Ginette

昼は額縁屋、夜は女王様の女の備忘録。 文字と美しいものが好物。

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昼は額縁屋、夜は女王様の女の備忘録。 文字と美しいものが好物。

最近の記事

世間と私

ある人がこの世を去った。 左を見ればあの人の温もりが、右を見れば亡骸が。 私はまだ「生きる」事に執着をしているのだろう。 自傷行為もしないし、誰かに依存する訳でもない。 ただ自身の夢と現実との狭間で苦しむ、 その癖が付いたのはいつからだろう。 また持病が増えてしまうな。なんて思いながら MED, Blu, & Madlibの「Drive in」を聴く。 エモラップの人間は悲しくも死と隣り合わせだと 体感的に思う。死なないよと言った彼は静かに亡くなったし、辛そうだったあの人は今

    • 自立心と現状

      皆様、御機嫌よう。Ginetteで御座います。 最近は雨の日や寒い日が沢山ございますね。 桜もそろそろ蕾から花になる。 そんな時期でも御座いましょう。 春になると色々なものが動き出すこの時期。 そしてそれに加えて動き出す感情と起伏。 冬は春となりますが、その冬眠から目を覚ました瞬間の現実というものは酷く現状を見させられます。 また人との別れの季節でも。 それに堪えようとするのが人間たるものです。 そんな私も人間で御座いますから、堪えようとする訳です。ですけれども、私は所謂"生

      • 「花こそ散らめ根さえ枯れめや」

        これは言わずものがであるが、 「秘すれば花なり秘せずは花なるべからず」 とはよく言ったもので、 何を秘めるか、何を上手く少しずつ表現するのが その人間の美しさに繋がると私は大変に思う。 秘密をもつ者こそ妖艶に繋がっていくと言うが、 残念ながら私はまだその”隠し立て”という 言葉を上手く飼育は出来ていない様だ。 面白い本を見たら直ぐ他の人間に伝えてしまうし、 美しい芸術をみたら 自身の分析論を人間に伝えてしまう。 そんな訳で私は今このような媒体で 文字を書き始めた訳だが、 非常

      世間と私