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【デッサン】 -道具編:練り消しゴム-

練り消しゴム

デッサンの必須アイテムである“練り消し”。ちぎって、練って、消す。
たったそれだけの“消す”作業にもいろんな方法があるんです。

今回はそんな練り消しの”消し方”ーーもとい、“描き方”をご紹介します!

練り消しゴムの使い方

もともと消しゴムといえば、“間違ったところを消すための道具”という印象が強いのではないでしょうか。
ですが、デッサンや鉛筆画で使われる“消しごむ“は白い色(地)を描くためにも使うのです。

それはハイライトだったり、柔らかなグラデーションだったり、モチーフの質感だったり。
そういった細やかなニュアンスを表現するのに適しているのが“練り消し”なのです。

細くした練り消しで、線を重ねて消す

まずは、練り消しを尖らせた形で成形し、細い線で消すパターン。
細かい部分のライトを作るのに良く、線を重ねて筆跡のように色味を調整することもできます。

棒状にして転がす

次は棒状にして紙の上で転がす方法です。力の入れ加減や、棒のかたちなどにより、抜け方や色味や変わって、思ってもいない面白い表現ができるかもしれません。

平たくして抑える

練り消しで平たい形を作り、白くしたい部分に合わせてそっと手を動かします。ピンポイントで優しく白く抜きたいところは、そっと力を加減をしながら押さえるようにして抜くことも出来ます。

叩いて白をつくる

丸めた練り消しゴムを紙に向かい、トントンと軽く叩くように当てていきます。あたったところが白く抜けるのですが、柔らかい印象のものになります。ちょっと明るくしたいところを少しずつ調整するのにもおすすめです。

まとめ

ぜひ、みなさんも“画材としての練り消し”をいろいろと試して、新しい表現方法を探ってみてください。


使い方を画像にまとめました!
保存 や印刷して、ご活用ください。

みなさんのデッサンが楽しい時間となりますように。

練り消しゴムの使い方
※2次配布の際は、こちらのnoteを紹介していただき、
保存&印刷していただくよう、お願いいたします。

✳︎ 練り消しゴムはamazonでもお取り扱いがあります。
 描くのに便利なのはケース付きのものです。


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