な取り組みについて教えてください。

まず、イベント内容を考える前に社員にアンケートを取ります。たとえば、「他部署のプロダクト部メンバーとコミュニケーションが取れているか?」「他部署のプロダクト部メンバーとコミュニケーションは必要か?」といった内容です。

実際に社員に向けて実施したアンケートの一部。

実際次のような意見が上がります。

・プロジェクト間コミュニケーションが多いに越したことは無いが、仕事で必要なコミュニケーション以外をそこまで重視しない人もいると思うので、開発業務に支障が出ない程度にやるのが良いのでは
・技術のコミュニケーションが取れる場や、仕組みは考えたい
・各職能領域の設計に関する議論があまり進んでいない感覚があるので、なんとかしたい気持ちはある
・お困りごと発生時にHELPをあげやすい状態があると良い
などなど

このようなメンバーの意見を聞いた上で、現在の課題を見つけさまざまな施策を実施しています。

取り組みの一部を紹介します。

【スキルアップのための取り組み】

POLは、新しい技術や知見を積極的に取り入れたいエンジニアが多く在籍しています。そこで、スキルアップのための勉強会を適宜開催しています。

・LT会
LT会では、チームメンバーで相談しながら内容を企画しています。そのテーマに合った社内の登壇者を立てるイベントを定期的に開催しています。採用目的も込めて、社外の参加者も募っています。

最近では、週1回社内LT会を実施。昼休みの30分で、持ち回りで発表します。フォーマットはなく、テーマは自由。業務における日頃の学びや、新しく触った技術を共有したりしています。なかには、水平思考を鍛えるために「ウミガメのスープ」をする会もあったりして。自由度が高くていつも面白いですね。

・輪読会
バックエンドの開発言語としてJavaを採用しているため、有志のチームメンバーでEffective Javaの輪読会をしています。
参加メンバーが1項目を読んでまとめてきて、毎週1回ランチを食べながら共有しています。
※詳細はこちら

・アルゴリズムを解く会
毎週金曜日に有志のエンジニアメンバーで集まってAtCorderなどのアルゴリズム問題を解いています。
エンジニアとしてのレベルアップ、新しい言語の習得、チーム間コミュニケーションを生むことを目的として実施しています。
※詳細はこちら

これらのスキルアップの取り組みは、チーム間コミュニケーションの活性化にも役立ちます。普段業務で関わらないエンジニアと議論する機会につながります。

【社内コミュニケーション活性化の取り組み】

フルリモートになったこともあって、雑談の機会が減っています。エンジニアチームだけでなく、POLとして、積極的にコミュニケーションの機会を設けています。

・全社夕会
毎週水曜日、全社夕会の後に雑談をする会です。希望者のみが参加する形式です。

・シャッフルランチ
月1回、Zoomのブレイクアウトルームでランダムに分けて、話しながらごはんを食べる会です。こちらも参加は希望者のみです。

・ランダムチーム
採用のスカウトやエラーチェックについては、ランダムチームを結成して活動しています。フルリモートでチーム間のコミュニケーションが薄くなっている今、業務の中でコミュニケーションを取ることで、スキルの向上やチーム間の知見の共有につなげています。

【コミュニケーションツール】

今までは、Discordをメインで活用していましたが、最近はGatherというオンラインビデオ通話スペースを併用して、出社を疑似体験しています。新しい技術が大好きなPOLエンジニアならではですね。

Discordにおいては、基本的には個人の部屋で作業。なにか相談事項があったら、その人の部屋に入っていく形です。

Gatherは、実際にRPGみたいなキャラクターを作成し、近づくと話しかけることができます。Discordにおいても、Gatherにおいても、いつでも相談できる環境なのは変わりません。3月からチーム編成が変わり、現在はGatherをメインで使用しています。

【余談:これまでの取り組み】

・ギルド活動
前期までは、毎週木曜午後を自分のやりたいことに使う、Googleの20%ルールを参考にした取り組みを実施していました。時間をかけて取り組むため、それぞれのスキル向上につながったように思います。

これらのイベントを実施したあとにアンケートを実施し、チーム間のコミュニケーションの点数が上がりました。

エンジニア組織づくりに関する様々な取り組みについて話してくれました。


「とりあえずやってみる」”フッ軽”な考え方はPOLの大きな強み

ーーイベントづくりにおいて心がけていることを教えてください。

まずはやってみることです。CTOのミズノさんも「まずは失敗してから学べば良いよ」というスタンスです。実際に、ギルド活動のようにかなりの時間がかかる取り組み以外は、上長への相談なく、自由に企画して進めていました。
こうやってPDCAを回していく中で、課題も見つかっています。特にエンジニアからは、単なる雑談よりも、技術に特化した意見交換を求めている人が多いです。さらにイベントを充実させていきたいですね。

ーー金丸さんが考える、これから目指したい組織を教えてください。
新しい技術に好奇心を持って取り入れたり、「とりあえずやってみる」の”フッ軽”(フットワークが軽い)な考え方はPOLの強みであり、これからも残していきたい部分です。今後、メンバーが増えていくにつれて、チーム間のコミュニケーションはより大きな課題になると感じています。技術に対して、議論し共有できる場づくりを進めていきたいですね。

エンジニア発信のユニークな取り組みも増やしていきたいです。最近では、「コロナ禍でオフラインで集まるのはどうなの?」「メタバースでオフサイト実施したら面白いのでは?」という代表の加茂とCTOのミズノの意見から、VRでの全社会を実施しました。ヘッドセットがちょっと重たいのですが、まるで隣に人がいるような感覚を楽しめて面白かったですね。メンバーからも大好評でした。

POLは研究領域をターゲットにしている分、情報感度の高いエンジニアが多いです。メンバーがいきいきと働ける環境づくりを進めていきます!


現在、複数の職種にて共に働く仲間を募集中です!カジュアル面談から可能ですので、最初から選考に抵抗あるなという方も是非お気軽にエントリーくださいませ。
(現在は全ての面談 / 選考をオンラインにて実施しています)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?