マガジンのカバー画像

PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
【100記事以上読み放題・2回/月投稿】 評価・動作分析・徒手療法・運動療法・アスリハ・パフォーマ…
¥500 / 月
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

スクワットで股関節を機能させる

股関節を機能させるとは、ほぼ全ての人にとって必要なことではないでしょうか。 1.股関節を屈曲させる構える、動き出す、止まるほとんどの動作で股関節屈曲の重要性が示されており、 これらの動作において股関節が屈曲することで などと言われています。 動作指導の際も といった口頭指示でも、股関節への意識を特に注意して指導しているのではないでしょうか。 股関節が曲がっているかどうかの判断は これらを指標に観察しているのではないでしょうか。 ここで注意しなければいけないのが、

伸展型腰痛の評価・アプローチ

1.始めに伸展型腰痛はその名の通り、伸展動作時に腰部に痛みが出る状態になります。 伸展型腰痛の代表的な疾患名として、椎間関節性疼痛、腰椎分離症が挙げられます。 体幹伸展動作では胸椎伸展、仙骨後傾、股関節伸展動作で成り立つことから、それぞれの機能障害が腰部にストレスを集中させ、痛みを発生させていると考えられます。 このnoteでは伸展型腰痛の代表的疾患の病態、機能評価、アプローチについてご紹介していきます。 2.病態腰椎分離症 育成年代で発症することが多い、腰椎椎間関節

多裂筋とハムストリングス機能改善

体幹-股関節伸展動作において脊柱起立筋、多裂筋、大殿筋、ハムストリングスが働きます。 そのためハムストリングスの肉離れを予防する上で、股関節伸展動作における大殿筋との関係性、また体幹のインナーマッスルである多裂筋との関係性を評価し改善する必要があると考えます。

足関節捻挫のスポーツ復帰に向けたトレーニング

足関節捻挫後、痛みの軽減に伴い十分なトレーニングをせずにスポーツに復帰し、再発を繰り返したり、足関節を代償し他部位にストレスを加えるだけでなく、十分なパフォーマンスを発揮できなくなるケースに多く遭遇します。 今回はスポーツ復帰に向けたトレーニングを中心に足関節捻挫後に獲得したい機能と運動療法からアスリハについて解説していきます。 トレーニングの段階は以下の通り進めていきます。 連動のコントロール(制御) ①重心を動かさない運動|固定トレーニング ②支持基底面内での運動|分