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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
【100記事以上読み放題・2回/月投稿】 評価・動作分析・徒手療法・運動療法・アスリハ・パフォーマ…
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2022年4月の記事一覧

徒手療法|上肢編(胸郭・肩関節)

メディカルフィットネスでのコンディショニングやスポーツ現場における徒手での対応で、頻回に用いる徒手療法をご紹介します。 徒手療法ではいわゆるリリーステクニックを多用します。 表層筋膜や深層筋膜、筋間、筋と他組織との滑走性を改善する目的でリリースを行います。 特にスポーツ現場においては即効性のあるアプローチが求められ、その手技を持ち合わせていることは重宝されますが、 そもそも即効性がある手技は、即効性がある部位にのみ効果があると考えます。 その部位とは軟部組織であり、周囲

骨盤帯安定化エクササイズ

関節機能を獲得するために単関節筋の機能改善を図り、多関節での制御能力向上を目的として二関節筋の機能改善を図った後に、主動作筋と共同筋との協調的な働きの獲得を目指します。 その協調的な働きをフォースカップルと言い、関節の運動軸を適正化するための働きとなります。 回転運動を起こす場合に、片方に力を加えた時に反対方向に力を加えることで、運動に適切な回転運動となりスムーズな動き、効率的な動きの獲得となります。 特にダイナミックな動きの中で運動を適正化するには、単関節筋の働きだけで