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映画「インサイド・ヘッド2」(日本語吹替版)

暑くてどこにも行く気がせず、結局どこにも出かける予定なく夏休みを迎えてしまいました。。
で、唯一できたお出かけ予定が、映画「インサイド・ヘッド2」の劇場鑑賞。
1はレンタルで観てとても面白かったけど、2はいっかなと見送るつもりでした。しかしネットで見かける感想がやたら好評だし、最近のディズニー作品ってレンタルは無くてディズニープラス限定じゃないですか。劇場鑑賞を見逃すとずっと観られないし、せっかくの平日休み割引サービスデーなので観てきました。

ズバリ感想。
良かった。テーマがすごく良くて、こんなに泣けると思わなかった ( T꒳​T)‬
主人公のライリーは13歳になり思春期を迎え、新しい感情が加わる。
シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシ。
失敗して恥ずかしい思いをしたくない、他人にどう思われてるか気になる、誰もが身に覚えのある感情。
そうした感情が原因で人を傷つけたり、自分を好きになれなかったりする…
私のような脆弱メンタルな人間を温かく励ましてくれる作品でした。
あ、メンタル強い人も感動できると思います。
全ての人に、明日を生きるのに大切なことは何かを教えてくれます。オススメ。

映画「インサイド・ヘッド2」公式サイト


以下、ネタバレありの細かい感想になりますのでご注意ください。


1から設定が面白く、それが2にもうまく活かされてると思いました。
幼少時から頭の中にいるヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリが司令室でてんやわんやしながらライリーの感情を操作している。無数の思い出の玉、性格(趣味)の島、それらがライリーの人格を作り上げている。ポジティブなヨロコビに対して、ネガティブなカナシミは避けられがちだが、カナシミあってのヨロコビであり、カナシミはやさしさの源なのだ。
そして13歳になったライリーの脳内司令室に、新しい感情のシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが加わってくる。
様々な経験をしながら成長していけば、失敗や後悔の嫌な思い出、トラウマも残る。失敗したくない、仲間はずれになりたくない、カッコ良く見られたい、、シンパイの種は尽きない。
ネガティブなことを想像すればキリがない、嫌な思い出は消してしまいたい、けれどそれはできない。嫌な思い出やトラウマも抱えながら、今できることをやって最善を尽くすべき。そういうの全部ひっくるめての自分らしさなのだ。
それを教えられて、何だかわからないけど涙がポロポロ溢れ出てしまいました。
小さいお子さん連れや小中学生が多く観に来てたけど、ある程度の年齢以上みんなに刺さる作品であることは間違いない。
1を観ておいたほうがより楽しめるけど、1を観てなくても設定や概要はわかるように作ってくれているので、話にはついていけると思う。オススメです。1もオススメ。

個人的に好きなところ。
ライリーの秘密保管庫にいる彼女のお気に入りアニメキャラやゲームキャラの画質や動きの作りこみの細かさは、その発想も含めてほんとピクサー尊敬します。
ふとした拍子に頭に流れ始めて脳内無限ループするCMソングネタも好き。その他にも笑える小ネタがテンポ良くたくさん散りばめられている。
あと、新登場の感情キャラの中で公表されていない○○○○も絶妙。
吹き替えの声優さんではシンパイの声を多部未華子さんがやっているのをエンドロールで知り、その上手さに驚きました。
ヨロコビの声は1では竹内結子さんでしたが、今回からは小清水亜美さんでしたね。小清水さんのヨロコビ、すごく良かったです。


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