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徒手療法|上肢編(胸郭・肩関節)

メディカルフィットネスでのコンディショニングやスポーツ現場における徒手での対応で、頻回に用いる徒手療法をご紹介します。

徒手療法ではいわゆるリリーステクニックを多用します。
表層筋膜や深層筋膜、筋間、筋と他組織との滑走性を改善する目的でリリースを行います。

特にスポーツ現場においては即効性のあるアプローチが求められ、その手技を持ち合わせていることは重宝されますが、
そもそも即効性がある手技は、即効性がある部位にのみ効果があると考えます。

その部位とは軟部組織であり、周囲組織との滑走性改善にて可動域の改善や筋出力の増大が見込めます。

そして徒手療法を行う上で重要となるのはもちろん評価であり、病態評価に加え、可動性の評価に合わせて組織を短軸上に滑走させ、周囲との滑走性の差異から滑走性の低下を疑いアプローチを行います。

評価技術が重要となりますが、徒手的に組織を触り分けアプローチするためにも触診技術を高めながら研鑽を繰り返す必要があります。

今回は胸郭含む肩関節の可動域改善のための徒手療法をご紹介します。



❶1st 肩関節外旋

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