◤028_モノを作って売るだけの時代は終わった!◢
前回までお伝えしてきた【Reduce】
この製品が完成したことで気付かされたことがあります。
それが《モノを作って売る時代は終わった》ということ。
作るストーリーを共有し、
面白さに共感することで作る側となり、
使う側の創費者となることで
「モノ」と新たな人生を過ごす。
昭和、平成は《情報》や《知識》が大きくモノを言う時代だったのに対し、令和は《嗅覚》《触覚》《第六感》が大切だと思うのです。
だからこそ、出来あがった製品だけでなく、材料である革自体に触れられるお店を作っていきたいと思っています。
知識よりもインスピレーション。
情報よりも肌感覚。
経験よりも体感。
革を愛し、材料としての“革”に触れられるお店。
革の素材そのものからは、命の恵みや温もりを感じることができると信じています。
最初は余ってしまった革たちを活かして有効活用したいと思っていた私が、なんとなんと、実は一番《モノを作って売る》という型に囚われていたのだと気付かされたのです。
そんな本質に気づかせてくれた【Reduce】
商品が納品され、一目見た時から「たまげた、なんだこりゃ!」とそんな気持ちだったのですが、ようやくその気持ちが整理でき、今後の方向性がハッキリしました!
素材をつくる人
製品を作る人
それを理解して伝える人...
共感して使う人
モノづくりにおけるこの流れを大切にして、
最終的な使い手に製品の命を委ねること。
そのために、私たちは、実際に革に触れ、体感できる工房、そんなお店を作っていきます。
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