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これは手紙なのか


青野佑季さんへ

先日は、誕生日おめでとう。
こっちは桜が満開でした。

誕生日、青野さんはどんな一日を過ごしたんでしょう。
人の誕生日(あと年末年始)の過ごし方ってなぜかちょっと気になります。こういう日のその人は結構その人っぽそうで興味があります。

わたしの方はどう過ごしていたのか、そろそろ忘れてしまいそうなのだけど(誕生日もう来るなの意)誕生日の記憶といえばケーキとプレゼント。
そう特にプレゼントは、クリスマスの時と違って希望を直接申し出ることができるので、安心して楽しみにしていられました。
小さいわたしは誕生日のことを、一年がいつの間にか過ぎると自動的に発生するボーナスステージとしか思っておらず、この時分の認識は少し残念でした。(南の島でセーターしか着られないくらいの残念です。)

わたしの誕生日が夏のお盆休みであることがひとつの原因かもしれません。
毎年お盆には家族の行事があり、周りが慌ただしく、学校もお休みなのでクラスメイトにも会わないというのがまた致命的で(まだこの頃はお家でお誕生日パーティを催す風習はありませんでした。わたしの知る限りでは。)そしてわたしもわたしで、ケーキの満腹感と、新しい所有物を見つめることで充分忙しいものですから、誕生日がなんたるものかを考える暇がなかったんですね。

現在は少し成長をしたので、
青野さんの誕生日を一緒にお祝いできることをわたしは喜びます。

ところで、春生まれって素敵だね。
日本の暦や桜、自然のサイクルと一緒にアップデートされるみたいで心強そうなイメージです。


春の自由律俳句ひとつ

〔 空の植木鉢が目立つ 〕



拉餃



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