【新しい働き方LAB】中間報告・最終報告書の書き方のポイント #私の働き方実験

本記事は、新しい働き方LAB 研究員制度に参加した方に向けて、「働き方実験」の中間報告書・最終報告書の書き方のポイントをまとめたものです。

▷ 研究員制度について知りたい方はこちら
▷ 運営母体である「新しい働き方LAB」について知りたい方はこちら

まず、実験レポートの書き方テンプレートでは以下の項目を推奨しています。
こちらの内容を埋めながら書くと整理しやすくなるでしょう。

◆実験の目的と背景
◆検証したいこと
◆活動の概要
◆アウトプット・成果
◆実験の測定方法
◆スケジュール・進め方
◆その他詳細

中間報告書や、最終報告書でのポイントは?

具体的な書き方の説明に入る前に、研究員制度のフィナーレに待つ「アワード」について紹介します。

研究員活動の集大成!「新しい働き方LABアワード」について

研究員制度では、集大成として「新しい働き方アワード」イベントを開催します。
2024年度の4期では、12月に実施予定です。

また、「新しい働き方アワード」の表彰式では、以下の評価基準を基に最終報告書から候補が選出され、表彰されます。

  • 「新しい働き方」の実験者として、新しいことに挑戦している方

  • 実験前後の変化の有無が可視化されており、研究として有用である方

3期で実際に使用した評価基準はこちら。

3期アワード選定における評価基準
  • 自分にとって新しい働き方か

  • 社会にとって新しい働き方か

  • 検証結果が客観的に評価できるか

  • 実験前後の変化が見えるか

上記4項目で5段階の評価採点を行い、170を超える研究報告書の中から、上位5名の方が選出されました。(記事の下部にリンクを掲載しています)
実験noteの書き方に決まりはありませんが、中間報告・最終報告書を書く時に「どうしよう…」と迷ったら、ぜひアワードの評価基準を参考にしてみてください。特に、

【1】「新しい働き方」の実験者として、新しいことに挑戦している
【2】実験前後の変化の有無が可視化されており、研究として有用である

という二点を抑えながら表現することで、読み手にとっても読みごたえのある・有用な報告書になると思います。

なお、時々気にされる方がいらっしゃるのですが…
最終報告書に書く内容として、実験の結果は、必ずしも華々しい成果でなくても良いのです。
アワードの評価基準も、成功した・華々しさ観点で評価しているものではありません。
失敗や、仮説と異なる結果も、一つのかたち。
その報告書の記録がきっと、次の誰かの可能性を広げるきっかけにつながります。

では、どのように書けばよいのか?

では、アワードでの評価基準を基に、中間報告・最終報告書を書く上でのポイントを見ていきましょう。

【1】「新しい働き方」の実験者として、新しいことに挑戦している

実験計画書でも、「実験の目的と背景」を書かれた方も多いかと思います。
まず、実験に取り組むあなた自身のことを書いてみましょう。(実験計画書に詳しく書かれた方は、その紹介リンクでも十分です◎)

なぜ、その実験テーマに取り組もうと考えたか?
そのように考えたご自身の経験や経歴、属性、きっかけやエピソードなどを書きましょう。
そして、実験テーマがいかに現在の自分にとって新しいものか、変化のきっかけになり得そうか?という点を意識してみましょう。

例えば、毎日決まったコワークで仕事をしている研究員の方がいるとします。
「コワークでの仕事を半年間継続すると、仕事の能率に変化は起こるか?」という実験と、「コワークで定期的に違う人に声をかけてみたら、仕事の機会は増えるか?」という事件であれば、後者の方が、実験者自身にとってより新しく、変化のきっかけにつながりそうです。

また、実験テーマが社会にとっても新しいものであれば、他の方にも有用な実験となるかもしれません!
その可能性が感じられる場合は、ぜひ「なぜ、この実験が社会的に新しいと考えるか」という点にも触れてみてください。

計画や実験を進めていく過程で、「もっとこうした方が良い実験になりそうかも…?」と思ったら、ブラッシュアップしていくのもOKですよ◎

【2】実験前後の変化の有無が可視化されており、研究として有用である

特に最終報告書では、実験に取り組んだ結果、その前後でどういう変化があったのかを明確に述べましょう。
繰り返しになりますが、変化の大小は問いません。
「◆実験の測定方法」で計画した測定方法で、客観的なデータや数値として見せられると、より実験の意義が高まります。グラフ等で視覚的に表現するのも◎

中間報告では、実験の経過を書くことで前半の活動の振り返りができますね。
実験に取り組んだことで、内的、感覚的な変化があれば書き添えるのももちろんOK。

書き終えたら…

ぜひ、#新しい働き方LAB #私の働き方実験 というハッシュタグをつけて投稿をしてください。4期のハッシュタグは #新しい働き方LAB4期研究員 です。
研究員slackでの活動報告も、ぜひお待ちしています♪

また、新しい働き方LABの公式Xをメンションいただいたり、上記ハッシュタグを使ってポストしていただければ幸いです。公式SNSでもシェアさせていただきます!

最後に

3期のアワードで受賞された方の最終報告書をご紹介します。
実験noteも、各自様々・自分らしいかたちで表現されています。
いずれも大変興味深い実験報告となっているので、ぜひご覧ください。

4期での実験レポートも、心より楽しみにお待ちしています!

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